#18 気づかなかった、25年分の前兆
思った以上に回復が早いと、医師が驚いていた。
そして、その診察の中で、初めて知った事実があった。
今回の脳出血は、実は初めてではなかった。
過去にも、2、3個の脳出血の跡があったのだ。
医師にそう言われたとき、頭の中が一瞬、真っ白になった。
「え、今まで気づかなかったの、私」と。
◆ずっと前から、あった前兆
もう一つ、この時初めて自分で気づいたことがある。
何年も前から、片頭痛の前兆として「閃輝暗点(せんきあんてん)」という症状が、年々起きていた。
視界の一部にキラキラした光や、ギザギザした線が現れ、数分から約1時間かけて徐々に広がり、やがて見えなくなる。そのあとに、激しい頭痛が続く。
このギザギザが、最初は小さく、段々拡大していき、目をつぶっても、ギザギザの映像が広がって見える。
この現象は、吐き気が伴う時と、伴わない時もある。

思えば約25年前くらいから始まり、最初は3年に1回、多くても年に1回程度だったので、あまり気にしていなかった。
でも、ここ数年は、年に10回以上。
そして、脳出血が起きる前の1月は、ほぼ毎日のように起きていた。
初の行政関連の対談動画の編集に追われて、かなり気合を入れていたのと、すごく異次元過ぎて理解するのに難しい人物との出会いがあり、かなりのストレスを抱えていた。
去年の暮れあたりから、「これ、何度も起きているな」と、ようやく自分でも気づき始めていた。
けれど、それを主治医に話したのは、退院してから3か月後の診察のときが、初めてだった。
「以前から、元々あったんですね」
そう言われて、初めて知った。
ず---------っと前から、私の脳は、サインを出し続けていたのだ。
今は、この症状が出たら、無理せず、すぐ横になって安静にするようにしています。
もっと詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

主な症状と特徴
閃輝暗点自体は一時的な血流障害であることが多いですが、背景に脳の病気が隠れている可能性があります。以下のような場合は早めに受診(脳神経外科や脳神経内科)をおすすめします。
頭痛を伴わない閃輝暗点が初めて起きた(特に中高年の方) ⇒ 脳梗塞や一過性脳脱血発作(TIA)、脳血管の病気が原因となっている場合があります。
手足のしびれ、麻痺、言葉のしゃべりづらさを伴う ⇒ すぐに救急または脳神経外科を受診してください。
頻度が急に増えた、または症状が長時間消えない
見えにくさ(視野の欠損)だけが残り、元に戻らない ⇒ 網膜剥離や眼科的な疾患の可能性もあるため、まずは眼科を受診してください。
基本的には「片頭痛の前兆」であることが多いですが、頻繁に起きる場合や頭痛を伴わない場合は一度脳神経外科でMRI検査などを受けておくと安心です。
