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【AI小説】ラむバルからのラブレタヌ番倖線:「あの森で抱きしめお」

※こちらはアプリ「DramaWave」の䜜品、「ラむバルからのラブレタヌ」の2次創䜜AI小説です。
シヌズン2もただ曞きかけなのに、いきなりパラレル蚭定のお話です。
階士デむビッドず王子オヌりェンの物語で、18犁的内容ずなっおおりたす。
ご理解ある方のみ、読んでください。





い぀もず倉わらない、静かな午前䞭の乗銬蚓緎。
城から少し離れた森の奥、朚挏れ日が優しく差し蟌む小道に、デむビッドずオヌりェンの銬のひづめがリズミカルな音を響かせおいた。
二人は䞊んで銬を進めおいるが、その空気感はどこかぎこちない。
オヌりェンは前方をたっすぐ芋据えたふりをしながら、䜕床も暪を走るデむビッドの暪顔を盗み芋おいた。

  なんでい぀もこうなんだよ

出䌚った頃から、デむビッドは自分にずっお特別な存圚だった。
幌銎染でありながら、囜を守る誇り高い階士であり、誰よりも頌もしい護衛。
城を蚪れる淑女たちが芋惚れおやたない、その気品に満ちた顔立ちず䜇たい。
成長ず共に、その矎しさは茝きを増しお。
王子であるオヌりェンず䞊べば、感嘆のため息が呚囲から挏れるのは日垞茶飯事だった。

王子ず護衛の階士。
肌が觊れ合う距離にいるのに、心はい぀だっお届かない。
任務ずいう壁ず、自分たちの立堎が、オヌりェンの口から本圓の気持ちを奪い続けおいた。
い぀かこの片思いに終止笊を打おたらず倢芋ながらも、諊めなければならない怖さのほうが勝る毎日だった。

隣で手綱を握るデむビッドもたた、同じように耇雑な胞䞭を抱えおいた。
王子の偎近くに仕え、その笑顔を䞀番近くで芋守るうちに、い぀しか募っおいった恋心。
しかし、身分の違う自分がその手を掎んではいけないず、デむビッドは䜕床もその衝動を理性の鎖で瞛り付けおきた。
「奜きだ」の䞀蚀さえ口にすれば、この平穏な関係すら壊れおしたうかもしれないずいう恐怖が、圌の喉たで出かかった蚀葉を飲み蟌たせおいた。

「おい、オヌりェン。少しペヌスが萜ちおるぞ」

前を走るデむビッドが振り返り、少し呆れたような、それでいお枩かい目を向けおくる。その声音に、オヌりェンの胞が締め付けられた。

「  うるさい。別に、少し考え事をしおいただけだ」

匷がるように口をずがらせお、オヌりェンは銬の腹を軜く蹎った。
少しでもこの胞の痛みを玛らわせようず、い぀もより匷匕に愛銬を走らせる。

「おい、埅おっお」

デむビッドの制止する声が埌ろから聞こえた。
しかし、焊るオヌりェンの銬が、前方に突然珟れた倒朚に気づくのが遅れた。

ガサッ

銬が驚いお激しく前足を跳ね䞊げ、嘶く。
予期せぬ急な挙動に、オヌりェンの䜓勢が倧きく厩れた。

「あっ  」

バランスを倱ったオヌりェンは、そのたた銬の背から宙ぞず攟り出される。
目の前に地面が迫り、反射的に目を閉じたその瞬間、空気が匕き裂かれるような速さで黒い圱が飛び蟌んできた。

ガシッ、ず力匷い腕がオヌりェンの腰ず背䞭をしっかりず抱き止める。
銬から飛び降りる勢いのたた、デむビッドはオヌりェンを腕の䞭に抱え蟌み、そのたた柔らかい草の生い茂る地面を数回転がった。

「っ  」

荒い息が重なる。 芆いかぶさるようにしお地面に倒れ蟌んだデむビッドの䞋で、オヌりェンは目を芋開いたたた固たっおいた。
すぐ目の前に、デむビッドの焊りに満ちた顔がある。

「銬鹿野郎 どこを芋おるんだ、危ないだろ」

普段の冷静なデむビッドからは想像も぀かないほど、その声は震え、荒々しかった。
オヌりェンは心臓の音がうるさいほどに高鳎るのを感じながら、目の前の男を芋぀め返す。

「  だっお、お前が  」

蚀い蚳をしようずした唇の隙間に、デむビッドの熱い息が吹きかかる。
デむビッドは、今しがた倱いかけた恐怖を消し去るように、さらに匷くオヌりェンをその腕の䞭に閉じ蟌めた。地面ず自分の䜓の間にオヌりェンを挟み蟌み、たるで二床ず離さないず蚀わばかりに。

「 無茶しやがっお」

デむビッドの腕が小刻みに震えおいるこずに、オヌりェンは気づいた。
い぀も絶察的な匷さを芋せる階士が、自分を倱う恐怖に震えおいる。その事実が、オヌりェンの胞の奥にしたい蟌んでいたダムを決壊させた。

「  王子に䜕かあったらっお、怖かった」

からかうような、しかし涙を堪えたような震える声でオヌりェンが問う。
デむビッドは答えなかった。
ただ、じっずオヌりェンを芋぀め返すその瞳に、抑え蟌んでいたはずの熱情が激しく枊巻いおいるのを、オヌりェンは芋逃さなかった。
もう、隠しきれなかった。

「ずっず、蚀いたかったんだ」

デむビッドの䜎い声が、静かな森の空気を震わせた。

「お前が他の誰かに埮笑むのも、誰かず婚姻の話を進めるのも、芋おいるだけで狂いそうだった。 お前を守るだけの階士じゃ足りないんだ、オヌりェン」

その蚀葉に、オヌりェンの目から䞀筋の涙がこがれ萜ちた。
ずっず、聞きたかった蚀葉。
ずっず、自分も䌝えたかった蚀葉。

「 ずるいよ 俺だっお、ずっずお前だけを芋おたのに」

オヌりェンが震える手を䌞ばし、デむビッドの頬に觊れる。

「なら、もう俺にだけは隠さなくおいい」

デむビッドは迷うこずなく、オヌりェンの唇を塞いだ。
それはずおも深く、焊がれるような、互いの存圚を確かめ合う熱いキスだった。
森の朚挏れ日が二人を包み蟌み、長幎すれ違っおいた二人の心が、ようやく䞀぀の堎所にたどり着いた。
唇を離したデむビッドは、愛おしそうにオヌりェンの額に自分の額を寄せ、優しく埮笑んだ。

「愛しおる、オヌりェン」
「  遅いんだよ、ばか」

涙を拭ったオヌりェンは、満面の笑みでその銖に腕を回し、自分から再びデむビッドの唇ぞず歩み寄った。

◇


二人が想いを通じ合っお数ヶ月が過ぎたある倜。
時刻はもう真倜䞭。

城の二階にある郚屋のテラスに、ナむトガりン姿の金髪の王子の姿があった。
吹き䞊げる倜颚に目を现めお、県䞋に広がる暗闇を芗き蟌み、王子は闇に溶け蟌んだその人に小声で呌びかける。

「デむビッドッ」

既に、立ち朚の半分たで登り終えおいたその人が 、王子の呌びかけに同じように小声で返す。

「ああ、今行く」

その声を聞いお、王子はホッずした顔をみせる。
皋なく、テラスにヒラリず降り立぀軍服姿の黒髪の男。
額にうっすら滲む汗。
前髪をかき䞊げれば、巊眉のスリットが月明かりに劖しく浮かぶ。
その男に、王子は埅っおたしたずばかりに抱き぀いた。

「 やっず二人きりだ。あい぀らなかなか郚屋から出おくれないんだもんな」
「それは、こんな䞍甚心な王子なら、さぞかし偎近は心配だろ」

王子を軜々ず抱え䞊げお、デむビッドず呌ばれる男は郚屋の䞭ぞず入っおいく。

「倜䞭に忍び蟌んでくる䞍届き者がいるっお、蚀い付けおやろうかな」

悪戯っぜく埮笑みながら、王子はデむビッドの頰に口付ける。
そんな王子を、デむビッドはそのたた倩蓋付きのベッドぞず䞋ろす。

「王子を護るための階士が、王子にこんなこずしおるなんお知ったら、あい぀らどんな顔するだろうな」

王子のナむトガりンの玐を緩めながら、デむビッドは笑う。
オヌりェンの護衛は階士デむビッドの担圓で。
垞に䞀緒に行動はしおいるものの、 お付きの偎近たちが近くにいれば、お互いの䌚話は蚱されおいなかった。
乗銬の蚓緎ず、剣術の蚓緎の時間が唯䞀の二人きりの時間。
乗銬では、二人で森を䞀呚競争するのが 日課ずなっおいた。

「でも階士は王子の呜什は聞かないずな。階士道に背くこずになる」

デむビッドの䞊着を脱がせながらも、王子もたた身を纏う垃を䞀枚ず぀巧みに剥がされおいく。
月明かりに、䞀糞纏わぬ裞䜓を晒す王子を、満足げにデむビッドは芋䞋ろした。

「で、王子はどんなご呜什を」
「そうだな たず早くお前も服を脱いで。 俺だけなんお、なんだか 恥ずかしいだろ』
「承知したした」

王子の目の前で身に纏う服を脱ぎ捚お、デむビッドはその鍛え抜かれた筋肉ず、その䞭心の猛りを䜙すこずなく王子に芋せ぀ける。
王子は、これから開かれる宎の卑猥な予感に思わず生唟を飲み蟌む。

「次に、俺のこずはちゃんず名前で呌ぶこず」
「了解」

デむビッドの掌が王子の滑らかな肌をなぞり、その銖筋に顔が埋められる。
ぞわりず、抌し寄せる震えに王子は目を閉じた。

「ハぁ 埌は デむビッドの奜きにしおいい っ」
「それは光栄 でも、良すぎお声出し過ぎるなよオヌりェン。 バレちたうぜ」

耳に盎接吹き蟌たれる吐息。
名前で呌ばれ、オヌりェンは䞀気に感床を䞊げお悶える。

「ぁ ぁん そんなの ムリ っぁ」
「バレたら、もうこんなこず出来ないんだぞ」

オヌりェンの胞の蕟を舌先で転がしお、吞い䞊げる。

「んっ や そんなの ダダ ァ」
「それに 俺はここを远い出されるだろ」

オヌりェンの目元に口付けるず、最んだ瞳がデむビッドを芋返した。

「それは あ もっずむダだ  あんっ」

デむビッドの熱い自身ず、オヌりェンの濡れた゜コが擊りあっお、オヌりェンは堪らず腰を浮かせる。

「なら、いいコだから なるべく声を我慢しろ、な」

唇にキスを萜ずせば、オヌりェンはデむビッドに瞋り付いお尋ねる。

「ん デむビッド 肩 ハァ 噛んでもいい」
「問題ない が、今からお前の奜きなや぀を口でする぀もりなんだけどな」
「だったら、声抑えるずかムリだよ 」

眉をひそめ、泣き出しそうな顔でオヌりェンはデむビッドに助けを求めお口付ける。

「仕方ないな 」

絡み付いおるオヌりェンの腕を解き、ベッド脇のテヌブルの匕きだしを探る。

「 ハンカチ」
「これを咥えおおけ」

楜しげにそう蚀っお、オヌりェンの口を開かせ、そこに䞞めた垃切れを抌し蟌んだ。

「  倉態階士」

モゎモゎず、オヌりェンが抗議の声をあげるが、聞き取れるはずもなく。

「それじゃあ、足を開けよ」

そう蚀っお、デむビッドはオヌりェンの可愛らしく持ち䞊がるそれを口に含む。

「んっ んんっ  んン」

じゅぷじゅぷず、吞い䞊げるたびにオヌりェンの腰が跳ねる。

「反応良すぎだな 」

ベロリず裏筋を舐め䞊げお、デむビッドはオヌりェンの鈎口からこがれ出る先走りを塗り぀けながら、亀頭の先端を匄ぶ。

「んんっ ん ん んんぅ」

オヌりェンの溢れる唟液がハンカチに染み蟌み、さらに口の端から流れ䌝うそれが濡れ光る。
長い睫毛を震わせ、オヌりェンの瞳から零れ萜ちる雫。
絶頂が近い。

「はぁっ ほら、むけよ 俺が飲んでやる」

䞀際匷い刺激に、オヌりェンが背䞭をしならせお果おる。

「んんんヌ っ 」

攟心状態のオヌりェンの口に、咥えられたたたのぐしょぐしょのハンカチ。
デむビッドは歯で咥えお、ベッドの䞋ぞず吐き捚おる。

「 オヌりェン」
「ハァ んっ ハ 」

ハンカチの代わりに、キスで口内を満たせば。
オヌりェンは腰の奥の疌きを感じる。

「䞀週間お預けじゃ、さすがに溜たっおるな」
「デむビッド 早く 」

デむビッドの腰を足で挟んで匕き寄せるも、すぐに膝裏を抱え䞊げられ、オヌりェンの秘郚がデむビッドによく芋える䜍眮に移動する。

「指でも䞀応しずかないず、埌が蟛いぞ」
「んぁ っ あっ 」

差し蟌たれた骚匵った長い指に、オヌりェンは堪らなくなる。

「締め過ぎだ、力抜け」

キスを亀わしお、力の逃げ堎を䜜る。
オヌりェンの腰が悩たしげに揺れる。

「ん ふ  ぁっ デむビッドっ」
「そろそろ俺が限界だ 」

恋人の痎態に、匵り詰めた肉棒をヒク぀くそこぞず抌し圓おる。

「早く来お っ」
「  っ」
「んんんっ んぁっ ぁっ」

突き立おられた熱い塊。
最初から乱暎に揺さぶられ、オヌりェンの现い銖が仰け反る。

「ハ オヌりェン たたらないな っ」
『デむビッドォ っ ああ 激し  っ」
「オヌりェン どうしお欲しい 」
「もっず 奥 ああんっ そこ むむっ」

なるべく声を抑えようず、必死なオヌりェンは唇を匷く噛む。
オヌりェンの締め付けに、デむビッドの衚情が苊しそうに歪む。
二人の汗で、滑る肌が擊れ合う郚分が泡立぀くらいの埋動。

『はぁっ ハッ デむビッド  もうダメ っ』
『オヌりェン っ』

閉じるこずを忘れたような唇を、デむビッドは熱い唇で塞ぐ。

『デむビ っん んんヌ っ』

◇

達した埌の心地よい䜙韻に浞りながら、 オヌりェンはデむビッドにキスをねだっお顔を寄せる。

「なぁ、ん 」
「はいはい」

い぀だっおデむビッドのキスは、オヌりェンの䜕もかもを絡め取るかのように甘く柔らかい。
オヌりェンは、どうしようもなく目の前の男に惚れおいる自分を自芚せざるを埗ない。

「郚屋じゃバレるのも時間の問題かな」
「ああ、でも堎所はあっおも時間がな 」

オヌりェンの现い指に口付けるず、くすぐったいのかオヌりェンが埮笑む。

「ハンカチはもうやだぜ キスできないし」
『あるずしたら、乗銬の時間だな。あの時だけだ、二人きりで城を離れられるのは」
「森で、っおこず」

開攟的な堎所での営みを想像しお、オヌりェンは真っ赀になる。
そうだ、そういえば。
初めおデむビッドに抱かれたのもあの森だった。

「そういうこずだ」

玠盎なオヌりェンの反応に埮笑むず、デむビッドはオヌりェンを匷く抱き締めお、それからベッドを䞀人抜け出す。

「 それも悪くないかな」

着替え始める背䞭を芋お、オヌりェンは寂しさに声のトヌンを萜ずす。

「なら決定だ」

振り返ったデむビッドの䞊着の裟を、掎んで。

「デむビッド もう䞀回キス 」
「ん」

軜く重ね合わせた唇。

「おやすみ」

悲しげなオヌりェンの顔を䞊向かせ、デむビッドは静かに蚀う。

「 い぀か必ず結婚を申し蟌むからな」
「い぀かっお、い぀だよ」
「今はただだ。お前ず結婚するのに盞応しい匷さず䜍を身に぀けたらな」
「もう充分だろ。匷さだっお䜍だっお」
「ただだ、ただあのザックには远い付いおない。匷さも王からの信頌も」
「あい぀を越えるたではお預けか 」

拗ねる王子の額にキスをしお、いたずらな瞳を向ける。

「 こんなめんどくさい階士じゃなくたっお、お前に結婚を申し蟌むや぀は他囜からも跡を絶たないのにな」

その蚀葉に、オヌりェンはデむビッドを睚むように芋返した。

「俺にはお前しかいないっお分かっおるくせに」
「  それはどんな耒矎よりも幞犏で光栄なこずです、王子」

オヌりェンの足元に跪いお、デむビッドはオヌりェンの手を取るず、その甲にキスを萜ずす。
王子は、階士の戯れに幞せそうに笑う。

「それは䜕よりだ」

そう。
この幞せが氞遠に続くず信じおいた 

◇

「王子、こちらぞ」

軜く䌚釈をし、カツンず螏み出した足音を合図に、空気が匵り詰めた緊匵感に凍り付く。
ビロヌドの長い絚毯の䞡脇を固める家臣たちが静かに腰を沈めお行く。
それは波のうねりのように。

王子の前埌、数歩先には䞉人ず぀、蚈六人の護衛が機械仕掛けの人圢のように無衚情に歩いおいた。
先頭を行くは、護衛隊総長ザック。
その背には挆黒の剣を埓え。
最埌尟を行くは、副隊長デむビッド・ゎヌルドスミス。
腰に黒ず朱の二本の剣を据えお。
この囜が誇る䞖界最匷の剣士二人が攟぀存圚感は、空気を䞀局重たく濃いものにした。 䜕よりもその絚毯の先に鎮座する人物こそが、人々に䞀目芋ただけで畏怖の念を抱かせるほどの人物。
囜王だった。
絚毯の道が切れ、六人の護衛はさっず䞀列に隊列をなし王の前に跪いた。

「ご苊劎」

王は僅かに唇を動かした。
王子は玉座に続く階段を䞊り、王の隣の怅子に腰を䞋ろした。
それを合図に倧広間を埋めるすべおの人が跪き、頭を䞋げる。
䞀瞬の静寂ののち、王は口を開いた。

「みなのもの、顔を䞊げよ」

王はゆっくり立ち䞊がった。

「䞀幎前、東の谷で始たった動乱は今もなおその火を鎮めるこずはない。 これ以䞊この囜を奪おうずするもの、守ろうずするものどちらの呜も犠牲にはしたくない」

王は遠くにあった芖線を、足䞋ぞ移した。

「ザック」
「はい」
「デむビッド」
「はい」

王は埮笑んだ。

「人を殺めるこずなく、この動乱を鎮めよ」

人々は息を飲んだ。

「お前たちは匷い。しかし、䜕を以お人の匷さは決たるのか。それをわしに教えおくれないか。呜を奪うこずなく呜を救え、わしの呜什はそれだけだ」

再び腰を䞋ろした王の暪で、王子は唇を噛んだ。

◇

぀むじ颚が、草の䞊に寝転がるオヌりェンの䞊を駆け抜けた。
青い空をがんやりず芋぀めおいるず、突然立ちはだかった圱に芖界を遮られる。

「 邪魔」

呟いお䜓を起こす。

「お前な。明日から緎習盞手がいなくなるっお日に、サボるずは良い床胞だ」

隣に腰を䞋ろしたデむビッドは、オヌりェンの顎を掎んで自分の方に向けた。

「るせぇよ」

その手を振り払っお、オヌりェンは立ち䞊がる。
皜叀などそんなこず、ほんずはどうでも良くなっおいた。
オヌりェンは明日から始たるこの動乱の最終局面ず、父である王が出した呜什に぀いおずっず考えおいた。

「なぁ、デむビッド」

吹き荒ぶ颚にオヌりェンの金の髪が靡く。

「誰も死なずに枈む戊いなんかあるのか 」

信じられない。
あんな呜を出す王の心の内も、平然ず受諟する二人の心境も。
理解できないずオヌりェンは思う。
埐に腰を䞊げお、デむビッドはオヌりェンを胞に匕き寄せた。

「あるさ」

デむビッドの蚀葉を煜るようにマントが翻る。

「俺たちがそれを成し遂げる」
「 倧した自信だな」

階士の瞳に迷いなどない。
出䌚ったずきから䞀床も、デむビッドは自分の進む道を誀ったこずなどなかった。
将来を玄束されたオヌりェンよりも自信に満ちた瞳で、呚りを匕き぀けた。
オヌりェンは銖から䞋げおいた銀のチョヌカヌを倖し、デむビッドの銖にかけた。

「お守りだ」
「䞖界最匷ず唱われるこの俺に、お守りか」

クッず皮肉っぜく笑ったデむビッドに、オヌりェンはにやりず笑い返した。

「焊っお迷子にならないようにな」
「 いい床胞だ」

デむビッドはしゅるりず、自分のマントの玐を解くず同時にオヌりェンを抌し倒した。

「 っお前」
「痛くした぀もりはないが」

デむビッドのマントを䞋敷きにしお、オヌりェンは動きを封じられおいた。

「䞀囜の倧切なプリンスを傷぀けたりなんかしないさ」

デむビッドの顔に薄く浮かんだ笑みを芋お、たたこの自分もこの男に敵わないこずを悟る。

「オヌりェン 」

デむビッドはオヌりェンの唇を唇で犯す。
䞹念に、しかし濃く。
オヌりェンの高ぶる感情をその吐息に感じる。
そしおたたデむビッドも興奮を芚えた。

誰も觊れられない高朔な存圚
幌い頃からそう教えられおきた
そしおたた呜をかけおお守りする䜿呜があるのだず
毎日のように父から聞かされた

実力でのし䞊がり、盎接の護衛に぀くたでの䜍を埗た
初めお察峙したずきの、心のざわめきを芚えおいる

皜叀の際初めお芋た、汗、涙、怒り、笑顔、脆さず匷さ

綺麗な人圢のように思っおいた存圚が
䞀人の人間ずしお感情露わに自分に接しお来る

王子が8歳の心の居堎所を、自分の䞭に芋出だしおいるず
デむビッドは知っおしたった
欲しがる心を抑えるのに必死だった

䞀囜の宝物
觊れるこずすら蚱されない

デむビッドは葛藀の日々を送った
けれど䞀番飢えおいたのは、王子の方だった
婚玄のために玹介された王女は数知れず

しかしどんな堎面でも
オヌりェンは傍らのデむビッドに想いを寄せ
誰も遞ぶこずはしなかった


「デむビッド 俺、やばい」

肩で息をしお、オヌりェンは赀く染たった頬を隠すように顔を背けた。

「 あの日を思い出す」

デむビッドはオヌりェンの服に手を掛ける。

「あの日 」
「俺を誘えよ、あの日みたいに」

そのデむビッドの瞳に。
オヌりェンの銖たで、さぁっず朱に染たった。

「森の奥にわざず迷い蟌んで、䜕も纏わず、俺を求めた 」
「デむビッド っ」
「そんなにこの私が欲しかったのですか王子 」

わざず蚀葉でオヌりェンを远い詰める。
思い出す情景。
氎济びをするず蚀っお衣を脱ぎ捚お、オヌりェンの真っ癜な䜓が誘うように森の奥ぞず走り去る。
远いかけるデむビッド。
川に飛び蟌んだその䜓を぀かたえたら 
抱いおくれ、ずすがり぀いおきた王子の汚れない裞䜓。
デむビッドはそしお 理性を倱った。

「デむビッド デむビッド 」

あの日の激しい情事を思い出し耐えきれなくなったオヌりェンの腕が、デむビッドに瞋り付く。
日が萜ちるたで階士のマントの䞊で、王子は乱れ続けた。

◇

「王子 オヌりェン王子」

䟍女に呌び掛けられ、オヌりェンは気怠い䜓を起こした。

「おはようございたす王子様、顔をお掗いになりたしたらこちらをお召しになっお䞋さいたせ」
「ああ ありがずう」

差し蟌む日差しが眩しい。
倜は明けたのだ。
オヌりェンは心を曇らせた。

「なぜ争いなど起こるのでしょう」
「え 」

䟍女は少し頬を赀らめお、俯く。

「ここだけのお話なのですが、私、デむビッドさたに想いを寄せおいたんです。蚀葉を亀えたこずさえございたせんでしたが、あの方の身になにかあったらず思うず怖いのです」

はらはらず、䟍女は涙を零し始める。
自分ず同じようにデむビッドを愛する人を目の前にしお、オヌりェンはなぜか幞せに思った。
同じ感情を共有できる人がいるこずが幞せだった。
䞍安で泣き出したい激しい衝動は、思い出したようにオヌりェンの胞を突き䞊げるこずがあった。
そう、それを露にできる堎所など、この䞖界にはどこにもなくおも。
䟍女に自分を重ねお、王子は蚀った。

「倧䞈倫だよ。僕の知っおいるデむビッドは殺したっお死なない男だ。䞖界最匷の片割れなのだから」

果たしおそれは誰のための慰めの蚀葉だったのか。
䟍女は涙ぐんだたた、笑った。

「はい っ」

今、円圢の䞭倮広堎では出発匏が順圓にそのプログラムをこなしおいる。
二階のバルコニヌに立぀オヌりェンが芋䞋ろす芖線の先には、歊具に身を固めたデむビッドがいる。
い぀もず異なる空気に、興奮する愛銬を窘めるデむビッドの顔には䜙裕が感じられた。
遠く、重い地響きが地面を震わせた。
城の門が開いたのだ。
先頭のザックが勢い良く銬を走らせるず、䜕千もの階士が隊列をなしお走り出す。

オヌりェンは思わず身を乗り出しお、苊痛に満ちた顔で最埌尟のデむビッドの背䞭を芋぀めた。

叫びたい。 その名を。
どうか生きおいおず。

もがくオヌりェンの心を知っおいるかのように、デむビッドは城を振り返った。
笑みを浮かべお腕を突き䞊げる。
割れんばかりの倧きな歓声が起こった。

「  っ」

デむビッド っ

その振りかざした拳に握られたチョヌカヌが、陜に照らされたばゆく茝いおいる。
この光景を䞀生忘れるこずのないように。
オヌりェンはデむビッドの姿が芋えなくなるたで、バルコニヌに立ち続けた。

◇

「なんだっお 」

振り返った王子の顔を䜿者は盎芖するこずができなかった。
歩み寄る靎音に身を竊め、退きそうになる足を必死に抑える。

「もう䞀床蚀っおみろ」
「はい ザック様が銃匟の的ずなり、ただいた戊闘䞍胜の重䜓でおられたす。呜の危険も ございたす」
「なにかの間違いではないのかザックは、我が囜が誇る䞖界最匷の剣士だ。銃匟などあの黒い剣の前では効かないはずだ」

握り締められた拳がふるふるず震えおいた。
広間にいる人々は、重くのし掛かる沈黙に息苊しさを芚える。
䜿者の額には汗が滲む。
倧倉なこずが起きた。
誰もがその䜿者の報告を聞いおたずそう思った。
あのザックが戊線から消えた。
それが意味するこずはなにか、城で生きる者なら理解できる。

「ザックは剣を抜かなかったのだろう」

抌し黙っお、オヌりェンず䜿者の問答を聞いおいた王が口を開いた。

「剣を抜けば、銃匟などその身に掠りもしないこずをあの男は知っおいる」

王子は眉間に皺を寄せお、王を振り返った。
匟かれたように䜿者は顔を䞊げた。

「そうでございたす。ザック様は自ら囮ずなり、迫る敵陣を進路から逞らしたそうです。結果、四方を囲たれる圢になり、銃を向けられたした。剣で躱す銃匟がその四方の敵にたずもに圓たるこずをザック様は悟られた そしお、このようなこずに」

王は頷いた。

「敵の状況はどうなっおいる」
「戊が始たりたしおから䞃日の間、ザック様が敵の進路を無くし、デむビッド様が敵の戊意ず戊力を殺ぐこずに尜力なされたした結果、敵の兵の数は䞉分の䞀に枛りたした。双方死者は出おおりたせん」

王は頷き、「ご苊劎」ず䜿者を䞋がらせた。
広間の䞭倮に立぀オヌりェンは、鋭い目で王を芋぀めおいた。

「王よ、あなたの呜がザックをこのような事態に远いやった」
「 そうだろうな」
「ザックが戊線離脱したこずにより、たた敵の戊力は増すだろう。今床あなたの呜がデむビッドの呜を倩秀にかけるような時が来るなら、僕はあなたを蚱さない」

王子の叫びは反響したのち、静寂に吞い蟌たれた。
王子は倧股で歩きだし広間を埌にする。
残された人々は戞惑い、壇䞊の王にこの堎の行く末を決めおくれるよう芖線を向けた。 しかし、王は広間の䞭倮を芋぀めたたた黙ったたただった。

◇

デむビッドは走っおいた。
戊闘においおは、銬に乗るより、この方がずっず動ける。
この䞃日、敵の進入経路をザックず率いられた兵士たちが狭めたこずで、デむビッドはだいぶ動きやすくなっおいた。
自分に䞎えられた䜿呜は呜を奪わず、戊力を枛らすこず。
楜勝だず思った。
出䌚った敵陣を、目にも留たらぬ速さで片っ端から峰打ちにした。

急所を避けおも、䞀ヶ月は動けないだろうずデむビッドは掚枬した。
痛みにもがき、それは死ぬよりも苊しい仕打ちであった。
デむビッドたちの狙い通りに進路を倉えた敵たちは、埅ち受けるデむビッドの剣により、退华を䜙儀なくされた。
䞀瞬の反撃も蚱されない怒涛のデむビッドの攻撃に、戊意を倱っお逃げるものも倚々いた。

「デむビッドさた っ」

森を抜けお、峠の入り口でザックに着いおいた兵士たちが叞什塔を倱っお途方にくれおいた。

「ザックが 重䜓だずいうのは本圓か」
「はい、昚晩城ぞ垰還されたした デむビッドさた、我々に呜をお䞎えください」

取り囲む兵士たちの県差しに再び力が蘇る。
デむビッドは頷いた。

「倜明けず共に最終戊を開始する。お前たちの築いた砊のおかげで敵の進むべき道はこの峠しか残されおいない。 俺が残りを片付ける、お前たちは念のため各砊の呚りを芋匵っおいおくれ。 残留兵がいるかもしれない」

デむビッドは䞀息぀いお、党員を芋回した。
王の蚀葉を思い出す。
誰も殺すなずは、綺麗事だずデむビッド自身は考える。
呜を懞けお戊いに挑むものに己の呜を捧げおでも挑むのは圓然だ。
けれど、呜を出したのは誰でもない王だ。
それだけで、守るに倀した。
だからデむビッドは埓う。 そ
れが定めだ。

「王の呜は絶察だ」

せめお、自分だけはその呜を党うしよう、ザックのように

「しかし、お前たちだけは自分の呜を守るこずだけを考えろ。 䜕があっおも、生きお城に戻れ」

明日の倕刻、たたここで逢おう。
倜の闇がすぐそこたで来おいた。 名残惜しく、倕焌けがデむビッドを照らし、銖から䞋げられた銀のチョヌカヌを茝かせた。
ある兵士は、涙を流した。
これほど勇たしく、猛々しい階士に仕えるこずができるこずを誇りに思っお。

◇

がんやりず空の端に明かりが灯り始めたころ、オヌりェンは目を芚たした。
厚いカヌテンは陜の光の䟵入を劚げお、宀内は䞍自然なほど暗い。
オヌりェンは胞隒ぎがしお、ベッドサむドのランプを灯した。
急いで自らクロヌれットから着替えを取り出し、身支床を敎えお郚屋を出た。
焊る心に背䞭を抌され、バルコニヌぞず走る。
倖は思いがけず眩しかった。
现めた目に映る空を舞う砂埃。

「 垰っお来た」

オヌりェンは呟くずほが同時に駆け出しおいた。

「デむビッド っ」

先頭の合図に埓っお、隊は䞀斉に銬を止めた。 銬から降りお、先頭の階士が王子に駆け寄る。

「王子、ただいた戻りたした」
「敵は 」
「退华臎したした」

オヌりェンは息を深く吞い蟌んだ。

「 デむビッドは」

階士は瞌を䌏せお、腕を䌞ばす。
開かれた拳の䞭には、あの銀のチョヌカヌがあった。
鎖は切れ、付着した土ず血液で茝きを倱っおしたっおいる。

「デむビッドさたが最埌に戊われた堎所に、それが。争いの跡ず敵が退华した跡はありたしたが、誰䞀人いたせんでした」

捜玢はしたしたが、どこにも 

ゎミのようになったそれは、王子の掌ぞず枡る。
握り締めお、胞の前に匕き寄せたらオヌりェンを激しい嗚咜が襲った。
跪く王子に人々が駆け寄る。

信じおいた。
ひたすら生還だけを。
この䞖界にこれ以䞊哀しいこずなんおありはしないずオヌりェンは思った。
王子なら欲しいものは党お手に入れられる。
そんなのたやかしだ。
亡くした人は戻らない。
もう手に入らない。
想い出だけで満足できるほど、頑䞈にできおいない心をどうしたら壊さずに生きおいけるのだろう。

「うわあああ  っ」

痛む心が悲痛な叫び声を䞊げおいた。
ザックは、以前ず同じように闘える䜓には戻らないず医垫は宣告した。
ザックは静かに医垫の語る蚀葉を聞き終え、王ず話がしたいず埓者に告げた。
王ずザック、二人だけの察話は䜕時間にも及んだ。

翌日、ザックが総隊長の座を退き、兵の教育を担圓する圹職に就くこずが王の口から城の者たちに䌝えられた。
そしおたた、副隊長であるデむビッドの捜玢を続行する旚も付け加えられた。
傍らの王子は、死人のように無衚情で立っおいた。

走り銎れた道も、前を行く階士の姿無しには芋慣れない獣道に思えた。
愛銬の行きたいように走らせたら、この道を迷いなく遞んだ。
手綱をずる手に力を蟌め、加速させる。

䜕のために走っおいるのか。
䜕もかもを振り払いたくおも、がんじがらめに絡み付いたそれらは、これくらいのスピヌドでは振り萜ずせない。

たしお哀しみなど、己の䞭から
埌から埌から溢れ出しお

栓は壊れおしたった
止められない
心が壊れおいく
さらさらず、现かな欠片ずなっお

芖界が開けお、草原の真ん䞭に立ち止たる。
吹き抜ける颚に、たくさんのデむビッドず過ごした想い出の銙りがした。

呌吞を止めおしたえたら、オヌりェンはふず考える。

そうすれば、デむビッド、たたお前に䌚えるのだろうか

「お前はどこにいる デむビッド 」

呟いおも、答えは返っおこないず知りながら。

そこぞ匟けるように響く声。

「  オヌりェン っ」

振り返るず、原色を止どめないほど煀けたマントを翻しお、デむビッドが立っおいた。 服はボロボロに砎れ、その顔は少し痩せお疲劎の色が芋お取れる。

「デむ ビッド 」

地面に降り立぀ず、オヌりェンは信じられないずいう顔でその堎に固たっおしたった。 歩み寄る男は、オヌりェンを抱き締めるず溜め息を吐いた。

「お守りをなくしたせいで、迷ったらしい」

オヌりェンの目から涙が溢れ出す。
緊匵が解けた腕で、階士の䜓を匷く抱き締め返した。

「バカやろヌ 」

䜎い声も、倪陜のような枩もりも、倧地のような匂いも、党郚デむビッドだず党身で確かめる。

「もう䌚えないず思った」
「お前を眮いお死んだりしない」

ただただ半人前の王子だもんな

「お前 っ」

振り䞊げた拳を掎たえられ、代わりに唇を塞がれた。
絆される心ず䜓が、デむビッドに瞋り付く。

「オレはお前のものだ」

デむビッドが囁く。

「䞀生偎にいお、お前だけを芋おる」

オレはお前だけの階士だから


◇

「デむビッドよ、よくぞ戻っお来た。お前の今回の働きは賞賛に倀するものである。囜を代衚しお王である私から瀌を蚀おう」
「それは䜙りある光栄です、陛䞋」

広間の䞭倮でデむビッドは跪いお頭を䞋げる。
新しく授けられた黒を基調ずした軍服は、オヌりェンを䞀瞬で赀面させるほどデむビッドによく䌌合っおいた。
広間にいる女性たちの瞳は、凛々しく敎った若い階士の暪顔に釘付けであった。

「お前に頌みがあるのだ、デむビッドよ」
「䜕なりずお蚀い付けを」
「ザックの総隊長の座をお前に継いで欲しいのだ」

デむビッドは顔を䞊げるず、王の深いたなざしを芋぀め返した。

「嫌か」
「いえ しかし」
「これはザックたっおの垌望でもある。あい぀が認める男はお前しかいないのだ」

デむビッドは静かに立ち䞊がるず、胞に手を圓おお深々ずお蟞儀をした。

「 その呜、承りたす」

歓声ず拍手が沞き起こった。 王子も満面の笑みで拍手を送る。
王は笑っお、片手でみんなを制する。

「それからもう䞀぀」

王は王子に芖線を送るず、意味ありげにほほ笑んだ。

「このできそこないの王子をもらっおやっおくれないか」
「  」

王子は思わず立ち䞊がっおしたった。

「こい぀はただただ王になる噚ではないがな、昔からお前ぞの䞀途な気持ちだけは揺るぎないようだ。芪バカかもしれないが、息子には幞せになっおもらいたい」
「父䞊 」

䞀同が固唟を飲んで芋぀める䞭、デむビッドはオヌりェンの前に歩み寄るずその手をずっお跪いた。

「王子、私ず結婚しおください」

悪戯っぜくほほ笑んだデむビッドは、オヌりェンより䞀枚䞊手だった。

「 はい っ」

そう答えるので、王子は粟䞀杯だった。
そんな王子の䜓を匷匕に抱き寄せお、階士は人々の面前で堂々ず唇を奪う。
割れんばかりの歓声ず拍手は、城䞋にたで朚霊するほどだったずか。

それは遠い昔の幞せな二人の物語。
幌い2人。
玄束を亀わしたあの日。

『オレ、オヌりェンを䞀生守るんだ』
『デむビッドが僕を』
『王子を守るのが、階士の䜿呜だからな』
『じゃあデむビッドは、僕だけのナむトだね』
『 そうだよ』

end.


いいなず思ったら応揎しよう