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手放そう、手放そうとして、疲れていませんか


その気持ち、もう手放さなきゃ。

そう思って、頑張ってきましたよね。

嫌な思い出も、怒りも、悲しみも、考えないようにしよう。

そうやって必死に、感じないようにしてきた。

でも、なくならないんですよね。

手放そう、手放そうとすればするほど、逆にその思いに縛られていく。

そんな感覚、あるんじゃないでしょうか。

なくそうとするほど、消えなかった理由

手放しって、その思いをなくすことだと思ってました。

私もそう思ってたんです。

嫌な感情が出てきたら、考えないようにする。

気にしないようにする。

そうやって、頭の中からその思いを追い出そうとする。

でも、これがうまくいかない。

なぜかというと、なくそうとしている時点で、実はその思いをぎゅっと握りしめてしまっているからなんです。

なくしたい、と思うということは、まだその思いを持っている、ということ。

握りしめたまま、なくそう、なくそうと力を入れ続けている状態。

これは、手放しているようで、実は真逆のことをしていたんです。

ペットボトルの中で、ずっと腐っていたもの

想像してみてほしいんです。

ジュースが少し残ったペットボトル。

蓋を閉めたまま、日の当たる場所に置き忘れて、何年も経ってしまった。

中身は腐って、発酵して、膨らんで。

いつか蓋が耐えきれなくなって、パンと開く。

これ、感情も同じなんです。

本当は嫌だった。

苦しかった。

怖かった。

でも、言い返せば余計に怒られる。

そう思って、飲み込み続けてきた。

その飲み込んだ思いが、ずっと胸の奥で、時間をかけて溜まっていく。

だから、今になって怒りや悲しみがあふれ出してくるとしたら、それは壊れたわけじゃないんです。

出てきたということは、終わりの始まり

思いが噴き出してくる瞬間って、怖いですよね。

自分がおかしくなったんじゃないかって思う。

でも、それは終わりの始まりなんです。

胸の中に溜まっていたものが、ようやく外に出てこられる状態になった、ということ。

出れば出るほど、終わっていく。

なくそうとしなくていいんです。

本当の手放しは、感じ切ること

じゃあ、どうすればいいのか。

答えは、拍子抜けするくらいシンプルです。

今この瞬間、出てきた思いを、そのまま受け止める。

それだけでいいんです。

怖かったね。

苦しかったね。

悔しかったね。

相手を許す必要はありません。

相手のことは、1ミリも許さなくていい。

許すのは、その思いを抱えている自分のことです。

怒りが出てきたら、怒っている自分を、そうだよね、腹立つよねって受け止める。

悲しみが出てきたら、悲しんでいる自分を、そうだよね、悲しかったよねって受け止める。

許せない自分すら、許していい

それでも、どうしても受け止められない時もあると思います。

そういう時は、受け止められない自分を、そのまま許してあげてください。

許せない、それでいい。

受け入れられない、それでいい。

今この瞬間の自分を、無理に変えようとしなくていいんです。

その状態のままの自分を、いいよ、って。

これができた時、初めて、その思いから解放されていきます。

なくそうとするのをやめた日

これまで、何年もかけて手放そうとしてきたのに、なくならなかった思いがある人もいると思います。

でも、なくそうとするのをやめて、ただ感じ切ることに切り替えた瞬間から、驚くほど早く楽になっていくことがあります。

数日、数週間で、あれだけ苦しかった思いが、静かになっていく。

これは、思いを消したからじゃないんです。

思いがあることを、初めてちゃんと受け入れられたから。

今日、これだけでいい

手放しは、感情をなくすことじゃありません。

今この瞬間、その感情があることを、そのまま許すこと。

それだけです。

怒っていい。

悲しんでいい。

許せなくていい。

そのままの自分を、今この瞬間だけ、そうだよねって受け止めてあげてください。

それが、あなたを縛っていたものから、ゆっくり解放されていく始まりになります。

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