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ムーミン谷の仲間たち 【おすすめの本】

私はよく、「ムーミン谷に行きたいな。」

と思うことがあります。

誰もが自由に暮らしていて、好きなことをしている。

そりゃ、悲しい人は悲しいのかもしれないけど、
それでも多くの人が、心から楽しそうで、いいなあと思います。

ユートピアっていうのでしょうか。

そんなムーミンの世界を舞台にした、「ムーミン谷の仲間たち」を読んだので、感想を書いていきます。

ムーミン谷の仲間たちは、ムーミンシリーズの小説の中での唯一の短編集です。

短編は九つ。

春のしらべ
ぞっとする話
この世の終わりにおびえるフィリフヨンカ
世界でいちばんさいごの龍
しずかなのが好きなヘムレンさん
目に見えない子
ニョロニョロの秘密
スニフとセドリックのこと
もみの木

それぞれが独立した短編で、そう長くもないので、気軽に読めます。

ムーミンだから、やっぱり、ワクワクするような話が多いのかな、と思ったのですが、
そうでもなく、みんなそれぞれ悩みを抱えていて、難しい話もありました。

でも、難しくても、文章や挿絵から情景を想像して読むだけで、読み応えがありました。

「春のしらべ」では、ゆらゆらと燃える薪や、薄暗い森やテントなどの情景が頭に浮かびます。

文も、柔らかい印象を受けます。なので、とても落ち着いた気分になりました。

挿絵は、最初下書きのような印象を受けました。

線で絵を表現しているんです。

でも、そのおかげで躍動感があったり、自分の頭の中で、想像を組み立てられるのかなと思います。

登場人物がいきいきと描かれているところも魅力です。
どんなことを考えているのかな、とか、そんなことを考えながら読んでいます。

例えば、「この世の終わりにおびえるフィリフヨンカ」だと、
登場人物は、フィリフヨンカと友人のガフサのみ。

その分登場人物の気持ち、感情などがわかってきます。

さらに、短編集なのでちょっとした時間に読めます。

なので、ちょっとムーミン谷で一息入れたい時は
この本を読むことにしています。

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