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【雑談】「いい人」とは…

こんにちは。

突然ですが、日常生活をおくる上で、なんとなく感じる違和感、
理不尽さ、納得のいかないこと…でも、一つ一つに解決を求めたり
突っかかってたらとても生活が成り立たなくなりそうで、
「仕方がない」と飲み込んでいる日々のモヤモヤ、ありませんか?

本当は態度で示したり、反論したり言い返したいけれど、
その場の流れなどを考えると飲み込んでしまう言葉の数々。
本当の自分はかくして、出来るだけ「いい人」を装う…

こういう経験、誰にでもあるのではないでしょうか。
それを、見事に言語化してくださり、自分ではできないびっくり行動を
主人公に取らせてくれる小説。高瀬準子さんの『いい子のあくび』です。

ナツイチで紹介されたこともあり、いろんな方がおすすめしていて
手に取ってみました。大正解でした。面白くて一気読みです。

人間の感情の、じっとりとした気持ち悪さが細かく言語化されていて、
私は納得できるところばかりでした。
同時に「主人公の性格が悪すぎる」「全く理解できない」というコメントも
見受けられます。

でも、「自分」の要素を出さない、ということに関して、
常に着ぐるみをかぶっていて、元の顔なんて原形がない、というような
表現が出てきます(p.81)。
個人的な意見にはなりますが、この表現に納得できたり
同じ気持ちを抱えられている方は、楽しめるのでは、と思います。

ちなみに、私が一番共感した、
というか頭を殴られたような感覚になったのは
最後の『末永い幸せ』というお話です。

多分、この場面を実現して幸せだった人、これから実現する人、
まだ夢見ている人が多い場面だと思うので、友人にも特に話したことはなく詳細は記載もしませんが、主人公の奏さんのぶった切りにスッキリし、
自分の違和感はこういうことだったのか。と答えが出た気持ちでした。

この、なんとなくダークな感じが良いんです(笑)
本当に、読めて良かったおすすめの一冊です。

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