なぜ作家は失礼なのか
今年の刊行を目標に本を書いている。
いよいよ本気で書き上げないと間に合わない、かつ、作家っぽいことをしてみたいと思って「出版社でのカンヅメ」を経験してきた。

形から入るのが好きなのだ。
ボルダリングを始めた時も、レンタルシューズから始めたらいいのにすぐに数万円の靴を買った。数回で行かなくなってしまい、ボルダリングシューズは物置に鎮座している。
今回もノリでカンヅメさせてもらったのだが、編集者との会話でほとんどの時間は終わってしまった。これはこれで大事なのだが、カンヅメは失敗だ。
次はあれだ、きっと温泉宿に泊まるのがいいんだろう。志賀直哉が逗留した城崎温泉に行っちゃったりして。書きあぐねたら周りを散策してそれをもとに『城の崎にて』みたいな名作を生んじゃうのもいいかも知れない。己の才能が怖い……
という与太話は置いておいて、カンヅメには失敗したものの、編集者との打ち合わせで衝撃的な事実が判明した。
本を売るために僕がやろうと思っていたことが 「効果がないばかりか迷惑でしかない」 と分かったのだ。
そして、根本的に作家が「失礼な人間」になっていく構造の一端を知ることができた。
今日は作家の迷惑行為と、なぜそんなことが起きるのか、という原因について解説していこう。
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