見出し画像

#7 その決断、冷静ですか?|ひとみしり人事の徒然


みなさんこんにちは、Makです。

今日は前回からの流れで、就活生に向けて、なぜ私が「冷静になって比較検討した方がいい」と言うのかについてお話をしてみようと思います。

想像してみてください。小さい時から憧れていた企業のインターンシップに参加して、社員の方々とも優しく馴染むことができたし、仕事も楽しくて自分に合ってそう! そう思ったら、この後あなたは選考に応募するでしょうか?

恐らく大多数の方が応募することでしょう。それは悪いことだとは私も思いません。でも、その「自分に合ってそう!」は、本当にそうでしょうか? どういうところが合っているか、言語化できていますか?

インターンシップを例に考えてみましょう。#5にて、インターンシップに参加する意味やメリットについてお話ししました。説明した通り、多くの情報を得ることができるインターンシップですが、1社だけの参加でその後の判断を決定づけるには、多くの場合情報が足りません。なぜ私がそう考えるのか、だったらどうしたらいいのかを、順を追って話していきます。

① どこまで行ってもインターンシップは「体験」である

#5でも少し触れましたが 、インターンシップはあくまでその会社で働くことの「体験」です。多くの場合、仕事の難易度や求められるアウトプットは、実際の業務に比べて低いと言えます。また、仕事に対するフィードバックも、だいぶ優しく丁寧にしてくれることでしょう。

そんな環境下での1つの体験で「合ってる!」と決めるのは、個人的に少し危ないかなと感じます。

② そもそも「合ってる・合ってない」の基準は?

あなたが感じる「この仕事、自分に合ってる」——そう判断する基準はどこにあるか、言語化できていますか? 人によっては、バイトの経験と比較しているかもしれませんね。

1つの要素として参考にすることはよいと思いますが、バイトとは多くの場合業種や職種も異なり、任される仕事の内容、レベル、責任も難しく大きくなりますので、単純比較は危険です。

やはり複数社のインターンシップに参加することで、仕事体験をしながら「合ってる・合ってない」の「感覚」のデータを貯めてください。これも#5で言及しましたが、感覚を書き出して言語化することで、自身の「合ってる」を明確にすることができ、よい選択ができるようになると考えます。

③ 「合わなければ辞めればいい」は結構大変

「今時転職なんて珍しくないし、人手不足だし、合わなきゃ次行けばいいでしょ?」「Makだって2回も転職してんじゃん」

確かに私は2回転職して、幸運なことにそれぞれの会社で楽しく(楽しいのポイントはバラバラですが笑)自己成長することができています。ただ、これはひとえに運がよかっただけだと思います。

#6でお話しした通り 、転職活動では企業から求められる条件が新卒より難しくなり、条件に達していなければ応募すらできません。また、書類が通って面接に進んでも、必ず「転職活動をしている理由」を聞かれます。転職市場では、即戦力性と同時に「定着して長く働いてくれるか」も見られているからです。1人を育てるにはコストがかかる分、企業は「またすぐ辞めるのでは」という不安を強く持っているのです。

これを合理的に説明するのはなかなか難しいのは、みなさんも何となく分かりますよね? 辞めようとしている人の「御社には長く勤めたいと思います!」は、なかなかそれだけでは信用できないじゃないですか(笑)。

そういったところもあり、「合わないから辞める」は、辞めること自体は簡単ですが、その次を見つけることが難しいので、あまりおすすめできないのです。

(注:のっぴきならない事情を抱えてもなお我慢して頑張れ、という意味ではないです)


さて、3つのポイントで、1社のインターンシップだけで応募(とその先の入社)を決めるのは危険だという話をしました。特に今の日本だと、③が大きいと感じています。

「色々選択肢があると決められない」「そんな風に選べるのは有名大学に通う人だけの話でしょ?」——そう思ったそこのあなたも、大丈夫です。競争率の高い大企業だけが正解とは限りませんし、あなたの行きたい業界に関わる企業は、あなたが知っているより遥かに多くあります。迷った時は、①②で貯めた「感覚」のメモを見返してください。恐らくそこに、自身の今のベストな選択のヒントがあるはずです。

やはり就職というのは人生における大きな1歩です。どんなに比較検討しても「思ってたんと違う」になる可能性をゼロにはできませんが、だからこそ、情報収集と「自分の感覚・感情」の整理、比較検討を通して、「正解」ではなく「その時自分が納得できる」選択に新卒カードを使ってほしいなと思っています。

これを目にしてくれているあなたの就活が、納得感のある選択に巡り会うことを願っています。

今日のお話はここまで。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!