村山籌子の童話集のこと
村山籌子(かずこ)童話集
「ママのおはなし」より
挿絵:村山知義
ごあいさつ
こんにちは。
ほんとうにネタが尽きたので、
私のルーツになる本をご紹介します。
誕生祝いにもらった本
これは、母方の伯母が
私が誕生した祝いのひとつとして
贈ってくれた本です。

写真の本は
現在、手もとにある本ですが…
じつは、伯母にもらった現物は
引っ越しの際に紛失してしまったのです。
あんなに大事にしてたのに…!
そして、この本が
すでに絶版で入手が困難なことを
検索して知った時の絶望と言ったら…
奇跡的な再入手
しかし、奇跡が起こりました。
ある日、ヤフオクで
この本が出品されているのを
見つけたのです。
しかも、1,200円という
破格すぎる価格で…!
私は、この本のためなら
1万円以上出しても
悔いはない気持ちでいましたからね。
いえ、値段はどうでもいいのです。
あの素敵な本、
思い入れのあるお話と絵を
もういちど見ることが叶うのですから。
そして、私のほかに
この本に入札する人はなく…
無事に、ふたたび
「ママのおはなし」を
手にすることができました。
村山籌子さんの童話のこと
著者の村山籌子(かずこ)さんは、
おもに昭和初期(戦前)に活動された
童話作家・詩人です。
夫の村山知義さんの挿絵も込みで、
私の人格形成に大きく影響しています。
動物や日用品などが
擬人化されて活躍するお話…といえば
メルヘンチックなものを
想像しがちだと思われますが…。
籌子さんの語る「お話」は、
決して「夢のようなおとぎ話」ではありません。
子どもにとって
現実的な話の展開と、
これまた現実的な着地点を
見せてくれる作品だという印象です。
子ども心を、よく知っています。

このページのお話は
「あひるさんとにわとりさん」の
連作の中のひとつですが…
子どもの日常で
起こりそうな事件ですよね。
「山の手言葉」の語り口
また、この語り口がいいのです。
素敵な帽子を買って「いただきましたが」
先生が「おっしゃいました」
そして、話のシメが
「けれども いたしかた
ございませんでした」
たぶんこれ、戦前の
「山の手言葉」が入ってると
思うんですよ。
それと、お話を音読したときの
リズムがとても心地よいのです。
猫が主人公のお話があります。
これが「おねこさん」なのです。
もう一匹「おくろさん」という
黒猫も登場します。
「ねこさんと くろさん」では、
どうも座りがわるい。
「おねこさんと おくろさん」なら
読むときのリズムも完璧ですね。
ここに関しての私見ですが…
これは、単に丁寧にするために
「おねこさん」にしたのではなく、
読むときのリズムが良いので
「おねこさん」にした気がいたします。
いたします。
山の手言葉に引きずられました。
今日の参考リンク
残念ながら「ママのおはなし」は
現在、かなり入手が困難です。
村山籌子さんの童話は
青空文庫でも読むことができます。
しかし、夫の村山知義さんの
挿絵とのコラボレーションが
とっても魅力的なので…
Amazonで手に入る単行本
(Kindle版)をご紹介して、
今日のシメにしたいと思います。
それでは、また明日。
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