【夜のエンタメ3分まとめ #28】トイスト5が98.7億円、明日は『手紙』追悼放送、SUPER EIGHTは2年ぶりCD——水曜夜の4選
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こんばんは。今日は「数字」と「時間」の話が並んだ一日でした。30年ぶんの相棒に感謝した声優さんがいて、2年ぶりにCDを出したグループがいて、55歳で初めて連ドラの主演になった俳優さんがいる。そして明日の夜には、7月に亡くなった作家の代表作がテレビに戻ってきます。今夜の4本、3分でまとめます。
🤠 『トイ・ストーリー5』98.7億円——100億円まであと一歩
まず数字の話から。ディズニー&ピクサーの『トイ・ストーリー5』が、8月3日までの集計で興行収入98億7000万円・観客動員700万人を突破しました(集計期間は7月3日〜8月3日)。国内100億円の大台まで、もう指呼の間です。
これを受けて昨日8月4日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で大ヒット御礼舞台挨拶が開かれました。登壇したのは日本語吹替版でウッディを演じる唐沢寿明さんと、バズ・ライトイヤーの所ジョージさん。唐沢さんは「ものすごくヒットしているようで、ありがとうございます」と切り出し、何度も劇場に足を運ぶ観客が多いことに触れました。所さんは「今回、声をやっているときに一番面白いかなと思いました」と、アフレコ段階で手応えがあったことを明かしています。終盤にはウッディ・バズ・ジェシーも登場してお祝いのセレモニーが行われました。
海外の数字も出ています。全世界興行収入は10億2205万5658ドル(約1645億円)で、2026年公開作品の中で世界No.1。7月の公開直後には、初週末3日間の動員164万人・興収24億1510万円で「実写を含む洋画のオープニング歴代1位」という記録も作っていました。
ここに注目したいのです。 面白いのは、舞台挨拶で二人が続編の話まで始めていたこと。唐沢さんは「ボニーが大人になるとか、アンディが自分の子どもにおもちゃを託すとか」と予想し、所さんは逆に「ビギニング。こうして物語は始まった、みたいな」と前日譚を推していました。1作目の公開から30年、同じ声で同じキャラクターを演じ続けてきた二人が、そろって「次」を語っている。数字より、そこがいちばんこのシリーズらしい光景だと思いました。
✉️ 明日8月6日、追悼放送『東野圭吾 手紙』——亀梨和也さん主演
今朝の記事で、東野圭吾さんの遺作『永遠の記憶』が今日発売されたことをお伝えしました。夜はその続きの話です。テレビ東京系が明日8月6日 夜8時50分〜10時50分、ドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』を追悼放送すると発表しました。テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・TVQ九州放送でも同時放送、見逃し配信はTVerなどで行われます。
主演は亀梨和也さんで、主人公・武島直貴を演じます。共演は佐藤隆太さん、本田翼さん、広瀬アリスさん、中村倫也さん、小日向文世さんら。もともとは2018年12月19日に放送された作品の再放送で、東野さんが7月23日に68歳で亡くなったことを受けての編成です。
原作の『手紙』は、強盗殺人の罪で服役する兄を持ってしまった弟の物語です。獄中の兄から毎月届く手紙が、そのたびに弟の人生を静かに壊していく。「差別はあって当然だ」という身も蓋もない台詞が出てくる小説で、映画にも舞台にもなってきた代表作のひとつです。
追悼放送に何を選ぶか、というのは実は難しい判断です。 東野作品といえばガリレオや加賀恭一郎シリーズの華やかな映像化が思い浮かびますが、テレ東が持ってきたのは『手紙』でした。ミステリーの快感ではなく、罪を犯した人間の家族がどう生きるかという、いちばん重たい一冊です。朝に発売された新刊で「謎解き」の東野さんを楽しんで、夜に「人間を書く」ほうの東野さんに触れる。奇しくもそういう一日と二日目になりました。
原作を先に読んでおきたい方はこちらから。→ DMMブックス
🎪 SUPER EIGHT、2年ぶりのCD『ダンダーラ』が本日発売
音楽からも1本。SUPER EIGHTのEP『ダンダーラ』が、今日8月5日に発売されました。CD作品としては約2年ぶりになります。
このタイミングには理由があります。3日後の2026年8月8日は、令和8年8月8日——8が3つ並ぶ「超八(スーパーエイト)の日」なのです。今回のEPは、その日に向けた記念盤として企画されました。年号が令和8年である今年しか成立しない語呂で、しかも自分たちのグループ名がそのまま乗る。狙って作れるものではないので、ここに合わせてきたのは正解だと思います。
表題曲「ダンダーラ」は第一興商『やっぱ、DAMやね!「やっぱ!?」篇』のCMソングで、「令和のお祭りソング」という触れ込みのにぎやかな一曲。あわせて2025年のCMソング「ブチ★I GOT IT」も収録されました。もう1曲の新曲「再咲(さいさく)」は、横山裕さん主演のカンテレ・フジテレビ系 水ドラ☆イレブン『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』の主題歌です。CD形態は初回限定"超"盤・初回限定"八"盤・通常盤の3種類で、ブックレットやトレカの内容がそれぞれ異なります。
祭りの曲とドラマ主題歌が同じ1枚に入っている、というのがこのEPの性格をよく表しています。お祭り騒ぎができるグループであることと、メンバーが役者として単独で仕事を持っていること。その両方を1枚に詰めて「超八の日」に着地させる、なかなか欲張りな構成です。
🎤 皆川猿時さん、55歳で連ドラ初主演——NHK夜ドラ『ろんりねす♪ろんりねす』
最後は、来年の話ですが今日いちばん胸に残ったニュースを。俳優の皆川猿時さん(55歳)が、連続ドラマ初主演を務めることが発表されました。NHK総合の夜ドラ『ろんりねす♪ろんりねす』で、放送は2027年1月4日スタート、月〜木の夜10時45分からです。
演じるのは野間修という60歳の独身男性。レコード会社に30年以上勤め、定年退職と同時に居場所を失った人物です。退職後にシナリオスクールへ通いはじめ、かつて自分がプロデュースして売り出せなかったアイドル歌手を探し始める——という筋書き。プライドを持て余しながら、人生でやり残したことに向き合う物語になります。共演は木南晴夏さん、窪塚愛流さん、岸本加世子さん。脚本は『ブギウギ』などの足立紳さんです。
皆川さん本人のコメントがまた良くて、主演の話に「普通に『俺でいいのかい?』って思いました」と返しています。
この配役、企画としてかなり強いと思っています。 大人計画の舞台や数多くのドラマで、皆川さんはずっと「場面を持っていく脇の人」でした。その人が、居場所をなくした60歳を主役として引き受ける。しかも脚本は、うまくいかない人間のみっともなさを書かせたら随一の足立紳さんです。孤独をテーマにしながらタイトルが「♪」入りでどこか軽い——この距離感が、たぶん作品の肝になります。放送は半年先ですが、いまのうちに覚えておく価値のある一本です。
今日のポイントは、「時間を重ねた人にスポットが当たった水曜」でした。30年の吹替、亡くなった作家の代表作、2年ぶりのCD、55歳の初主演。どれも一朝一夕では作れないものばかりです。この記事が良かったら、スキ・フォローで応援してもらえるとうれしいです。みなさんは明日の『手紙』、ご覧になりますか?
