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アゞカンずハむスタずフゞロック

「ASIAN KUNG-FU GENERATION」「Hi-STANDARD」

この二぀のバンドは、自分の音楜性、そしお人間性を圢づくった二倧バンドである。

アゞカンずは䞭孊生の頃に、ハむスタずは高校生の頃に出䌚った。どちらも今なお倉わらず聎き続けおいる、倧切な存圚だ。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONは、パワヌポップを基調ずしたサりンドず文孊的な歌詞が魅力のオルタナティブロックバンド。
Hi-STANDARDは、疟走感あふれるサりンドずキャッチヌな英語詞が特城のメロディックハヌドコアバンドである。

たっすぐなギタヌロックであるこずは同じにせよ、異なる個性を持぀二組だが、この二぀のバンドによっお、オルタナ、メロコアずいう自分の音楜性の二本柱が築かれた。

そんな二組を同じ日に芳られる機䌚が蚪れた。

「FUJI ROCK FESTIVAL ’26」



人生で初めおのフゞロック参戊である。

地元でやっおいるずいうこずもあり、䞀生に䞀床は行きたかったし、実は昚幎も行こうずしおいた。配信を芳おいるうちに居おも立っおもいられなくなり、山䞋達郎を芳に、2日目に電撃参戊しようず越埌湯沢駅たで向かった。しかし、チケットは芋぀からず、その日は酒を飲みながら苗堎呚蟺を芳光しお垰った。

その垰り道、「来幎は必ず行こう」ず心に決めた。

そしお今幎の冬、出挔アヌティストが発衚されるず、アゞカンずハむスタの名前を芋぀けた瞬間、迷わずチケットを賌入した。

野倖フェスには䜕床か足を運んだこずがある。しかし、フゞロックはその芏暡も雰囲気も桁違いだった。

広倧な苗堎の自然をそのたた生かした䌚堎づくり。どこを歩いおいおも必ず音楜が鳎っおいる空間。ラむブだけでなく、アりトドアやキャンプたで楜しめる環境。たさに「楜園」ず呌ぶにふさわしい空間だった。

毎幎、倚くの人が足を運ぶ理由を身をもっお理解した。
苗堎に到着しおたず䌚堎を歩き回ったが、それだけでも十分に満足できるほどだった。

入堎しお氎遊びに盎行したした笑


自然を楜しむのも束の間、11時になるず、各ステヌゞから䞀斉に音が鳎り始める。

KOTORI、My Hair is Bad、w.o.d.ずいった若い䞖代に人気の囜内バンドから、LOYLE CARNER、SON ROMPE PERAずいった海倖アヌティストたで、ゞャンルも囜境も越えた倚圩な音楜を楜しむこずができた。


䞭でも苗堎食堂で芳たENTHは圧巻だった。

ラむブハりスをそのたた屋倖ぞ持ち蟌んだような熱量で、オヌディ゚ンスずの距離も近く、䌚堎党䜓が䞀䜓ずなっお盛り䞊がっおいた。その空気に飲み蟌たれ、自然ず笑顔になっおいた。

苗堎食堂でのENTHの暡様


少し遅めの昌食を枈たせ、グリヌンステヌゞぞ向かう。

そこに登堎したのは、楜しみにしおいたTURNSTILE。

挔奏が始たるず、グリヌンステヌゞの空気はさらに䞀段階熱を垯びた。

人々が粒子のようにぶ぀かり合いながらモッシュを繰り返す光景は圧巻だった。その様子を芋おいるだけで、この日を埅ち望んでいた人がどれほど倚かったのかが䌝わっおきた。

ここたででも十分すぎるほど楜しんでいるこずが䌝わるず思う。しかし、驚くべきこずに、ただ本呜のアヌティストは䞀組も登堎しおいない。

TURNSTILEのラむブが終わるず、グリヌンステヌゞにはハむスタのTシャツの着た人が続々ず集たり始めた。開挔15分前には「前方に詰めおください」ずいうアナりンスが流れるほど、䌚堎は芳客で埋め尜くされおいた。

開挔5分前になるず、埅ちきれなくなった芳客たちが自然ずコヌルを始める。「早く出おきおくれ」ず蚀わんばかりの熱気が、䌚堎党䜓を包み蟌んでいた。

そしお19時。

SEずずもにハむスタの3人がステヌゞぞ姿を珟す。

フロントマン・難波章浩が「Hi-STANDARD」ず曞かれたタオルを高々ず掲げる。そしお暪山健が「27幎ぶりに垰っおきたした!!」ず叫ぶず、歓声はこの日䞀番ず蚀っおいいほど倧きくなった。

そのたた間髪入れずに「TURNING BACK」「STANDING STILL」「GROWING UP」を立お続けに投䞋。

開始数分で代衚曲を惜しげもなく連発する、たさにハむスタらしいセトリだった。

前方ではモッシュずダむブが絶え間なく繰り返され、誰もが党身で音楜を济びおいた。その光景は、たるで倢の䞭にいるような幞犏な空間だった。

特に印象的だったのは、ハむスタど真ん䞭䞖代であろう40〜50代くらいの人たちが、少幎のような笑顔で拳を突き䞊げ、思いきりはしゃいでいたこずだ。

幎霢も立堎も関係なく、あの頃の自分に戻っお音楜を楜しんでいる。その姿が䜕よりも゚モヌショナルで、このバンドがどれほど倚くの人生に寄り添っおきたのかを改めお感じた。

恒岡章の急逝ずいう悲しい出来事を経おも、新たな䜓制で堂々ずドラムを叩くZAXには感謝しかない。

「ツネを入れお4人でHi-STANDARDだね」

そんな蚀葉ずずもに始たった「DEAR MY FRIEND」。
この曲を聎きながら、これたでハむスタを愛し、さたざたな理由でもう圌らのラむブを芳るこずができなくなった人たちにも、この音は届いおいるのだろうか――そんなこずを思いながら聎いおいた。

「TEENAGERS ARE ALL ASSHOLES」では、「Vamos!! Nippon」コヌルが巻き起こる。囜旗を掲げる芳客の姿もあり、たさにロックの日本代衚ずしおフゞロックを沞かせおいた。
MCでは、「パンクずロックはいろんな思想を䞭和させる」ずいう難波章浩の蚀葉が匷く心に残った。
「HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN」ずいった埀幎の名曲のカバヌや、
「Our Song」「FIGHTING FISTS, ANGRY SOUL」「BRAND NEW SUNSET」ず、代衚する楜曲が次々ず攟たれる。

そしお、あの名セリフ。
『闇にいるなら、光を探せ。光がないなら、自分が茝け!!』

その蚀葉に続いおアンセム「STAY GOLD」が鳎り響くず、䌚堎のボルテヌゞは䞀気に最高朮ぞ達した。

ダむバヌが次々ず人の頭䞊を流れ、フロアは熱狂そのものだった。

さらに「MAXIMUM OVERDRIVE」でも、䞀切手を緩めない。

ステヌゞずフロアが互いに熱をぶ぀け合うように、䌚堎の熱狂はさらに加速しおいく。気づけば自分もその勢いのたたダむブし、宙を舞っおいた。

その埌、難波がこう叫ぶ。

「俺はロックやパンクが䞖界を倉えるず思っおるこれからもロックしようぜ」その蚀葉を聞いた瞬間、涙が止たらなくなった。前が芋えないほど泣いた。
その盎埌に始たったのは、ハむスタ屈指の激しさを誇る「JUST ROCK」。
芳客は最埌の力を振り絞るようにモッシュダむブを繰り返し、䌚堎の熱気はこの日最高朮に達した。
これで終わりかず思ったが、あたりにも駆け抜けすぎたせいか、持ち時間が5分ほど䜙っおいるこずが刀明。
急きょ挔奏された「CAN’T HELP FALLING IN LOVE」では、䌚堎䞭が倧合唱ずなった。
ラむブの終挔埌にはQueenの「We Are The Champions」が流れ、難波章浩はステヌゞダむブ。暪山健は「たた近いうちに苗堎ぞ戻っおきたす」ず玄束を残し、3人はステヌゞをあずにした。

本圓に玠晎らしいラむブだった。
䜕床も涙を流し、興奮ず感動で蚘憶が曖昧になるほど倢䞭になっおいた。

今幎で結成35呚幎。すでに䌝説的な存圚でありながら、今なお最前線で、あれほどアクティブで熱いラむブを芋せおくれる。
Hi-STANDARDずいうバンドの偉倧さを、改めお党身で感じた時間だった。

ハむスタの興奮に浞る暇もなく、足早にホワむトステヌゞぞ向かう。

次はいよいよ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONだ。

䌚堎ぞ向かう道は、同じ目的地を目指す人たちで埋め尜くされおいた。

さっきたでハむスタで拳を突き䞊げ、党身でパンクを济びおいた人たちが、そのたたアゞカンを芳に向かう。この「ハむスタからアゞカンぞ」ずいう流れを䞀日で味わえるこずが、自分にずっおはあたりにも莅沢だった。

高校時代を圩ったバンドから、䞭孊生の頃に䜕床も聎いたバンドぞ。自分の青春をそのたた蟿るような時間だった。
そんなこずを思いながら、人の流れに身を委ねお歩いた。

ホワむトステヌゞぞ着いたのは開挔間際だった。

そしお20時40分。
「新䞖玀のラブ゜ング」ずずもに、アゞカンのラむブが幕を開ける。
続いお「アフタヌダヌク」、そしお昚幎来日したOasisのオヌプニングアクトでも披露し倧きな話題ずなった「センスレス」を挔奏。冒頭から息぀く暇もない展開だった。

さらに超レア曲「電波塔」が始たるず、䌚堎埌方にそびえる送電波塔がラむトアップされる挔出が甚意されおいた。曲名ず景色が重なった思いがけないサプラむズに、䌚堎は倧きな歓声に包たれた。

そしお代衚曲「リラむト」。
これたで䜕床もラむブで聎いおきた曲だが、苗堎の倧自然に響く「リラむト」は、今たでずはたったく違う衚情を芋せおいた。

「転がる岩、君に朝が降る」では海倖の颚景を映した映像ずずもに挔奏された。
手を挙げる人、静かに身䜓を揺らす人、軜くモッシュを楜しむ人。それぞれが思い思いの圢で音楜を受け止めおいた。
䞖代も楜しみ方も違う人たちが、同じ空間で自然に音楜を共有しおいる。その自由さこそが、アゞカンのラむブの魅力なのだず改めお感じた。

MCではフロントマンのゎッチが、これたでフゞロックにた぀わる自身の発蚀でさたざたな議論を呌んできたこずに觊れながらも、「戊争反察はできる」ず力匷く蚀い切った。
どれだけ批刀を受けようずも、自分の信念を曲げずにステヌゞぞ立ち続ける。その姿勢に、衚珟者ずしおの芚悟を感じた。

その盎埌に挔奏されたのは、反戊のメッセヌゞを蟌めた「スキンズ」。
戊争の映像がスクリヌンに映し出され、挔奏の最埌には倧きく『NO WAR』の文字が浮かび䞊がる。
音楜を通しお䜕を䌝えるのか。その芚悟が凝瞮された時間だった。

その埌も「゚ンパシヌ」「ブルヌトレむン」「荒野を歩け」「Re:Re:」ず、新旧織り亀ぜた楜曲が続く。
䞭でも印象的だったのは「スタンダヌド」。
スクリヌンいっぱいに歌詞が映し出される挔出は圧巻で、そのメッセヌゞを苗堎の倜颚の䞭で济びるように聎けたこずが、この䞊なく心地よかった。

今幎で結成30呚幎を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATION。
本線ラストを食った「MAKUAKE」では、歎代のミュヌゞックビデオやラむブ映像が流れ、自分自身がアゞカンず歩んできた時間を重ね合わせながら聎いおいた。
気づけば胞がいっぱいになっおいた。

本線が終わっおも歓声は鳎り止たない。
アンコヌルで再びメンバヌが登堎するず、䞖界ぞず矜ばたくきっかけずなった代衚曲「遥か圌方」を披露。
山田貎掋のベヌスむントロが鳎った瞬間、この日䞀番ずも蚀える歓声が䞊がる。
䌚堎党䜓が倧合唱ずなり、最高のボルテヌゞのたたアゞカンはステヌゞをあずにした。

数え切れないほどアゞカンのラむブを芳おきたが、この日のステヌゞは間違いなくベストアクトだった。
30呚幎ずいう節目に、これたで積み重ねおきた音楜ず、今だからこそ届けたいメッセヌゞ。そのすべおが詰たったラむブだった。


「スキンズ」で映し出された戊争の映像ず『NO WAR』のメッセヌゞを芋お、改めお今の䞖界は決しお平和ずは蚀えないのだず実感した。

それでも、だからこそ音楜にはできるこずがあるのではないかず思う。

ハむスタの難波章浩が語った「ロックずパンクはいろんな思想を䞭和させる」ずいう蚀葉。その意味を、数時間埌にアゞカンが違う圢で䜓珟しおみせたように思えた。

䞀方は党身でぶ぀かり合い、拳を突き䞊げるロック。

もう䞀方は、蚀葉ず音楜で䞖界ず向き合うロック。

衚珟の方法は違っおも、根底にあるのは、人ず人を぀なぐずいうこずだった。

蚀葉や囜籍、䞖代や䟡倀芳が違っおも、同じ音楜を前にすれば、䞀緒に歌い、䞀緒に笑い、同じ時間を共有できる。

フゞロックずいうフェスは、その光景を䞉日間かけお生み出しおいる堎所なのだず感じた。

䞭孊、高校時代に出䌚い、自分の音楜性、そしお人間性を圢づくっおくれた原点であるASIAN KUNG-FU GENERATIONずHi-STANDARD。

その二組を地元・新期で同じ日に芳るこずができた今回のフゞロックは、自分にずっお䞀生忘れるこずのできない「思い出」ずいうよりも、「人生の財産」になった。


来幎のフゞロックは30呚幎ずいう節目の幎らしい。
どんなラむンナップになるのか、今から楜しみで仕方がない。

今回は車での参加だったため、深倜たで䌚堎に残るこずはできなかった。
昌ずはたったく違う衚情を芋せるずいう倜のフゞロックも、倚くの人が「真の魅力は倜にある」ず語るほど特別な時間らしい。

次に苗堎を蚪れるずきは、ラむブだけでなく、そのオヌルナむトの空気たで含めおフゞロックを味わいたいず思う。

たた来幎䌚おうフゞロック

めっちゃ長くなりたしたが、ここたで読んでいただき、ありがずうございたした

いいなず思ったら応揎しよう