トリマー・ペットホテルスタッフが疲弊するペット業界を変えたい。ZEPHYRが目指す持続可能なペットサービス
――犬が好き、だけでは続かない。ペット業界と本気で向き合いたい理由
こんにちは。idog&icat、SIVIなどを運営するZEPHYRの長谷川恭市です。
最近、ペット業界について話していると、よく感じることがあります。
それは、「犬が好き」という気持ちだけでは、業界全体を良くしていくことは難しいということです。
もちろん、犬が好きだからこの仕事を選ぶ。
それ自体はとても素敵なことです。
でも、その想いだけに頼ってしまうと、働く人も、サービスも、そして結果的には犬たちも幸せになれない構造になってしまうことがあります。
今日は、そんなペット業界の現状と、僕たちが目指したい未来についてお話ししたいと思います。

「好き」が支える業界だからこその課題
ペットショップやトリミングサロン、ホテルやしつけ教室。
特に小規模な事業者さんを見ていると、ここ数年で大きな変化が起きています。
閉店したり、人の入れ替わりが激しかったり。
スタッフがなかなか定着しないという話も少なくありません。
背景にあるのは、「犬が好きだから頑張れるよね」という空気です。
これはペット業界に限った話ではありません。
美容業界やエステ、ネイル、保育など、好きなことを仕事にしている業界には共通する課題でもあると思います。
やりがいや夢を原動力にしているからこそ、働く人たちの待遇や環境が後回しになってしまう。
業界全体として、そうした構造は少なからず存在しているように感じています。
働く人が疲弊すると、サービスの質も下がってしまう
僕は、最終的に一番大切なのは、そこを利用してくれるワンちゃんたちだと思っています。
しっかりしつけを受けられること。
安心してケアを受けられること。
落ち着いて休めること。
そのためには、サービスを提供する側が心にも時間にも余裕を持てていることが大前提です。
もし働く人が疲弊していたら、気づけることにも気づけなくなる。
小さな変化に目を向ける余裕がなくなり、サービスの質も少しずつ下がっていく。
そして、その結果として、お客さまにも十分な価値を届けられなくなってしまいます。
だからこそ、事業の構造そのものをきちんと設計することが大事だと思っています。
誰か一人だけが無理をするのではなく、関わる人みんなが持続的に幸せになれる形を作ること。
それが、結果としてワンちゃんの幸せにも繋がっていくと思っています。

情緒価値を生み出すために必要なこと
僕たちは「情緒価値創造」という理念を掲げています。
それは、嬉しい、楽しい、可愛い、幸せといった、人の気持ちが少し上向くような価値を生み出したいという考え方です。
もちろん、それは飼い主さんに対しても同じです。
だからこそ、サービスの質やホスピタリティには徹底的に向き合いたい。
他社との差別化という意味もありますが、それ以上に、「ここなら安心して任せられる」と思ってもらえるブランドでありたいんです。
そのためには、単に預かる、しつけるという機能だけでは足りません。
犬と人、両方の気持ちに寄り添いながら、高い品質で価値を提供していく。
そこに本気で取り組まなければ、ブランドにはならないと思っています。
同じ想いを持つ人とだから、一緒に挑戦できる
今回、一緒に事業を進めているパートナーとも、そこに強く共鳴しています。
犬に対する姿勢。
事業に対する姿勢。
どちらも非常に近い価値観を持っています。
もし、「儲かればいい」「どうせ犬なんだから」という考え方だったら、どれだけ条件が良くても、一緒に仕事をすることはできなかったと思います。
僕たちがやりたいのは、利益だけを追う事業ではありません。
犬と人が、もっと幸せに暮らせる社会を作ること。
そのために、働く人も誇りを持って活躍できる環境を作ること。
そういう未来を目指しているからこそ、一緒に挑戦できる仲間だと思っています。

小さな一歩かもしれない。でも、変化はそこから始まる
僕たちがこれからやろうとしていることは、業界全体から見れば、まだ本当に小さな一歩なのかもしれません。
それでも、最初の一歩がなければ、会社も社会も変わっていきません。
犬と人がより良く共生できる社会を作ること。
そして、そのために働く人たちも、きちんと報われる業界にしていくこと。
理想を語るだけではなく、事業として持続可能な形にしていくこと。
そのチャレンジには、不安もあります。
でも、それ以上に大きな期待があります。
これからも、犬と人、その両方にとって価値のある未来をつくれるよう、一歩ずつ挑戦を続けていきたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
