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私の贅沢な朝ごはん

昨日の夜は簡単なパスタにしてしまったので、今朝の弁当作りは重そうだ。4人分の弁当を毎朝作るので、夜ご飯を手抜きしてしまうと次の日の弁当作りへ皺寄せがきてしまう。うぅ、なんてことだ。まるでシーソーゲームではないか。夜も朝も、なんなら昼も、食事作りをラクしたいのに。

そんな風に思いながら、渋々ご飯を炊きはじめる。昨晩のパスタの影響でご飯がないから炊くのだ。簡単な工程だけれど忙しい朝にやることが増えるのは実に億劫だ。おかずはいつも前日の余り物を詰め込んでいくが、悲しきかな、今日は一から作る。

こんなときは冷凍食品に頼りたくなるが、ここはアメリカなので日本ほど便利な冷凍食品は充実していない。主婦の味方、冷凍食品。アイミスユー。頻繁に頼ることができないなんて悲しいよ。日本食材店で唐揚げや焼売は手に入るのだけれど、高い上に、なんだか勿体無くていつも取っておいてしまう。

冷凍庫から冷凍薄切り肉を取り出して解凍する。醤油や砂糖で適当に炒める。あとは卵焼き。弁当のために2回もフライパンを使うなんて今日の私は本当に頑張っている。誰かに褒めてもらいたい。

お弁当の卵焼きは我が家は甘い派だ。厳密に言うと私は甘いのも、しょっぱいのも好きだ。でも子供達は甘いのが好きだから甘い卵焼き。夫に至っては甘い派かしょっぱい派かも謎だ。…ということに今書いていて気づいた。聞いたことなかったな、ごめんよ。何も言わないから甘い派ということにしてたけれど、どうしよう実はしょっぱい派だったら。…ま、いいか。

さて、焼こう。我が家の甘い卵焼きはただ砂糖を入れるだけの正真正銘甘い卵焼きだ。なぜそうなのかというと、うちの母がそうしていたからだ。

学生の頃バイトをしていた時、仕込み担当の時は何個も何個もだし巻き卵を焼いた。それにはだし汁やら醤油やら酒やらとにかく色々入れた。え、卵焼きって砂糖入れるか、醤油入れるか、だけじゃないんだ。卵焼きとはそういうものだと思っていたけれど、いろんな味付けがあるんだなぁとその時知った。

ドバッと砂糖をいれて、軽く混ぜ混ぜして焼く。丁寧に巻いて素敵な面持ちに焼くこともできるのだけれど、いっぺんにフライパンへ4つ分の卵を流し込んで、クルクルして、オムレツ風に焼く卵焼きの方がなぜか子供達は好きだ。丸いフライパンで作るからまさにオムレツの形で、真ん中の部分が配分された人は長方形ぽくなるが、端っこは三角形みたいになる。

なんとなく子供のお弁当というのは見た目も可愛く、綺麗な方が喜ばれるのかと思って、何度かキャラ弁やら、卵焼きも丁寧に巻いて作ったりしたこともあるのだけれど、ことごとく反応が悪かった。

なぜふんわり卵焼きじゃないんだとか、お顔のノリがついてるおにぎりより、くるっと海苔巻いた梅干おにぎりが良いだとか、そういうことを言われてしまう。え、今朝の私の頑張りって…?ちーん。という具合だ。

そういう訳なので、卵焼きも大胆に一度にブワッと焼いて、オムレツ風に出来上がったものを適当にカットして盛り付ける。形も不揃いだ。おかずが足りなくて見た目が寂しい場合は、もはや細かくカットぜず、そのままドーンと乗っけてしまう時もある。一瞬オムライス?と錯覚するサプライズ効果ありだ。

あとはお弁当の味方ミニトマトだ。これは洗って入れるだけでパッと弁当が明るくなる。なんて素晴らしいんだ君は。お漬物があったらそれも入れる。次女はご飯に色が着くのが嫌だそうで、カップに入れてあげる。夫と長女と息子は気にしないそうなのでそのままご飯にぼんとのせる。

ちょいちょいこうして各々の好みに合わせて弁当を作るのが厄介だ。でも文句言われるのも癪なので、ついつい個別対応してしまう。偉いな私。誰かに褒めてもらいたい。

そんな感じで怒涛の弁当作りと朝ごはんの用意をして、ひと段落する頃はみんな朝食を終えて、身支度に取り掛かっている。次女はいつも寝起きが悪いのでノロノロまだ食べていることもある。隣で一緒に食べよう、なんていつも手招きされる。可愛いな。

ざざっと片付けをして、残り時間で私の朝ごはんタイムだ。一からお弁当を作った時の余り物の朝ごはんが私のご褒美だ。適当に炒めた豚肉の余りに、大好物の卵焼きの端っこ。納豆に味噌汁。それからアボガドもいつも切っているのでそれと納豆とで混ぜて食べる。最高だ。

卵焼きは本当に好物で、目玉焼きでもゆで卵でも、温泉卵でも!なんでも大喜びで食べる。特に味噌汁に入れた卵が大好きだ。だから今日は味噌汁にも卵を入れた。あれ、卵焼きも食べるんでしょ?…なんて思われるかもしれはいが卵焼きは端っこだけだし、卵好きの私には足りないのだ。よく“卵は1日1個まで!”と母に言われていたが、たまにこうして卵リミッターを外すのが小さな贅沢だ。

私の言う味噌汁卵というのは、前日の残った味噌汁に卵を落として沸騰させて卵を温泉卵風にする。沸騰させてぐつぐつしなければならない。夫はその度に
「旨味成分シナプスがなくなるー!」
と騒ぐ。

旨味成分シナプスが無くなろうが、味噌汁が激アツになろうが、私はこの味噌汁沸騰卵が大好きなのだ。イケてる主婦は、別の鍋でポーチドエッグなんかにして、旨味成分シナプスを守るのかもしれないが、旨味成分シナプスを上回る卵の旨さで私は全く気にならないのだ。シナプスにはごめんだが、否応なしに沸々させる。
(余談だが、この”旨味成分シナプス”と言う言葉はいつも夫はそう言うけれど正しい単語ではないそうだ。この記事を書く上で確認したけれど、そんな言葉はなかった。笑。夫に教えなくちゃ。)

いただきます!

こうして私は弁当作り頑張ったご褒美の美味しい朝ごはんを食べて、今日も1日頑張れるのだった。ごちそうさまでした〜!


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