【#31】「若いのに」と言われた日。病気に年齢なんて関係ない。
「えっ、まだ若いのに?」
同じ病気を経験した当事者の方からそう言われた瞬間、
胸の奥がキュッと縮こまるような、小さなモヤッとした
痛みが走りました。
悪気がないのは
分かっています。
きっと
「自分より若くして大変だったね」という、
その人なりの気遣いや
慰めだったのかもしれません。
でも
その言葉を聞いたとき
私は少しだけカチンと
そして深く悲しく
なってしまったのです。
病気って、
本当に年齢なんて関係ないんだなと、
身をもって知りました。
普段から
食生活には気を配っていたし、
健康的で
バランスの良い食事を心がけていたつもりでした。
それでも私は、
重度の貧血が引き金となり、
脳梗塞を
引き起こしてしまったのです。
「気をつけていれば防げる」
「若いから大丈夫」
なんていうジンクスは、
あっけなく崩れ去りました。
身体の不調や
突然襲いかかる病は、
年齢の
フィルターなんて容赦なく
通り抜けていきます。
だからこそ思うのです。
同じように
病気の苦しみや恐怖を味わった
当事者同士だからこそ、
かける言葉にはもう少しだけ優しさと配慮があったら嬉しいな、と。
「若いのに大変ね」ではなく
「大変だったね、よく頑張ってきたね」。
年齢という枠組みで
括るのではなく、
その人がどれだけの
恐怖と向き合い、
どんな想いで今日を迎えているのか。そこに
寄り添えるような言葉を交わし合えたら、
病と闘う私たちの
心はもっと
温かく守られる気がしています。
どんな年齢であっても
病気の
辛さに貴賤も違いもありません。
今日も自分の
体と大切に向き合いながら
一歩ずつ進んでいきたい。
