【逆リョナ短編小説】女性社員だらけのオフィス ~転勤初日の『特別歓迎』~
山田悠斗は、緊張で喉が乾くのを感じながら新しい会社の受付に立っていた。
前職で女性社員へのセクハラが発覚し、退職を余儀なくされた彼は、知人の伝手でようやく拾われたこの会社に期待をかけていた。
しかし、受付で案内されたフロアに足を踏み入れた瞬間、悠斗は目を疑った。
そこは女性ばかりのオフィスだった。
机に向かうOLたちは皆、同じ制服を着用している。白い長袖シャツにグレーのベストを羽織り、胸元に大きな紺色のリボンタイを結び、青いタイトスカートを履いている。スカートのスリットから覗く脚のラインが美しく、ベストのボタンが胸の膨らみを強調していた。皆がスタイル抜群の美人だ。
「山田悠斗さんですね。香月部長がお待ちです」
受付のOLがにこやかに微笑んだ。その微笑みに、どこか冷たい光が宿っているように悠斗には感じられた。
部長室のドアをノックして入ると、香月結がデスクの向こうで悠斗を見上げた。
30歳前後の美人だ。黒髪を軽くウェーブさせ、鋭い目つきで新人を上から下まで観察する。
「ようこそ。こちらの部署は女性中心ですが、男性社員には独自の教育システムがあります。すぐに慣れるでしょう」
香月は口元だけをわずかに緩めた。その笑みは、どこか獲物を前にしたような、冷たいものであった。
朝の全体朝礼。
円になって立つOLたちの中に、悠斗も加えられた。
隣に立ったOLが、優しい声で言った。
「おはようございます。今日も頑張りましょうね」
次の瞬間、彼女の拳が悠斗の胃にめり込んだ。
「ぐっ…!」
突然の衝撃に悠斗は前のめりになる。痛みが腹の奥まで響いた。
「しっかり働いてくださいね」
OLは笑顔のまま、次の人にバトンを渡すように言う。
悠斗は痛みを堪えながら「おはようございます…」と返すのが精一杯だった。
「これは…何の挨拶だ?」
戸惑う彼をよそに、朝礼は淡々と進んだ。
その後、仕事が始まった。
書類を運んで廊下を歩いていると、すれ違ったOLが「失礼します」と言いながら、悠斗の鳩尾に素早いパンチを叩き込んだ。

「っ!」
息が詰まり、壁に手をついて耐える。
「新人はこれで鍛えられますから。気にしないでください」
彼女は優しい声で言い残し、青いスカートを翻して去っていった。
悠斗は「この会社、おかしい…」と思いながらも、前の職を失った身では文句を言える立場ではなかった。
昼休み。
「山田さん、屋上へ来てください。少しお話があります」
香月部長に呼ばれ、誰もいない屋上へ連れていかれた。
「ここで私のストレス発散をします。男性社員の大事な役割の一つです」
香月は悠斗の腹に容赦なくパンチを連打した。
ドスッ!ドスッ!ドスッ!
「ぐえっ…! やめて…ください…」
悠斗は屈み込み、胃液が喉まで込み上げてくるのを必死に抑えた。冷や汗が背中を伝う。
「前任者も最初は耐えられなくて、慢性胃痛を訴えていました。でも、慣れれば大丈夫。あなたはセクハラをした人ですから、このくらいで済むはずです」
香月は冷たく言い、最後に一発強く打ち込んでから去っていった。
悠斗は屋上の床に座り込み、荒い息を繰り返した。
午後の休憩時間。
「山田さん、給湯室に来てください。『痴漢撃退練習』があります」
3人のOLに声をかけられ、断れずに付いていく。
給湯室のドアを閉め、鍵をかけると、OLたちが悠斗を囲んだ。
「これは当社の男性社員向け特別研修です。痴漢を働いた人が再犯しないよう、体で覚えさせるんです」
一人が説明しながら、悠斗の鳩尾にパンチを打ち込んだ。
「うっ!」
「これが鳩尾へのパンチ。痴漢の息を詰まらせるのに効果的です」
次に、別のOLが悠斗の前に立ち、ズボンの上から股間を掴んだ。
「次は金的を強く握る練習です」
ぎゅぅっ、と容赦なく握りしめられる。指が睾丸を抉るような感覚。
「ひっ! 痛い、痛いです…!」
「我慢してください。これで痴漢行為を思いとどまらせます」
握った手がさらに力を込め、悠斗の体が小刻みに震えた。膝がガクガクと崩れ落ちそうになる。
「次は金的にパンチです」
3人目が、悠斗の股間に拳を叩き込んだ。
「ぐあっ!」
激痛が下半身を駆け巡り、悠斗は膝をついた。
「最後に、ネクタイを引っ張ります」
悠斗のネクタイを掴み、強く引く。首が絞まり、息が苦しい。

「きつっ…っ!」
「これで痴漢をやめさせる。よくできました」
OLたちは満足げに笑い、悠斗を解放した。
その笑みは、どこかサディスティックな光を帯びていた。
「明日もこの練習がありますから、覚えておいてくださいね」
悠斗は床に座り込み、息を整えるのがやっとだった。股間の痛みと胃の痛みが重なり、視界が少し揺れる。
定時5分前。
香月部長が悠斗の席に来て、「今日の反省会をします。こちらへ」と会議室に連れていった。
椅子に座らされると、香月は悠斗の隣に腰を下ろし、ズボンの上から股間を強く握った。

「今日のあなたの仕事ぶりを振り返ります。この状態で聞くのがルールです」
握る手にリズムよく力が加わり、悠斗は顔をしかめる。痛みで声が出せない。
「ここが弱いと、仕事もできませんからね。明日から気をつけてください」
痛みと屈辱で、悠斗はまともに返事もできなかった。
香月の指が、まるで確かめるようにゆっくりと締め付ける。
定時を過ぎ、帰り支度をしていると、出口近くでOLたちが待っていた。
「お疲れ様でした、山田さん」
一人ずつが近づき、悠斗の股間をズボン越しに強く握る。
「きつっ!」
「また明日、元気で来てくださいね。この調子で頑張って」
5人ほどのOLから、順番に金的を握られ、悠斗は涙目になりながら会社を後にした。
アパートに帰り着くと、すぐにズボンを脱ぎ、鏡の前に立った。
お腹には赤い拳の跡がいくつも残り、股間は腫れ上がって痛々しい。
しかし、悠斗の体は熱く、痛みの中に奇妙な興奮が混じっていることに気づいた。
「この会社…狂ってる。でも、なぜか…」
彼はベッドに倒れ込み、今日の出来事を思い返した。
美人ばかりのOLたち。冷たい笑み。容赦ない拳と握り。
そして、自分が前職でやったセクハラの報いなのかもしれないという、薄気味悪い納得。
明日も同じような日が待っている。
そして、前任者たちが1年以内に辞めていった本当の理由を、悠斗はまだ完全に理解していなかった。
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