見出し画像

夢だろうとも忘れたくない

触れたくても話したくても

甘えたくてももう叶わない

だからといって何もかもが

無くなった訳じゃない

瞼を閉じて耳を澄ませて

心を落ち着かせて意識の奥底へ

暗闇のずっとさらに底の方へ

潜り込んでいけばやがて見えてくる

暗闇の中なのにそこだけは眩く煌めく

七色に輝く球体

脳みその表層ではすでに忘れていても

その部分にはまだしっかり残っていて

懐かしい感覚が

居心地の良さを感じさせてくれる

目を覚ませば忘れてしまうだろうけど

それでも良いんだ

そこではまだじいちゃんも

ばあちゃんも生きていて

僕はまだまだ甘えていられる

子どもで入られるんだ

夢の中だけどきっとそんな風に

甘えられていた頃は

まさに夢心地だったに違いない

僕の頭の奥底の今は亡き遠い日の記憶

僕の体が目を覚ましたら詳細は薄れて

大半はぼんやりして

忘れてしまうのがなんだかもどかしい

夢の中での出来事だろうとも詳細に

覚えておける術が知りたいものだ

いいなと思ったら応援しよう!