記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

映画【花束みたいな恋をした】の個人的考察

こんにちは,モクレンです.

今日は私が最も好きな映画「花束みたいな恋をした」について語っていきたいと思います.

どのくらい好きかというと
映画は7or8回視聴し,本は1回読んでいるくらいです笑

最初は,公開時に映画館で観ました.
当時高校1年生だった私は
「うわ,今まで観てきた映画でいちばんつまらんかった。」
と思っていたんです.

そんなこの作品がなぜここまで私にとっていちばんの映画になったのか
私が見つけた「花束みたいな恋をした」の魅力についてまとめてみました.

※ここからはネタバレを含みます.



🎞️本作品の基本情報

まずは,映画についての基本情報を確認してみましょう.

脚本:坂元裕二
「カルテット」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「怪物」「片思い世界」「1ST KISS」「初恋の悪魔」等
監督:土井裕泰
「カルテット」「片思い世界」「ビリギャル」「平場の月」「ハナミズキ」「涙そうそう」等
主演①有村架純 「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「中学聖日記」「ビリギャル」「月の満ち欠け」等
主演②菅田将暉 「糸」「溺れるナイフ」「帝一の國」等

映画「花束みたいな恋をした」公式HPはこちらから↓

小さい時から,ドラマや映画が好きで,ここ最近で確信をもったことがあります.

・坂元裕二作品が好き


・有村架純さんが出ている作品が好き

これらを踏まえた上で,この先を読んでいただけるとうれしいです.

🗣️好きなシーンorセリフ5選

①電車に揺られて…

付き合う前,デートを重ね,惹かれあうお互いの心境を語りあうシーン

彼は電車に乗ることを「電車に揺られていたら」と言った.(八谷絹)

映画「花束みたいな恋をした」

絹ちゃん(有村架純)と麦くん(菅田将暉)は,本や音楽などの好きなものや思考が似ていて,惹かれ合っていくんです.
ですが,観たことがある人はわかる通り,これが別れの原因にもなるんですよね…

②押しボタン式信号

2人が付き合って初めての夜の帰り道.
2人は手を繋いで,キスをします.
なぜなら!!信号を待つ時間が発生したから,なかなか信号が変わらなかったから.
そしてなんと!!この信号は押しボタン式信号だったんですね.そりゃ押すまで信号が変わるはずないですよね.
そこで絹ちゃんがこう言います.

こういうコミュニケーションは,頻繁にしたい方です.(八谷絹)

映画「花束みたいな恋をした」

かわいくないですか!?
そして思わず,麦くんもこう思います.

サンキュー,押しボタン式信号.(山音麦)

映画「花束みたいな恋をした」

この初々しいカップル感が,最後の方にかけて変わっていった2人との対照のように感じます.

③始まりは終わりの始まり

始まりは,終わりの始まり.
出会いは常に別れを内在し,恋愛はパーティーのようにいつか終わる.(八谷絹)

映画「花束みたいな恋をした」

このセリフから絹ちゃんはどこか,恋愛は永遠のものではないと最初から思っていることを示唆しているようにも感じます.
恋愛における始まり(=交際のスタート)は,終わり(=別れ)の始まりなんです.悲しいですが,現実です.
付き合ったら,結婚するか・別れるかの二択しか未来で待っていません.

④「『またか』とは思うよ,『またか』だから」

2人が口論しているシーンのところです.
麦くんの仕事は忙しくなる一方で,デートの約束をしていた絹ちゃん.
もう本当に思い出すだけで,悲しくなります.
20そこらの若造なので,恋愛のことは多くは語れませんが
やはり,お互いがお互いの方をしっかりと向いて,協力し合って,継続できなければ,関係は破綻すると思います.
この『またか』には2人のたくさんの感情が込められていると思います.

「仕事が忙しいのに,そんな余裕あるわけない」
「なんで言ってたことを,約束してたことをないがしろにするんだろう」
『もうこれ,何回目?』

といった具合で.
これが続くと,良好な関係に立て直すのは,なかなか難しいですよね…

⑤じゃあ,のプロポーズ

じゃあ,結婚しようよ(山音麦)
‐略‐
それって,プロポーズ?思ってたのと,違ったなー,,,(八谷絹)

映画「花束みたいな恋をした」

上記の口喧嘩の終盤,麦くんが放ったセリフです.
初めての「結婚しよう」という言葉が,喧嘩の延長線上で,しかも「じゃあ」という言葉付き…
どちらが良い悪いなどは考えたくはないですが,これは完全に麦くんの大失敗…

👫2人の関係の変化

これまでにも少し触れてきましたが
・2人にどのような変化があったのか
・なぜそうなったのか

という点についてここからは考察していきたいと思います.

まず,2人が惹かれ合った理由として,音楽や,映画,美術,本,洋服などなど好きなものが同じ・似ていたからだということができます.
いわゆるサブカルカップルですね.

好きなものは時に残酷なもので,時間が経てば,変化をすることもあります.

その結果,惹かれ合った理由は,好きという感情が遠のく理由にもなり得るのです.

出会いは大学生,就活を後回しにして,自分たちのことに夢中な2人.
大学を卒業しても,大きくは変わらない生活をしていました.
この時点では,まだ変化が起きていないから良かったんです.

さすがに見損ねたそれぞれの親が,2人を訪れます.

そして,この後が大問題なんです!!
ここから,2人の関係は大きく変わります.

👦🏻麦くん

麦くんは変わろうとします.
しっかり変わりました.

就活をして,会社に入り,読む本もビジネス本に変化し,絹ちゃんと約束した舞台のことなんて一切覚えていないような仕事人になります.

👧🏻絹ちゃん

一方の絹ちゃんは,変化を望んでいません
楽しく生きたい」これが絹ちゃんのモットーです.

この背景には,生まれ育った環境の違いがあると考えます.
麦くんは田舎から上京してきて,絹ちゃんは都内に一軒家の実家があります.このような家庭環境の差が「生きることとは何なのか」という問いの答え,すなわちは何をして生きていたいのか(麦くんはお金や仕事,一方で絹ちゃんは変わらない生活)異なる結果を生み出すことになったと個人的には思います.


出会い,惹かれた時は同じだった二人のうち片方は,時間が経つにつれて変化し,一方は変化せず,
お互いがそれを受け入れなかったこと


これが,私が考える絹ちゃんと麦くんの別れの原因です.

本当に,残酷ですよね.
5年付き合って,結末はこれです.


💐「花束みたいな恋をした」が好きな理由

まとめも兼任して,この映画が好きな理由を書いて,本投稿を締めようと思います.


ずばり,リアルだからです.


恋愛作品と聞いて,他にどのような作品が頭に浮かびますか??
他の恋愛作品を批判するわけではないですが…
余命が決まっているものや,記憶喪失のようなものが多くないですか…?

幸運なことに,私の周りではそのようなケースがなく,そのような作品には
理解はできる(感動はするけど)共感が出来なかったんです.

ですが,「花束みたいな恋をした」はどうでしょう.


まるでそこらへんに転がっている石のような平凡さ


もちろん良い意味です.
恋愛に1回でも本気で向き合ったことがある人なら,きっと理解も共感もできると思います.


この映画から学んだことは数えきれないほどあります.
未だに見るたびに新しい考えや知見を得ることが出来ます.


いつか私は「花束みたいな恋」をするのでしょうか.
それとも、



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集