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第1章④酒乱だった最初の義理の父

実の父と母が離婚した後、

母には新しいパートナーができた。

私にとって最初の義理の父。

でも、その人は酒乱だった。

子どもの頃の私にとって、

夕飯の時間は安心できる時間ではなかった。

ちゃぶ台を囲む食卓。

でも、お酒が入ると空気が変わる。

今思えば、昭和の時代には珍しくなかったのかもしれない。

だけど、子どもの私には怖かった。

突然始まる、ちゃぶ台返し。

怒鳴り声。

物音。

そして夜になると、もっと怖かった。

お酒が入ると、母への暴力が始まる。

殴る。

蹴る。

母の泣き叫ぶ声。

私は、タンスの裏や、冷蔵庫と壁の狭い隙間に隠れていた。

小さな体を丸めて、

声を殺して泣いていた。

見つからないように。

音を立てないように。

ただ怖かった。

母が泣く声を聞きながら、

何もできなかった。

でも、子どもだった私は、

「逃げる」という選択肢すら知らない。

ただ、嵐が過ぎるのを待つしかなかった。

今振り返ると、

あの頃の私は、毎日必死に生きていたんだと思う。

そして、その日々はまだ終わらなかった。

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