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nyakopan
【エッセイ】月めくりカレンダー、いつめくるか
私は昨日、6月24日に、月めくりカレンダーを7月のページにした。
月めくりカレンダーを、いつめくるか。
子どもの頃、うちの父はいつも少し早かった。
月末が近づくと、まだ今月が数日残っているのに、もう次の月のページをめくってしまう。
だいたい一週間前くらい。
私はそれが、なんだか嫌だった。
まだ終わってないのに。
まだ25日なのに。
今を飛ばされる感じがして。
12月の終わりでもないのに、急に1月が来てしまうみたいな、置いていかれるような気持ちがあった。
「まだ今月だよ」
子どもの私は、何度かそう言った気がする。
時間はちゃんと順番に来るものなのに、と。
ところが今は自分が同じことをしている。
月末どころか、あと一週間くらい残っているのに、次の月をめくっている。
来月の予定を書き込みたくて、とか。
忘れそうだから、とか。
理由はいろいろあるけれど。
めくった瞬間、毎回ちょっと思う。
ああ、これ、あのとき嫌だったやつだ。
しかも自然にやっている。
誰にも教わっていないのに。
たぶん暮らしって、こういう小さい癖の継承なんだと思う。
料理の味とか、言い回しとか、大きなことじゃなくて。
カレンダーを早めにめくるタイミングみたいな、どうでもいいようなこと。
でもそういう「どうでもいいこと」ほど、気づくと親に似ている。
子どもの頃は、未来を先取りされるのが嫌だった。
確かに嫌だった。
でも今はむしろ、少し先を見て安心したい。
あの頃の一週間と、今の一週間は、たぶん長さが違う。
父もあの頃、こんな気持ちでめくっていたのだろうか。
三か月先まで見えるカレンダー、あれを使っていた時便利だったな。
今は月めくりしかないんだよな・・・。
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