壊れないファイナンス② 貯金は増えた。でも安心は増えなかった。
「お金が増えれば安心できる。」
20代の頃の私は、本気でそう信じていました。
結婚前にはファイナンシャルプランナーの勉強をし、家計を見直しました。
固定費を減らし、無駄な支出を抑え、少しずつ貯蓄も増えていきました。
通帳の残高が増えるたびに、
「これで少し安心だ。」
そう思っていました。
ところが、人生は思い通りには進みませんでした。
会社ではリストラがありました。
毎日当たり前のように続くと思っていた仕事も、決して当たり前ではないと知りました。
その後、パニック障害を経験しました。
「もし電車に乗れなくなったら。」
「仕事を続けられなくなったら。」
貯金はあるのに、不安は消えませんでした。
さらに家族にも大きな出来事がありました。
そのたびに感じたのは、
お金があることと、安心して生きられることは同じではない。
という現実でした。
もちろん、お金は大切です。
生活を支え、選択肢を増やしてくれます。
でも、お金だけでは人生に起こる出来事を止めることはできません。
その頃から私は、お金との向き合い方を少しずつ変え始めました。
「いくら持っているか」ではなく、
「何が起きても慌てずに暮らせるだろうか。」
そう考えるようになったのです。
すると、不思議なことに、お金への不安は少しずつ小さくなっていきました。
貯金はゴールではなく、
安心して人生を歩くための土台。
そう考えられるようになったからです。
私がたどり着いたのは、お金を増やすテクニックではありません。
人生に何が起きても、慌てずに判断できる「考え方」でした。
次回は、私が10年以上実践し続けてきた、その考え方を具体的にお話しします。
あなたのお金への不安を減らすヒントになれば嬉しいです。
