サンドウィッチの自動販売機
近くのサンドウィッチ屋さんは、グリーンとグレーを混ぜたような色の壁紙、シンプルな内装とテーブルと椅子、木のドア。
BOSEのスピーカーから気持ちよく流れる音楽、長く居ても放っておいてくれるという、居心地の良い空間だ。
ガラスケースの中に並ぶ商品は、イートインもテイクアウトもできる。
今の季節は、桃のシャーベットもあり、それを目当てに暑い中出かけてみると、散歩の途中で涼をとる様々な年齢の人たちがいる。
大声で話す人もいないし、心地良い。
すみっこの黒い硬めのソファで、本を読みたいと思った。
冷房が効いているので、暫くすると肌寒くなるのを見越して、気に入った籠の中に、読みかけの本と、大判でラベンダー色の厚手のリネンストールを入れて出かけた。
この暑さなので、入ってきた人は冷たい水を飲んでまず、ほっとする。
鯖のサンドウィッチを頼んだ。
たっぷりのキャロットラペに蓮根、鯖にレタス。
大きな口を開けて食べる。
本当は、柚子胡椒チキンのサンドウィッチと迷った。
こちらも、野菜がたっぷり挟まれている。
紫キャベツの千切りが、綺麗なのだ。
もしくは、マスカルポーネとさつまいも。
卵もやっぱりいい。
いつも、どれにしようか迷う。
そして、桃のシャーベットをお願いし、少しだけ本を読み、トスカーナの生活を紹介している好きなYouTubeを見て、日頃、仕事でいっぱいいっぱいの頭が休まった頃に失礼した。
しばらく、ゆっくり本を読む時間がなかった。
読みたい本は、たくさんあるのに。
出口近くに、サンドウィッチの自動販売機がある。
一度、試してみたいと思っていた。
よく学校にあるような、押し出されるのが見える菓子パンの自動販売機とは違い、外に写真がある。
全部で10種類くらいの中で、4種類は売り切れマーク。
柚子胡椒チキンがある。
でも、その下にあるポークの甘辛煮もある。
チキンのレモンマヨネーズ、牛しぐれ、チーズクリームとキウィは、自動販売機にはないのか・・・。
と眺めていたら、また、暑くなってきた。
少し坂を上ったら我が家だ。
アスファルトから熱気がどんどん上がってくる。
今日のところは、自動販売機は眺めるだけにしておこう。
サンドウィッチの断面を見ていたら、幸せな気持ちになった。
自分でも、このボリューム感で作ってみたい。
お弁当の彩りを考えるように、断面の色合いを考えるのは楽しそうだ。
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書くこと、描くことを続けていきたいと思います。