見出し画像

薬剤師の勉強法――学生時代から続けるExcel学習と、現場で知識を活かす喜び


はじめに

「勉強しなきゃとは思っているけど、なかなか続かない」

薬剤師として働きながら勉強を続けることは、正直簡単ではありません。私自身も最初はどこから手をつければいいかわからず、試行錯誤の連続でした。

この記事では、私が学生時代から続けている勉強法を、日々の業務での学び・朝活夜活・使っているツールまで含めてまとめてお伝えします。「続けてよかった」と実感できた経験も交えながら、リアルな話をしていきます。

勉強法のルーツは大学時代にある

実は、今の勉強スタイルのベースは大学時代に作られました。

1〜3年生のころはアルバイトに全力を注いでいたので(笑)、講義の勉強はいかに効率よくこなすかが課題でした。追試も結構ありましたが、留年の危機は乗り越えてきました。

4〜6年生になり研究室に入ると、さらに追い討ちをかけるようにコロナ禍が到来。オンライン授業が中心になり、「自分でいかに効率よく学ぶか」を真剣に考えざるを得ない状況になりました。

そのときに本格的に始めたのが、ExcelやGoogleスプレッドシートに知識をまとめる勉強法です。国試対策でも大いに活躍してくれました。

なぜ勉強を続けられるのか――原動力の話

勉強を続けるモチベーションを聞かれると、答えはシンプルです。

誰かの役に立つことが、純粋に嬉しいから。

もともと「誰かのために働くことで報酬が得られる」ことにやりがいを感じるタイプです。社会人薬剤師になった今は、学んだ知識や経験が目の前の患者さんに直接活かせる。それが何よりも嬉しく、次の勉強へのモチベーションになっています。

資格取得も、研修会参加も、スプレッドシートへのまとめも――すべては「次に患者さんの役に立てるように」という思いから続けられています。

勉強法① Excelやスプレッドシートに書き出す

一番おすすめしたい勉強法がこれです。大学時代から続けている、私の勉強の核心です。

調べた知識・覚えにくい薬の比較・注意点などを、ExcelやGoogleスプレッドシートにまとめる習慣をつけています。


たとえば写真のように、スタチン系薬剤の強さ・性質・CYP代謝・特記事項を一覧化したり、外用ステロイドのランクをまとめたり。科目ごとにシートを分けて、薬理・薬剤・薬治・実務などカテゴリ別に整理しています。

この方法をおすすめする理由が2つあります。

ひとつは、どこでもすぐ確認できること。スマホからでもアクセスできるので、業務中にふと確認したいときにも役立ちます。

もうひとつは、薬歴入力のタイピング力が鍛えられること。薬剤師にとって薬歴記載のスピードと正確さは非常に重要です。まとめノートを作ることは、知識の整理と同時にタイピング練習にもなるという一石二鳥の勉強法です。

勉強法② 処方箋から生まれた疑問をその場で調べる

日々の業務の中で一番学びになるのは、実際の処方箋から生まれたクリニカルクエスチョンです。

「この薬の飲み合わせは?」「この患者さんの症状と薬の関係は?」――そういった疑問をその場で調べ、できればスプレッドシートにメモしておく。この積み重ねが、薬剤師としての実力を着実に高めていくと感じています。

教科書で学ぶ知識と、現場で生まれる疑問は質が違います。「患者さんのために調べた知識」は忘れにくく、深く刻まれます。

勉強法③ 朝活・夜活で継続する

まとまった勉強時間を確保するために、朝と夜の時間を活用しています。

朝活は頭がクリアな状態で新しい知識をインプットするのに向いています。アプリや書籍で短時間集中して学ぶのがおすすめです。

夜活はその日の業務で気になったことを振り返り、スプレッドシートにまとめる時間にしています。「今日調べたこと」を整理することで、記憶の定着につながります。

使っているアプリ・ツール

ヤクチエ
添付文書の確認に活用しています。業務中にすぐ引けるので重宝しています。

アスヤクLIFE
薬剤師向けの研修プラットフォームです。無料・有料・単位あり・なしと目的に合わせて選べるのが便利です。認定薬剤師の単位取得にも活用できます。

メディカルナレッジ
医療・薬学の知識を体系的に学べるツールです。

m3
医療従事者向けの情報プラットフォームです。最新の医療情報や症例を学べます。薬剤師向けのコンテンツも充実しています。
※紹介コードからの登録はこちら→ https://pharmacist.m3.com/fcpn/invitation_202605?c=51kL8MagLc5hLwi729xIQA

おすすめの書籍

私が実際に使っている書籍はこちらにまとめています(日々更新中)。
👉 https://room.rakuten.co.jp/room_254db02e27/1800012359385241

参考書選びに迷っている方はぜひチェックしてみてください。

定期的に研修会・勉強会に参加する

アプリや書籍での独学に加えて、定期的に研修会や勉強会にも参加するようにしています。

研修会のメリットは、体系的な知識が得られることだけではありません。他の薬剤師と話すことで、現場のリアルな情報が得られたり、自分の知識の偏りに気づいたりすることもあります。認定薬剤師の単位取得も兼ねられるので、一石二鳥です。

まとめ――薬剤師の勉強はこの3つから始めよう

難しく考えず、まずはこの3つから始めてみてください。

① 調べたことをスプレッドシートに書き出す
忘れても大丈夫。いつでも見返せる自分だけのデータベースを作りましょう。大学時代から続けている、一番おすすめの習慣です。

② 処方箋から生まれた疑問をその場で解決する
現場の疑問が一番の教材です。調べたらすぐメモする習慣をつけましょう。

③ 朝か夜、どちらか短い時間でも勉強する
毎日続けることが大切です。15分でも積み重ねれば大きな差になります。

おわりに

薬剤師の勉強に終わりはありません。でも、続けた先には確実に「わかる喜び」があります。

学んだことが患者さんの笑顔につながる瞬間――それが、勉強を続ける一番の理由です。

この記事が、勉強の習慣づくりのヒントになれば嬉しいです。使っているツールや書籍については今後も随時更新していきます。ぜひフォローしてお待ちください!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集