再現性高く「直感」が降りてくるようになった話
コピーライター歴7年目、
副業でnote売ってた頃から数えたら8年目、
LPや記事の文章執筆をするときに、ダイレクトなキャッチフレーズが出てくる瞬間は大概「直感」からだったりする。
そして、こういったキャッチフレーズ、コンセプト、文章などが出たときのプロモーションの売上は抜群に伸びやすい。
ただ、直感といっても適当じゃない。
直感で出てきたフレーズは、
因数分解すると明確にロジックがある。
よく世間で言われる直感って、
スピ的なフワーッとしたイメージで語られがち。
ここで表現する「実用的な直感」は、
少しちがうベクトルの話になってくる。
今回は、コピーライターの仕事をしてるときに、実用的な直感を受け取りやすくなってきたので、その工程を言語化してステップ化してみることにする。
「直感の正体」を理解する
さっさと結論を言ってしまうと、
この直感の正体は、
「思考の省略」が起こった瞬間だと思ってる。
今回は、
僕がコピーライターなので
その例をもとに話を進めていく。
この「思考の省略」には、
目の前にあるプロジェクトの抽象〜具体まで膨大なリサーチ量があることが大前提必須となる。
この「膨大なリサーチ」が、
「直感を受け取る権利」そのものだから。
1 左脳によるリサーチ(情報収集)
僕はいつもLPなどの執筆をする際、
そのプロモーションに関するリサーチを細かく行う。
新人の頃はリサーチの重要性が分からず、面倒がっては工程をすっ飛ばし、成果が出なかったことが多々ある。
だけど、このリサーチは、
LPや記事の読者の心を鷲掴みするために欠かせない作業となる。
リサーチは主に3C分析とか分類されるけど、まぁそれで問題ない。
個人的にはどのフレームワークかはどうでも良いけど、「顧客」のリサーチだけはめーーーーーーーーーっちゃ綿密に行う。
なぜなら、コピーは
「誰に向けて書くか」で9割決まるから。
商品がどれだけ優れていても、
その言葉が刺さる相手の輪郭がボヤけていたら、フレーズは的を外す。
だから、顧客リサーチのときに、
「ある項目」を濃く深ぼる。
それは、
ターゲット層の生々しいコンプレックス。
人間は誰だってコンプレックスを抱えてる。
そして、そのコンプレックスは、
大体HARMの法則に分類される。
HARM(ハーム)の法則とは、
マーケティングや営業で顧客の悩みを分析するフレームワーク。
人間が抱える根本的な悩みを
Health(健康・美容)
Ambition(キャリア)
Relation(人間関係)
Money(お金)
の4つに分類し、ターゲットに刺さる訴求や企画を作るために使われる手法。
このHARMのどれかに入ると、
見込み客は多少大きなお金でも払う可能性が出てくる。
売る商品と、顧客が持つHARMのどれかを繋げないか、徹底的に考える。
例えば、20代男性向けに服を売りたいんだったら、男性の持つ「モテたい」というデフォルトで持っている強い感情を使わない手はない。
「モテたい」という欲求を戦略に取り入れることで、服という商品を「着れれば良いもの」から「Health(健康・美容)」と「Relation(人間関係)」に格上げできるからだ。
そして、
彼らが何に悩んでいて、
どういう価値観を持っていて、
どんな言葉を使って、
どの程度のリテラシーがあって、
どういう言い回しだと響く...
というのを仮説を立てる。
ここまで来ると、
もう「ターゲット」という記号じゃなくて、
一人の生きた人間が頭の中に立ち上がってくる。
この「立ち上がる」感覚が、
後の直感にめちゃくちゃ効いてくる。
2 右脳による発酵(あえて放置する)
リサーチを終えた直後は、
まだフレーズは降りてこないことが多い。
情報がパンパンに詰まった状態で、
頭の中はむしろ散らかってる。
ここで多くの人が焦って、
無理やり言葉をひねり出そうとする。
これは個人差あるかもけど、
リサーチ直後にキャッチフレーズとかまで良い感じのが降りてくるのは稀。
なので、僕はあえて放置する。
散歩したり、
風呂に入ったり、
まったく関係ないことをする。
この「発酵」の時間に、
左脳が集めた情報が、
意識の裏側で勝手に繋がり始める。
パンをこねてすぐ焼かないのと一緒で、
寝かせる時間が必要なんだと思ってる。
3 「思考の省略」が起こる瞬間
そして、ふとした瞬間に
「思考の省略」は発生する。
風呂で頭を洗ってるときとか、
信号待ちでボーッとしてるときとか。
「あ、これだ」ってフレーズが、
プロセスをすっ飛ばして着地する。
これが冒頭で言った「思考の省略」。
本来なら、
リサーチ → 分析 → 論理構築 → 言語化
と順番に踏むべき工程を、脳が一瞬でジャンプして答えだけ出してくる。
だから「直感」に見える。
でも実際は、
膨大なリサーチという名の助走があったからこそ、そのジャンプが成立している。
助走ゼロで飛ぼうとしても、
それはただの「思いつき」であって、
「実用的な直感」にはならない。
「絶対量の努力」をしない者に、
そう奇跡はやすやすと起こらないように世の中はできていると思う。
4 直感を「検算」する
降りてきたフレーズを、
そのまま使うことはしない。
必ず後から左脳で検算する。
なぜこのフレーズが刺さるのか
どのリサーチのどの要素が根拠になっているのか
ターゲットのどの感情に接続しているのか
因数分解して、
ロジックが通っていれば採用する。
もし説明できなければ、
それはただの自己満足なフレーズかもしれない。
直感で受け取り、論理で確かめる。
この両輪があって初めて、
「実用的な直感」は再現性のある武器になる。
まとめると、
直感は才能じゃない。
膨大なリサーチ(左脳)
↓
発酵(放置)
↓
省略された着地(直感)
↓
検算(左脳)
このサイクルを回し続けた人だけが、
「直感」という名の近道を手に入れられる。
スピリチュアルでもセンスでもなく、
ただの「積み上げの結果」。
そう考えると、
直感って意外と誰にでも開かれてるんじゃないかと思う。
「絶対量」の確保
総括すると、
直感を受け取る権利は、
「絶対量の確保」に尽きると思う。


ちはやふるでそんなセリフがあったので、最後に引用しておく。
この「運」が「奇跡」であり、
「奇跡」に直感も包含されてる気がするんだよね。
