東大生の「陽キャ」は、世間の陽キャとちょっと違う
久々に昔を思い出すニュースを見た。東大卒のユーチューバーが性犯罪で逮捕されたとのことである。
あくまで筆者の憶測に過ぎないが、東大人物の見た目や発信内容を見ていると、東大時代はきっと「陽キャ」だったのだろう。当該人物の犯罪行為に対しては「勉強しかしてこなかったから」といった批判が寄せられるが、個人的にこの点については賛成でもあり、反対でもある。
さて、筆者の経験上、東大恋愛学部のようなタイプの陽キャは東大関係以外で見たことがない。ここでは「駒場系陽キャ」と呼んでみる。駒場キャンパスで特に目立って大声を上げているイメージがあるからである。
東大の陽キャと言っても色々いる。文武両道で各方面に優れた出来杉君のような陽キャがいる。公立中学校でも陽キャに入れたようなタイプの陽キャもいる。生まれながらのリーダーのような陽キャもいる。
ただ、「駒場系陽キャ」はこのどれにも当てはまらない。超進学校や医学部の同級生にも見たことがないので、本当に東大特有の人種なのだと思う。筆者は在学中、ほとんどこのタイプと接点がなかった。東大卒ユーチューバーは結構把握している方だと思うのだが、東大恋愛学部は名前すら聞いたことがなく、興味や志向が筆者と根本的に異なるのだろう。
今回は筆者の考える、駒場系陽キャの特徴について考えてみたいと思う。。筆者はこのタイプの価値観にあまり馴染めなかったので、批判的に見えてしまう点もあるだろうが、そこは「陰キャのひがみ」だと思ってご了承いただきたい。
・成績が良く、ハイスペ
まず駒場系陽キャに目立つ特徴として、概して成績が良いという点がある。全員が成績が良いわけではないのだが、少なくとも成績競争を露骨に否定したり、勉強ができないことをアイデンティティにするタイプはいない。
この点、世間一般でいうところの陽キャは大学をサボって彼女とダラダラしたり、運動部三昧で大学に顔を出さず留年するなど、成績へのこだわりはあまり見られない。
また、駒場系陽キャはコミュ力もそこそこあるので、在学中は「一軍」扱いだし、女子にもモテる。東大女子と付き合っていることが多い。
駒場系陽キャの優位性が目立つのは就職だ。このタイプは概して良いところに就職していった。外銀・外コンや官公庁、最上位のJTCなどで、司法試験や公認会計士試験にも短期合格していることが多かった。収入や社会的ステータスという点で同世代の中でも最上位の一群だと思う。メーカー研究職は少なく、アカデミアや出版社は見たことがない。
東大恋愛学部の逮捕されたメンバーも起業で成功しているみたいなので、東大卒の中でも勝ち組だろう。社会に出てからの成功度は更に開いていく印象である。
・実学系の学部に多い
駒場系陽キャの生息している学部にも傾向がある。どの学部にも多かれ少なかれ存在はするのだが、特に多いと感じるのは経済学部である。文科二類の出身者だけではなく、他の科類から進振りで傍系進学してくることも多かった。次に多いのは工学部、その次が法学部だろうか。
一方、比較的少ないのが理学部・文学部・後期教養辺りである。概して実学系の進路に多く、学術志向の進路に少ない。また、「陽キャ」というと文系に多いようなイメージがあるが、東大に関して言うと文理差はあまりないと思う。
農学部や教育学部は駒場系陽キャもいるのだが、「普通の陽キャ」も多い。普通の陽キャは概して「緩い」とされる学科に集まりがちである。
・首都圏の私立中高一貫校が多い
強い傾向があるわけではないが、出身高校は首都圏の私立中高一貫校が多い。ただ、超進学校にこのタイプはいなかった。
また、きちんと調べた訳では無いが、地方貧困家庭から苦労してというケースは少なく、親はエリサラなどアッパーミドル階級であることが多い。出身高校よりこちらのほうが共通項だろうか。
ただし、私立医等にありがちな「金持ちのボンボン」ともなんだか違う雰囲気である。
・スポーツは必須ではないかも
基本的に陽キャはスポーツが好きである。公立中学校で陽キャになるようなタイプはほぼ確実に運動が得意だし、集団競技の部活に入っていることも多い。大人になってからもスポーツを熱心に追いかけていたりする。
確かに駒場系陽キャもスポーツが得意な人は多いのだが、スポーツが共通項という感じはなく、マストではないという印象だ。
・テニサーが多い
所属サークルはテニサーが多かったが、他にも色んな運動系サークルがいた。運動部の人もいたが、個人競技が多かった。
また、学生団体や遊びのサークル(テーマが良くわからないやつ)にもそこそこ生息していた。いわゆる飲みサーも多かった。
また、ミスコン界隈と関わりがあったタイプは駒場系陽キャの割合が非常に高い。
・強烈な個人主義
駒場系陽キャが一般的な陽キャと異なる点が強烈な個人主義である。陽キャやマイルドヤンキーというと、仲間意識が特徴的なのだが、駒場系陽キャには乏しい。例えば、一般的な陽キャにありがちな「下の名前呼び」や「あだ名呼び」はあんまり見ない。
むしろ端々にプライドや競争心が出て、どこか殺伐としているのが特徴である。
・学歴厨
これまた駒場系陽キャの特徴だと思う。世間一般では陽キャはあまり学歴厨ではないと思う。むしろ学歴トークは嫌いという印象である。難関大学に進学してもそれはあくまで実利的な話であり、アイデンティティにはなりにくい。
だが、駒場系陽キャは学歴厨が目立つ。ネット学歴厨というと陰キャのイメージがあるが、実社会で学歴厨的な発言をする者はむしろ駒場系陽キャのほうが多かった。「低学歴」を露骨に見下したり、学歴厨の筆者ですら辟易するような発言もあった。
先述の東大恋愛学部もユーチューバーのヒカルに対して「低学歴の成金」といった趣旨のことを言い放ってして炎上していたが、あまり違和感はない。
・話題や価値観は非インテリ的
駒場系陽キャは純粋な学力面・頭脳面では同世代の中でも最上位にいると思う。
だが、その知的能力の高さとは裏腹に、話題や価値観はむしろ非インテリ的だと感じることが多かった。ヤンキーとかに近い。会話内容から教養や創造性を感じたことはなく、そういうテーマは嫌っている。興味は金・酒・女で閉じている印象であり、そこに学歴や仕事が混じってくる感じだ。
しばしばネットでは「低学歴はパチンコと風俗の話ばかり」と言われるが、東大生だからといって別に高尚な会話をしているとは限らず、あまり差はないかもしれない。
彼らの正体とは何なのか?
東大恋愛学部の一件に関してはお決まりのような東大生批判がつきものだ。「勉強ばかりしていて、性格が歪んでいる」というやつである。
しかし、陰キャ東大卒の感覚からすると、むしろ彼らは遊びや恋愛にも長けた陽キャであり、挫折経験の無さのほうが特徴的ということになる。
先述の通り、駒場系陽キャは東大以外で目にしない人種だ。彼らの正体は一体何なのか。
筆者は長年このテーマについて友人と議論してきたが、一応は結論めいたものは持っている。
彼らはおそらく。。。
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