Cheap Trick@Budokan Last
チープ・トリック "at 武道館" そしてフェアウェルとなる7年ぶりの日本公演が今秋、行われることになった。
2025年9月29日(月)にグランキューブ大阪。日本武道館で同10月1日(水)に最後のat Budokanとなる。
チープ・トリックは日本での人気が爆発したことから世界的なロックバンドとして羽ばたくことになったことで知られる。
日本武道館の名をより広く知らしめた1978年のライブアルバム『チープ・トリック at 武道館』。これは日本でだけ発売するとの約束で収録されてリリースされたが、本国アメリカが日本から輸入したのだ。
翌79年、アルバムは本国でも発売されて400万枚の大ヒット、チャートでも4位まで上昇した。シングルカットされた「甘い罠(I want you to want me)」も全米ヒットチャート7位を記録した。

そんな彼らにとって思い出深い武道館で日本におけるフェアウェル公演が締めくくられることになる。
ソニーミュージックによると、リック・ニールセンとトム・ピーターソンが1968年に結成したバンドFUSEを母体に、後にロビン・ザンダー、バン・E・カルロスが加わって74年にイリノイ州ロックフォードで結成されて、77年『チープ・トリック』でデビュー。
セカンドアルバム『蒼ざめたハイウェイ』までリリースを果たすも本国ではブレイクとまではいかず。一方、日本では、ビートルズの流れを汲んだ、メロディアスでパワー・ポップ然とした楽曲に加え、イケメン2人と対照的にコミカルなビジュアルの2人というバンド編成も評判を呼んでアイドル的人気を博し、78年4月には早くも日本武道館公演が実現。
これを録音したのが『at 武道館』となったのだ。
和久井光司著「『at 武道館』をつくった男」(アルテスパブリッシング)によると、同ライブアルバム発売から30周年を記念して武道館で行われたチープ・トリックの2008年4月28日のコンサートの中盤で、ギターのリックは「アリガト、ノリオ!」と叫んだという。

チープ・トリックを「見出し」て、世界的なバンドに押し上げた功労者、その音楽プロデューサー野中規雄のキャリアを描いたドキュメンタリー本は次のように書いているーー
「30年前、本格派のロック・ファンからは「日本だけで売れたアイドル・バンド」と揶揄されたチープ・トリックは、その後「パワー・ポップの元祖」として世界的に評価を高め、揺るぎない地位を築いた」。
