お前は病院に行け
熱っぽい。
そこはかとなくのどが痛い気もするし、ときどき咳も出る。コンコン。
嘘です、コンコンって咳したことないですね。いつもゲホゲホ。スヤスヤって寝てる人くらい嘘の擬音だと思っています。コンコン。雪とキツネ専用の擬音です。扉のノックもそうかも。雪とキツネはコンコン鳴ってるところを聞いたことがないけど。
とりあえず体温は測っておこう。と、体温計をさがす。dretec社製の体温計が見つかる。聞き馴染みのない会社だけれど、私の知識不足だと思う。マツキヨが置いている体温計はたいていテルモとオムロンだけですからね。
さて、この体温計がいくら押しても起動しない。壊れているのかと思ったのだけれど、理由は単純で電池が入っていないだけだった。

液漏れを避けるためにあらかじめ抜いておいたらしい。ありがた迷惑だ。
銃の引き金を引いたとき、ターゲットに「弾は抜いておいた」と告げられた暗殺者の気分ってこんな感じなんでしょうね。
おかげさまで体温は測れないけど液漏れによる故障と汚損は未然に防ぐことができました。感謝しないとな。でも、いつか■してやる。
けれど、諦めるのはまだ早いです。有事に備えて買っておいた体温計の電池を抜いたということは、摘出した電池を保管しているか予備を買っているのが道理というものですからね。
ややあってボタン電池のパッケージが見つかりました。ちょっと手間掛かったけど、ウチは信じてたで、過去の古歌院ちゃん!

あ ほ く さ 。
見つかったボタン電池は「CR2032」。サイズがデカすぎる。こんなもんポケットピカチュウにしか使わんやろ!!!!

その後も捜索を続けたものの、LR41は見つからなかった。体温計は、ただ、役目を忘れた棒であるばかりである。
電池の行方は、誰も知らない。
