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喫茶「詩」の午後 ── シューマン『トロイメライ』、あるいは大人が見た子供の夢

雨の日の喫茶「詩」に持ち込まれた、一冊の古びた楽譜
幼い頃に習い、当時は退屈でしかなかったシューマンの『トロイメライ』
四十年ぶりに鍵盤を叩いた時、なぜか溢れ出した涙の理由を求めて、マスターと常連客の静かな対話が始まります

婚約者クララの一言から生まれたラブレターでありながら、「大人が失った子供時代を振り返るための回想」として書かれた本作
冒頭の届かない手を伸ばすような旋律の意味や、ミスタッチだらけでありながら思い出そのものを奏でるアルフレート・コルトーの伝説的SP盤(1935年録音)の魅力に迫ります

「間に合わなかった」大人にしか分からない、名曲の本当の姿
温かいコーヒーの湯気とともに、ノスタルジックな音楽の対話をお楽しみください

#クラシック音楽 #シューマン #トロイメライ #エッセイ #音楽鑑賞 #コルトー #珈琲のある暮らし