無花果 《詩》
ここに一つの無花果がある
もうすぐ皮がはじけて
赤い粒粒が出てこようとしている
極度に熟して濡れた果肉
甘い香りを放ち
死を夢見る
その過剰な愛
それは目撃する者を
しばらく逃避させ
そののち逃げ場のない
行為に駆り立てる
まったく無駄のない動作
ただ目的地へ向かうため
全身全霊を込めた神聖な儀式
首根っこをつかんで
きゅっと締める
お尻から突き刺して
掻き回す
そして思う存分
吸い尽くす

ここに一つの無花果がある
もうすぐ皮がはじけて
赤い粒粒が出てこようとしている
極度に熟して濡れた果肉
甘い香りを放ち
死を夢見る
その過剰な愛
それは目撃する者を
しばらく逃避させ
そののち逃げ場のない
行為に駆り立てる
まったく無駄のない動作
ただ目的地へ向かうため
全身全霊を込めた神聖な儀式
首根っこをつかんで
きゅっと締める
お尻から突き刺して
掻き回す
そして思う存分
吸い尽くす
