引きこもりオンザプラネットPart2|旅日記7/28|ブラショフ
近頃の悩みのタネは洗濯である。毎晩シャワーを浴びるときに衣類を手洗いしているのだが、ポーランド以降、洗濯物が乾かなくなってきた。
中東欧のやさしい日差しには、一晩で服を乾かすという重役は任せられないのかもれない。というか、朝起きたらぱきっと美しく乾いていた南欧が異常だったのだ。
移動日に生乾きの服をパッキングするほど虚しいことはない。昨晩疲れ果てながら手洗いした苦労が、全部無に帰してしまうからだ。

生乾きのまま密封すると菌が繁殖するので、最近はバックパックの外側にくくりつけて少しでも風にあてるようにしている。
しかし今日はバヤマーレからブラショフまで約7時間のバス移動。トランクルームでもみくちゃにされる予感しかない。

道端のお店、パラチンタしかない。小腹を満たそうとお店を探しても、あるのはランゴーシュかパラチンタの2択。ランゴーシュは揚げパンの上にサワークリームとチーズをのせたもの、パラチンタは生地にチーズをいれて揚げたもの。実質ほぼ同じ食べ物だ。
看板にはホットドッグ、とかハンバーガー、とか書かれていたりするのだが、実際に行って聞いてみるとパラチンタしかないと言われる。さすがに飽きてきた。でもこれしかないからしょうがない。ああ、ラーメンが食べたい。
ブラショフ行きのバス、昼行便しかないのバグだよなあとぶつくさ言いながら乗車し、7時間耐えた。今日も何もできなかった。バスで引きこもり。
途中のトイレ休憩で外に出て戻ったら、あろうことかバスが出発していたというハプニングもあった。慌てて追いかけたら停まってくれた。どうなってんのほんと。ザルすぎるって。

ルーマニア第二の都市と聞いていたけど、のどか。この国に入ってから、共産主義時代の面影が濃くなったように感じている。というより、西欧文化が薄れた、という方が正しいのだろうか。



サルマーレと呼ばれるルーマニア風ロールキャベツをスーパーで見つけた。このロールキャベツ的なお料理、ポーランドにもハンガリーにもあった。
起源はおそらくトルコのドルマ。ブドウの葉の代わりにキャベツが使われ出したといわれている。そういえばギリシャではブドウの葉のままだったなあと思い出す。
地理的にどこまでがブドウの葉で、どこからがキャベツなんだろう。きっとブドウの葉の栽培に適した乾いた気候の地域と、それ以外の地域とで違いが生じたはず。ひょっとしたら、このドルマ前線と洗濯物の乾きやすさはシンクロしているかもしれない。
詰め物料理に使われているのがキャベツなのかブドウの葉なのか。次ゆくモルドバとブルガリアはどちらなのだろう。こういう繋がりを考えながら旅するのがおもしろい。
夜はオランダ人の男の子と少しおしゃべり。高校生で一人でルーマニア旅行来ているらしい。大物。16歳にしてここまで英語を話せることにも驚愕した。久しぶりに誰かと会話らしい会話ができて、ほっとする夜だった。
✈️交通費
ホテル→バスステーション 23lei
バヤマーレ→ブラショフ €20.98
🛌宿泊費
ブラショフ2泊 €63.44
🍽️飲食費
パラチンタ 8lei
スーパー 51.7lei
💰トイレ 2lei
