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チェック

感覚性失語症の夫には、「保続」という症状がある。

同じ言葉、言い回しを続けてしまう・・・

なんでもかんでも「○○」で済ませてしまうというか・・・

入院中は、なんでもかんでも「学校」、誰でも彼でも「先生」だった。

まぁ・・・大学の先生だから、職場は学校だし、上下関係も何も、全員「先生」だったから、

さもありなん・・・とは思ってたけど。

病院・・・がなかなか言えず、「学校」になっちゃう。


退院してから、徐々に「学校」は減っていったけど、「次の保続はなんだろう?」と私の方でおもしろがったり、時にはイラついたり・・・


でもね、これ、こっちがつられることがある(苦笑)

思わずつられて、彼と同じ言葉を使ってしまって、「あれれ?」となったとき、

夫は破顔して、「してやったり!!」的な得意そうな顔をしたりする。


最近は「チェック」だ。

なんでもかんでも「チェックする」になる。

これも、化学の先生なんだから、なんか「理系ちっくな」・・・「保続」なのかなぁ。

私もやっぱり「そこで、チェック、は言わないよ」と訂正したり、イラついてたしなめたり、


夫宛のメールは私がメールチェックをしているのだが、最近、夫は自分でメールを「チェック」しているようだ。

海外メールがとても多い。

整理して削除したりしてたのだが・・・

「あれ? これ、消してしまったの? チェックしてたのに」と夫から言われてしまった。


「え? それチェックしてたん?」

「後からチェックしたくて残してたのに」

「え? 読んでるの?」

「ドイツのよく知ってる先生からのメールだった」


わわわ・・・

ごめんなさい・・・


全部読めてはいないけど、送ってきた方の名前は読めたとのこと。


人の名前が覚えられなくて、いまだに言語聴覚士さんの名前が出てこなかったり、女の人に対して「彼」と言っちゃったり、「彼女」と「彼」の区別がなかったりしてたのに・・・


やはり、英語に対しての感度は、日本語よりも高い・・・

恐れ入りました!

迷惑メールや無駄なメールの区別はちゃんとつくようで、自分で削除するようになってる。

判断がつかないメールはちゃんと残してたり、「税務署からのメールってあるけど、これ、どうしたらいい?」と私に見せてきた・・・

最近、紛らわしい、本家そっくりの迷惑メールが多いけど、その判別がつけられるんだったら、大したもんだ。


ちゃんと「チェックしてる」んだね、うん!


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