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新宿西口定点撮影 フィルムシミュレーションで語る旅人のストーリー


FUJI X-S10 XF50mmF1.0 R CLASSIC CHROME

新宿西口を歩いていると、カメラをぶら下げている人が本当に多い。
観光で日本に来て、中古カメラを探している人たちだろう。

こちらもカメラを持っていると、自然と目が合い、
「それ何のカメラ?」
そんな一言から、すぐに会話が始まる。
カメラは、世界共通の優秀なコミュニケーションツールだ。
ふと目に入った瞬間を、素早く切り取るならSONY。反応の速さと確実さで、迷いなくシャッターを切れる。
一方でフジは、少し違う。構図を決めてその瞬間が来るまで静かに構えている。同じカメラでも、撮り方も、時間の流れも、少し違う。それがまた写真の面白さだ。
FUJI X-S10  XF35mmF1.4 R CLASSIC neg
フジカラー スペリアをベースにしたプリセット。FUJICOLOR SUPERIAは1998年頃から展開したNEGAフィルム。ウエディングのロケ撮影で沢山使った。観光客のツアーの集合写真をFUJI6X9のカメラに入れてミニカムジャイアントで撮ったのを思い出す。割と使いやすかったフィルム。今回は夕暮れの西新宿で友人のバリスとトルコから来た女性を撮影した。ラチチュードが広いので自然光で少し褪色した雰囲気にセットした。


FUJI X-S10  XF35mmF1.4 R CLASSIC neg
ビクトリア(カナダ)から来た若い女の子。大人気のCanon G7X MarkIIを購入。満面の笑みが可愛い。私と同年代の父親と初の日本旅行。私は暫くVancouverに住んでいたのでしばしカナダ話で盛り上がった。ASTIAで撮ろうとしたが曇りで薄暗かったのでシアン(青緑)が強調される。 曇天のフラットな光は、クラシックネガ特有の「シャドウに乗るシアン」を引き立てる。全体的に少し冷たく、落ち着いたトーンにした。これズミクロン90mmf2だともっと良い雰囲気だっただろう。生憎もう1台のカメラ ライカSL2にはズミクロン50mmf2をつけてたので、素早くフジにして撮影した
FUJI X-S10 XF50mmF1.0 R ASTIA

逆光の中でフレアを活かして撮ろうとすると、ふと気づくことがある。こういう光は、カメラ任せにすると意外と難しい。
AVモードのままフォーカスポイントを動かすと、測光が引っ張られて露出が大きく変わってしまう。さっきまで柔らかかった光が、急に白く飛んだり暗く沈んだりする。
だからこういう場面は、最初からMFにしてマニュアル露出で撮るのが良いのかもしれない。露出を決めてしまえば、あとは光とフレアの形だけを見ることができる。
しばらくフジのカメラを使っていなかったから、そんな当たり前のことを少し忘れていた。カメラは時々、こちらの記憶を静かに呼び戻してく
FUJI X-S10 XF50mmF1.0 R ACROS

早速カメラマンに捕まってしまった。カメラを持っていると、こういうことがよく起きる。
彼はロンドンから来た新宿ローカル。首から下げていたのはフジのX-Proだった。
ライカ使いの仲間と一緒だったので、こちらもすぐにアクロスに切り替えて白黒で撮影する。やはりあのモノクロのトーンは特別だ。
光が良かったので少しだけテスト撮影のつもりだったのに、気づけばカメラの話ばかり。レンズ、フィルムシミュレーション、昔のカメラの話。
時間はあっという間に流れて、ふと見上げると街はもう暗くなっていた。新宿の夕方は、本当に早い。ちなみに
3人ともFUJIユーザーだ。ライカユーザでもある。


FUJI X-S10  XF35mmF1.4 R CLASSIC CHROME
フレアーが出る角度を調整しながらCONTAX T2を買ってくれた彼女を逆光で立って貰った。このレンズ特有の「盛大なフレア」をクラシッククロームで撮ると、現代のレンズにはない、極めて情緒的な仕上がりになる。開放付近の甘く柔らかい描写が、クラシッククロームの乾いた色調と混ざり合うことで、独特の「しっとりした空気感」を出した。
悩むとすぐになくなるよと教えたら、憧れのT2を即決。CONTAX T2を手に入れ満面の笑顔を堪えてクールな表情で構えてくれた
FUJI X-S10 XF50mmF1.0 R PROVIA
FUJI X-S10は小型軽量でよく写るカメラだが、MFに瞬時にできないのが難点だ斜めから入る光で動いている人物を撮るなら置きピンが正解。SONYやキャノンだとAFで素早く連写して撮れるがFUJIは待って撮るのが正解だろうフィルムカメラを操るように1枚づつ丁寧に撮るのが作法。メインカメラSONY a1II a9IIIだと簡単に撮れていただろう。SONYは業務用カメラだしね。今回はFUJIで撮って正解だった。


FUJI X-S10 XF50mmF1.0 R Velvia
デジタルではほぼ使わないVelvia。フィルム時代はISO50でNikonF5やCanon eos1にfisheyeにミニカムジャイアントで日中シンクロでアクションスポーツでよく使った。高コントラスト、彩度が高いのでアクションスポーツとの相性がよかった。
当時のストロボは連写ができないので、ライダーがジャンプして放物線の頂点に予めフォーカスを置いて撮影。1枚だけの真剣勝負。毎回緊張したね。レンズやカメラにスキーやスノーボードの板がぶつかったが、現像が上がった写真をライトテーブルでライダー達と確認。一緒に喜んだ良い思い出のフィルムだ
FUJI X-S10 XF50mmF1.0 R CLASSIC CHROME
派手な電飾が多い新宿西口の通り。定点撮影でよく使うモデルの前に、ヨドバシの看板やショーケースの光をわざと大きくボケさせる。F1.0なら、看板の文字すら判別不能な「巨大な光の輪」になり、クラシッククロームの淡い発色と混ざって幻想的になります。ここはCanon NewFD85mmf1.2Lで撮ることが多い。たまにCanon50mmf0.95とかCanon50mmf1.8L39。描写が柔らかいからね。XF50mmF1.0 Rもかなり良いことがわかった
FUJI X-S10 XF50mmF1.0 R ETERNA BLEACH BYPASS
NikonFE2を片手に仕事先でフィルムを沢山消費していると話してくれた
雰囲気が良いのでふと最高傑作の映画(個人的に)Saving Private Ryan 冒頭20分、オマハ・ビーチの上陸作戦シーンは、写真や映像の表現において「銀残し(ブリーチバイパス)」を世界中に知らしめた。


撮る前に設定しておく事

  • フィルムシミュレーション: ETERNA ブリーチバイパス

  • グレイン・エフェクト: 強 / 大(荒れた粒子感が必須)

  • カラークローム・エフェクト: オフ(色を極力殺す)

  • カラークローム・ブルー: オフ(空の青さを抜く)

  • ホワイトバランス: 晴天 または 色温度(5000K以下)

    • 少し青白く(冷たく)振るのがコツです。

  • トーンカーブ:

    • ハイライト: +3(空を白く飛ばし気味に)

    • シャドウ: +2(泥や軍服の影を深く沈める)

  • シャープネス: +3(ディテールの「エッジ」を立たせる)

  • 明瞭度: +2〜+3(全体の質感を硬く、重くする)

3. XF35mmF1.4 R での撮り方

このレンズの「柔らかさ」をあえて封印し、「非情な記録」として撮る

FUJI X-S10 XF50mmF1.0 R ETERNA CinemaETERNAの「広いダイナミックレンジ(白飛び・黒潰れしにくい特性)」が合わさることで、夕陽の強い光の中でも極めて滑らかなグラデーションが生まれる。ETERNAはもともとコントラストが低いので、あえて明るめに撮ることで、光に包み込まれたような(ハイキーな)シネマティック表現になるがあえてアンダーで撮ってみた
FUJI X-S10  XF35mmF1.4 R CLASSIC neg
、CLASSIC Neg. のノスタルジーを、あえて「暖色」に振る。これは「古いカラー写真のプリント」のような、最高に温かみのある質感を作ってみた。昔に撮影したフィルムのように少し褪色した色味に設定。ちょうど良いフレアーもアクセント。新しいがオールドレンズ。AFは遅いし盛大なフレアーが出る。今の若い世代が求めているレンズだと思う
FUJI X-S10 XF50mmF1.0 R ASTIA
都庁のセンスのないプロジェクションはぼかして撮るのが正解。あんな事にお金をかけないで欲しいね。無駄だよw


XF50mmF1.0 R

「XF50mmF1.0 R WR」は、50mm(35mm判換算:76mm相当)の焦点距離の大口径中望遠単焦点レンズ。開放F値1.0の明るさを活かし、なめらかなボケが美しい。AFはSONYやCanonのような速さや正確差は期待しない方が良い。ゆつくり、じっくりと撮影を楽しんむレンズです。ボケはCanon NewFD85mmf1.2Lより硬いかな。それなりに頑張ってると思う。フレアーの感じはオールドレンズみたくてとても好きだ


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