木南晴夏が語る主演ドラマ『今夜、秘密のキッチンで』――料理シーンの撮影では「あゆみはすごく不器用な人なんだなって思いました」
4月9日に第1話が放送されたフジテレビ系のドラマ「今夜、秘密のキッチンで」(毎週木曜夜10:00)では、木南晴夏が主人公の坪倉あゆみ役で出演中。
本作は夫のモラハラにより自信と感情をすり減らす日々を送っている専業主婦・坪倉あゆみとある秘密を抱えるイタリアンシェフ・Kei(高杉真宙)が、夜のキッチンで出会い、惹かれ合っていく恋模様を描いたファンタジック・ラブストーリーとなっている。
主演を務める木南に、演じているあゆみの印象や撮影現場の様子、4月16日(木)放送の第2話の見どころなどを聞いた。

■あゆみを演じてみてわかったこと
――第1話が放送されましたが、まずは改めて本作の主演を務める心境を教えていただけますでしょうか。
木南 お話を頂いたときはまだざっくりとしたプロットのようなものしかなくて、このドラマをどのようにつくっていけばいいのかというところから悩みました。台本が出来上がってからも、どういうふうに見られるかとか、主演が考えることって他の出演者とはちょっと違うんだなということを実感しました。
主演でなければ自分の役のことだけに集中していればいいんですけど、ドラマ全体がこう見られているんじゃないかとか、そういうことも考えるような日々を送っています。

――撮影も進んでいるとは思いますが、それに伴ってその悩みも解消には向かっているんでしょうか。
木南 「出来上がってみないとわからないよね」って思っていたんですけど、出来上がりを見たら「オンエアにならないとわからないよね」みたいな(笑)。結局、世の中に出て、視聴者の方がこのドラマをどう捉えるかということはいくら想像してもわからないので、皆さんがどう見てくれるんだろうというのはすごく気になります。

――木南さんから見たあゆみという人物の印象を教えてください。
木南 演じてみてわかったことがあって、あゆみは夫の渉(中村俊介)からモラハラを受けている鬱屈とした状況の中にいて、きっと最初は言い返したりしていたんでしょうけど、それにもっと強い言葉が返ってくることが想像できるからどんどん心を閉ざして、最終的に言葉を受け流していくことでどうにか自分を保っているんだろうなと思いました。
――あゆみは料理初心者という設定ですが、調理シーンの演技は撮影をしてみていかがでしたか?
木南 第1話でサルティンボッカ(※イタリアの伝統的な家庭料理)を作るんだけどうまく巻けない、というシーンがあったんですけど、うまく巻かない方が難しいくらい簡単な料理なので、それを演じるのは逆に難しかったです(笑)。あゆみはすごく不器用な人なんだなって思いました。

■「2人の距離感が第1話から第2話でグッと近づきます」
――あゆみは夫・渉と義母・京子(筒井真理子)からきつく当たられる日々を送っていますが、カメラの回っていないときの中村さんと筒井さんの印象は?
木南 お二人とも優しくて柔らかい雰囲気の方です。中村さんは常にシュッとしているイメージだったんですけど、割とジョークもたくさん言ってくれるようなギャップもあって、少年のような一面もある人だなって印象が変わりました。
筒井さんとは20年くらい前に共演したことがあったんですけど、しっかりご一緒するのは久しぶりです。相変わらずおきれいで物腰が柔らかいので、京子があゆみに強く当たっても、筒井さんに品があるから下品にならない。何か変に納得しちゃうというか、「この人が言っているんだから正しいのではないか」という気持ちにさせられてしまう感じがあります。

――第1話のラストでは高杉さん演じるKeiの秘密も明らかになります。キッチンでのお二人の撮影も多いと思いますが、撮影について何か話したりしたことはありますか?
木南 そんなに多くはないですけど、お互いのやりづらいところを確認したりとか、私はこうセリフを変えるからここで入ってきてねとか、そんな感じです。

――3月に行われたフジテレビのドラマのイベントで、お二人ともアンケートで「ムードメーカーではない」と答えられていたんですけど、その後の現場の雰囲気づくりは?
木南 大人たちはみんなムードメーカータイプではないんです(笑)。家のシーンは陽菜ちゃん役の吉田萌果ちゃんが本当に明るい子なので、萌果ちゃんがいつも楽しませてくれています。


――最後に、4月16日(木)放送の第2話の見どころを教えてください。
木南 第1話のラストで秘密が明らかになったKeiの目線から第2話は始まります。彼は救世主のようにあゆみを助けてくれて…、話をややこしくしているところもあるから救世主ではないかな?(笑) でもあゆみの心は救われていって、2人の距離感も第1話から第2話でグッと近づくので、そこは見逃さずに見ていただきたいと思います。

【リーズンルッカ’s EYE】木南晴夏を深く知るためのQ&A
Q.新生活シーズンということで、木南さんが上京したときの印象に残っている出来事はありますか?
木南 事務所の寮に入ったんですけど、何も知らずに大阪から出てきたら芸能人がいっぱい住んでいる寮に住むことになって、その“名だたる感”にビビったのは覚えています(笑)。
Q.ご自宅のキッチンに必ず常備しているものはありますか?
木南 アボカド用のスパイスです。毎日食べたいくらいアボカドがすごく好きで、今はお友達が海外のお土産で買ってきてくれたものを使っています。ちょっと癖のある感じの香辛料で、バターを塗ったトーストにアボカドを乗せて、オリーブオイルをかけて、そのスパイスを振りかけるだけでカフェの味になるのですごく気に入っています。
<編集後記>
ラブストーリーではありながらも、物語の始まりということであゆみにとってはつらいシーンが多かった第1話。しかし、取材現場の雰囲気は明るく、木南さんもにこやかに質問に答えてくださいました。「割と展開が早いと思っています」とお話しされていたので、今後の展開から目が離せません!
<木南晴夏マネージャー談>
木南さんはいつも明るく優しく、ハードスケジュールの中でも常に前向きで誰にでも気遣いが行き届いている穏やかで素敵な方です。そのタフさと素敵な人格を尊敬しています。
パンへの愛情と知識が豊富で、ロケの合間で時間があれば気になるパン屋さん巡りをすることも。私も徐々にパン知識を増やしていきたいと思います!
【プロフィール】
木南晴夏(きなみ はるか)
1985年、大阪府生まれ。2004年、ドラマ『桜咲くまで』で俳優デビュー。コメディーからシリアスまで幅広い演技力で活躍。ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ、『セミオトコ』『おいハンサム!!』『ブラッシュアップライフ』『セクシー田中さん』『9ボーダー』『ビリオン×スクール』、映画『20世紀少年』『百年の時計』『闇金ウシジマくん Part2』『映画 おいハンサム!!』などに出演
取材・文/須田紫苑
撮影/溝口裕也
