【詩】まほうの世界へ
あなたは
魔法なんてないって
思ってる?
だけど
本当はね
誰にでも使える
魔法があるんだよ
そっと目を閉じて
思い浮かべてみて
そこに
広がる憧れの景色
「こんな世界があったらいいな」
そうつぶやいた瞬間
もう魔法は始まっている
まずは
その力を眠らせている
心の壁を少しずつ
壊してみようか
「そんなのどうせ無理」
「私にできるわけない」
「こんなの作っても
意味ないし」
そんな言葉を
ひとつずつ
手放していこう
するとね
心の中に
風が通りはじめる
閉じていた窓が開いて
どこからともなく
新しいアイディアが
吹き込んでくる
あれを描いてみたい
こんな言葉を紡いでみたい
歌ってみたい
踊ってみたい
誰かに届けてみたい
そんなふうに
心が動きはじめたら
もう
それが魔法だよ
さあ
何を創ろうか
絵でもいい
言葉でもいい
音楽でもいい
誰かへの
優しいひとことでもいい
あなたにしか
生み出せないものを
この世界に
そっと置いてみよう
はじめは
心の中だけだった景色が
やがて
現実の世界に
姿をあらわしていく
そしたらね
あなたが創ったものを見た
誰かの心にも
小さな光が灯る
その人がまた
何かを想像して
何かを創造し始める
ひとつの魔法が
次の魔法を呼んで
いつの間にか
世界のあちこちに
魔法が広がっていく
だから
あなたの想像力を
ちっぽけなものだと
思わないでね
今、その心の中で
思い描いたものは
まだ
存在していないだけで
存在できないわけじゃ
きっとない
あなたの中に生まれた
小さな
「こうだったらいいな」を
どうか
大切に育ててみて
もしかしたらそれは
まだ誰も見たことのない
新しい世界への
入り口かもしれないから
さあ
どんな世界を創りたい?
どんな光で
この世界を照らしたい?
あなたの魔法は
もうずっとずっと前から
あなたの中にあった
ただ
使い方を少し
忘れていただけ
いつからだって
思い出せるよ
ようこそ
ここは
新しい世界の入り口
あなたの想像力から始まる
魔法の世界へ
