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花火大会でモバイル回線がパンクしてもスターリンクなら大丈夫!

こんにちは!先日、とある花火大会でライブ配信の現場を担当してきました。屋外イベントでのライブ配信で一番のネックになるのが「インターネット回線の確保」です。今回は、周りのスマートフォンが全く使い物にならない過酷な通信環境のなか、衛星インターネットの「Starlink(スターリンク)」を活用して無事に配信を成功させることができました。

今後、野外イベントで配信を予定している方の参考になればと思い、今回の構成や検証結果をnoteにまとめます。

花火大会では、モバイル回線がパンクする

数万人規模の人が一箇所に集まる花火大会。開始時間が近づくにつれて、来場者が一斉にスマホで写真や動画をSNSにアップしたり、LINEで連絡を取り合ったりするため、基地局のキャパシティをあっという間に超えてしまいます。

今回も例に漏れず、ピーク時にはdocomo、au、Softbankの3大キャリアすべてが「圏外」または「アンテナは立っているのに全く通信できない」という完全にパンクした状態に陥りました。 当然、一般的なモバイルWiFiルーターやスマホのテザリングを使ったライブ配信は不可能な環境です。

イベント回線を引くとコスト高なので、スターリンクで代用してみた

通常、こうした大規模イベントで安定した配信を行う場合、通信事業者にお願いして専用の「イベント回線(臨時光回線など)」を引き込むのがセオリーです。 しかし、これには工事費とランニングコストがかかり、手配にも長いリードタイムが必要になります。

「なんとかコストを抑えつつ、絶対に落ちない回線を用意できないか?」 そう考えて今回白羽の矢を立てたのが、衛星インターネットの「スターリンク」でした。

スターリンク(Starlink)とは

ご存知の方も多いかもしれませんが、スターリンクはイーロン・マスク氏率いるSpaceX社が提供している衛星インターネットサービスです。 地球の低軌道を飛んでいる無数の人工衛星とアンテナが直接通信するため、地上の光回線やモバイル回線の基地局を通しません。

つまり、「地上で何万人がスマホを使って回線がパンクしようが、空が開けてさえいれば全く影響を受けない」という、まさに今回のような野外イベントにうってつけの通信手段なのです。

接続構成

今回のライブ配信の機材およびネットワーク構成は以下の通りです。

映像のスイッチングは「ATEM Mini Extreme ISO」で行い、配信エンコードは安定性を重視してパソコンではなく専用ハードウェアの「Web Presenter HD」を使用。そこからルーターを経由してスターリンクから打ち上げる、という構成です。
ルーターは、リピーター機能のあるルーターがおすすめです。
私は下記のものを使っています。

Wi-Fiも結構飛ぶので、超おすすめ!

スターリンクを無造作に配置w

試した結果(基本は問題なく配信出来た)

結論から言うと、大成功でした!

周りのスタッフや観客のスマホが「LINEのメッセージすら送れない」と嘆いている横で、スターリンク経由の配信は非常に安定したビットレートをキープ。映像が止まることも、カクつくこともなく、高画質な花火の映像を最後まで視聴者に届けることができました。

地上の混雑に全く巻き込まれないスターリンクの強みを、現場で肌をもって実感した瞬間です。

Starlinkをレンタルする場合は、パンダスタジオさんをお勧めしています。
下記のリンクよりお申込みください。

https://rental.pandastudio.tv/item/Starlink-mini/?invite=spfjxB8Ohk


注意点と今後の課題

コストパフォーマンスも最高で、まさに野外配信の救世主と言えるスターリンクですが、運用してみてわかった注意点もあります。

それは、「時々、急に通信速度が落ちるタイミングがある」ということです。 衛星の切り替わりのタイミングなのか、上空の雲などの影響なのか、一瞬だけ帯域がガクッと下がることがありました。(今回はエンコーダー側のバッファでなんとか耐えられましたが、ヒヤッとする瞬間です)

多少の乱れが許容される場合は、スターリンク1台でもいけますが、業務用のライブ配信として「絶対に途切れない」という安心感を担保するためには、最終的には「スターリンクを2台用意して、ボンディングルーター(PeplinkやLiveUなど)で通信を束ねる(ボンディングする)」のがベストな選択だと感じました。

2台をボンディングしておけば、片方の衛星通信が不安定になっても、もう片方でカバーできるため、極めて強固な配信回線を作ることができます。
スターリンクを2台レンタルしても、イベント回線を引くよりは全然安いです!

まとめ

花火大会や音楽フェスなど、人が密集してモバイル回線が死んでしまう現場において、スターリンクは非常に強力な武器になります。 次回の現場では「スターリンク2台のボンディング構成」を試して、さらに完璧な配信環境を作ってみたいと思います!

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