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『植物×アート』の人気記事ランキングTOP5と次回予告

ライトノベル版『HOME - 巨樹が空を覆う世界で -』がTALES内ランキング上位を維持していると、TALESのトップページにずっと表示されます。

その宣伝効果はTALESだけではなく、noteにも嬉しい変化が見られるようになりました。

たとえば、創作活動をしているクリエイターさんが私のnoteをフォローしてくださることが多くなったり。TALESで公開中のライトノベル版『HOME』の人気がでたことで、noteで公開中のコミックノベル版『HOME』が以前より売れるようになったりしました。

そして、全く予想外だったのは、有料マガジン『植物×アート』の記事が、今月に入ってから急に売れ始まったことです。今までも毎月そこそこ売れてはいたのですが、今月の売上はすでに前月の2倍以上です。『植物×アート』は植物とアートをテーマに、植物の魅力を新たな視点から読み解く物語系記事ですが、まさか、こんなところにまで影響があるとは思いませんでした。

そんなこともあって、今回の記事では、『植物×アート』の人気記事ランキングTOP5をご紹介します。「面白そうだな」という記事がありましたら、ぜひチェックしてみてくださいね。記事の後半には、次回作の予告もあるので、よろしければ最後までご覧ください。


🏆🏆🏆第1位🏆🏆🏆

【植物×アート】#04 オフィーリアが握る赤い花。ラファエル前派と毒草の美学

ジョン・エヴァレット・ミレイ《オフィーリア》1851-52年 テート・ブリテン所蔵

皆さんは、この絵に描かれている女性は何をしていると思いますか?この作品は、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の登場人物オフィーリアが、恋人ハムレットに父親を殺され狂乱し、川に落ちて溺死する直前の姿を描いています。

オフィーリアの手からは毒草のケシの花がこぼれ落ち、周辺にはたくさんの植物が描かれています。『【植物×アート】#04 』では、これらの植物に込められた意味(花言葉)を紹介することで、ラファエル前派と毒草の美学を探ってみようじゃないかという記事です。本編では、同じくケシの花が描かれたダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの代表作《ベアタ・ベアトリクス》も掲載しています。


🥈🥈🥈第2位🥈🥈🥈

【植物×アート】#06 ダ・ヴィンチの受胎告知に隠されたユリの雄しべの謎

レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》1472-1475年 ウフィツィ美術館所蔵

皆さんは、西洋絵画でよく描かれる「受胎告知(じゅたいこくち)」という題材をご存じでしょうか?

受胎告知は、ある日突然、マリア様の目の前に大天使ガブリエルが現れ、「あなたはイエス様を妊娠してますよ」と伝えて、マリア様が「え!?なんで??」って驚く場面を描いたものです。

受胎告知を題材にした絵画には、マリア様の純潔を象徴する白いユリが描かれることが多いのですが、このユリの花には、雄しべを描かない(または目立たないようにする)のが、暗黙のルールになっています。

ところが、ダ・ヴィンチは、しっかり雄しべを描いている。『【植物×アート】#06』は、その謎を同じ工房出身のサンドロ・ボッティチェッリ先輩が描いた《チェステッロの受胎告知》と比較して、解き明かしていこうじゃないかというお話です。


🥉🥉🥉第3位🥉🥉🥉

【植物×アート】#05 もはや朝顔とは思えない!北斎が描いた江戸の変化朝顔

葛飾北斎《朝顔に雨蛙》1828-1832年 東京国立博物館所蔵

さて皆さん、この浮世絵には、何種類の花が描かれているでしょうか?おそらく多くの人が、こう考えると思います。「中央に朝顔があって、それから桔梗のような花と、ナデシコのような花がある」

しかし、正解は違います。この浮世絵に描かれている花は全て朝顔です。突然変異によって、もはや朝顔とは思えないほど劇的に変貌した「変化朝顔」なんです。

『【植物×アート】#05』では、葛飾北斎の《朝顔に雨蛙》と江戸の変化朝顔ブームについて特集しています。


✨✨✨第4位✨✨✨

【植物×アート】#09 ルノワールの休息と、100年後に咲いたバラ

ピエール=オーギュスト・ルノワールの晩年の「赤の時代」に描かれたバラの絵画を読み解く物語です。


✨✨✨第5位✨✨✨

【植物×アート】#03 クリムトが描いた没入の森、ヨーロッパを覆うブナの記憶

グスタフ・クリムトの風景画《ブナ林》を入り口に、ヨーロッパの森林文化を探る物語です。


🌸 次回予告:【植物×アート】#11 アルチンボルドの《四季》と16世紀の奇想

2026年6月1日公開予定

次回は、16世紀の奇想画家ジュゼッペ・アルチンボルドを特集します。まずは、ジュゼッペ・アルチンボルドの代表作の1つ《四季》をご覧ください。

ジュゼッペ・アルチンボルド《四季(春・夏・秋・冬)》1573年 ルーヴル美術館所蔵

この作品は、春・夏・秋・冬の4点の連作になっていて、それぞれの季節を表す植物で人物を構成しています。

それでは、なぜアルチンボルドは植物で人物を描こうとしたのでしょうか?

これが次回の大きなテーマになっています。

アルチンボルドは16世紀のイタリアで興った「マニエリスム(Mannerism)」という美術様式の画家です。このマニエリスムについて、ちょっとだけ予習をしておきましょう。

マニエリスムは、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロといった巨匠たちが「調和」や「理想の美」を完成させたルネサンスの後に興った美術様式です。マニエリスムの画家たちは、ルネサンスの偉大な巨匠たちを超えるために、独自の「手法(マニエラ)」を追求したのが特徴です。

アルチンボルドは、どうやって偉大な先人たちを超えようとしたのかというと、当時の流行と「誇張」で何とかしようとしたんですね。

たとえば、田村正和のモノマネをやり尽くした後に、どうやってそれを超えようかと考えたら、誇張して「ハンマーカンマー」になっちゃったみたいな。(ちょっと違うかな?このたとえ…)

これが当時は、ルネサンスの作品を誇張した手法(マニエラ)で模倣しただけと非難され、マニエラという言葉が現代で使われる「マンネリ」の語源になっているんです。

ところが、20世紀になってから、マニエリスムの持つ「あえて誇張する美学」が、現代美術に通じる先駆的な表現として再評価されます。

現代美術にも通じるものがる16世紀の作品、アルチンボルドの《四季》。2026年6月1日公開予定の『【植物×アート】#11 アルチンボルドの《四季》と16世紀の奇想』を、どうぞお楽しみに。


━━この記事を書いた人━━
植物の情報サイト『ラブリープランツ』及び、noteブログ『lovely plants@note』の管理人。美大卒・学芸員資格保有者が【植物×アート】をテーマに、植物の魅力を新たな視点から読み解く物語をお届けします。

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