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本当の強さ

小さい頃から、悪口を言ったり、言葉で人を攻撃する事が嫌いだった。
静かな子供だったから、言葉で人を攻撃することなんて、そもそも出来やしなかった。
でも、そのお陰で、人を傷付けることは、あまりなかったと思う。
人に強く何かを言うことがとにかく苦手だった。
今でもそれは変わらない。
何かを強く人に言わなければいけない時には、
勇気を振り絞って言っていたように思う。

昔、私のことを『強いね』と言ってくれた人がいた。
私は、当時、その強いねの意味が分からなかった。
全然、気も強くないし。
人に何かを強く言える程の度胸もない。
それなのに、強いねと言われることが分からなかった。
でも、今なら少し分かる。
その人は、私が人のことを悪く言ったり、言葉で攻撃したりしない所を見て、『強いね』と言ってくれたのかもしれないなと。
その強いねと言ってくれた人は、私とは正反対で、攻撃的なことを人に言う人だった。
社内では、少々、怖い存在だったかもしれない。
その人の発した言葉で、傷付いた人は、何人か居たかもしれない。
でも、私から見たその人は、根は弱い人だった。
気が強くて、強気なことを人に言う。
でも、それは、自分の弱さを知られたくなかったから。
本当の彼女はとても弱い人だったと思う。

私は、心の強い人間になりたい
心の強い人は、他者にも優しく出来る人だと思うから。

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