大人の自由研究部
週末、実家を訪ねると、4ヶ月ぶりに会った父は宇宙人になっていた。
父の言葉を借りれば、自分は宇宙に存在するエネルギーの一つなのだとか。
そもそも、人間の細胞というのは約7ヶ月で全て置き換わるそうで。7ヶ月ごとに全く別の物質になると考えると、じゃぁ、生まれてから今日まで置き換わり続けた自分は、何をもって自分と言えるのか。自分という意識はどこに存在するのか。
今のところ、脳の中に自意識を司る部分があるかどうかは解明されていないという。
宇宙と呼ばれる空間のうち、物質(惑星、塵、生命体など)が占めるのは全体のわずか5%。じゃぁ残り95%が何かというと、エネルギーなのだそうで。
究極的に言うと、肉体が物質で、意識はエネルギー…というようなことを言っていたのかもしれないし、全く違うのかもしれない。
約3時間にも及ぶ講釈の最後、父というエネルギーはこう締め括った。
「これを端的に言い表した人がいる。鴨長明だ。『ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。』つまり、そういう事だ。」
大気圏をもの凄い角度でぶち抜いた着地点だった。最初からそれ言えば良くないか?
とはいえ、父がなぜこの課題に取り組んだのか、そこに秘められた想い、願い、祈り。それを知るが故、この壮大な思考の旅が、過程として必要だったのだろうとも理解ができる。
いいじゃん。
学者として誤りのない論文を書くわけじゃない。自由な発想、テーマで、ユニークな仮説を立て、検証して自己満足感を得る。
それはまさに大人の自由研究。
そう。自由研究とは大人にこそ必要な推し活であろう。
という事で、今日ここに大人の自由研究マガジンを設立することにした。←この着地点もおかしいだろ笑
父というエネルギーの波動を受けたようだ。それもまた良し!最近すっかりハマってる自由研究。徒然なるままに紡いでいきたいと思います。
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