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432hzと528hzについての間違った解釈

宇宙の周波数、というネーミングもある、432hzと528hz。
癒しの周波数とも言われている。
その音で癒されるかどうかは、自分の感じ方次第なので
そこをとやかく言うつもりはないのだけど
間違った解釈というか、おかしな情報が拡散されていることについては
作曲の仕事をしている身として、一言書いておきたい。

まず、間違えないで欲しいのは
「432Hzの曲」とか「528Hzの曲」とか
そういう言い方というか、そういうものは存在しない。

432Hzも、528Hzも、ひとつの音の周波数なので
たったひとつの音でしかない。

現在、世界的に標準化されているのは
A(ラ)の音を440Hzに調律し、そこから平均律で他の音を調律する
ということ。
平均律というのは個々の音の間が均一ということ。
つまりラから上のラまでの1オクターブを均一に割った音ということ。

それだと、432hzの音は鳴らない。
なので、どうするかというと、調律の440から8ヘルツ下げて
432にする。そうするとA(ラ)の音が432になる。

528Hzの場合はどうか。
528Hzの音を出すには、A=440から4ヘルツ上げて
444Hzで調律する。その時の上のC(ド)の音がちょうど528Hzにあたる。

なので、432Hzや444Hzに調律を変えたら、その音は出るのだ。

ところが、肝心なラの音、ドの音が出る曲でなければならないのに
そこをわかってない情報がいかに多いことか・・・。
Youtubeの「癒しの周波数432,528の曲」の類はほとんど間違えている。

この前も、とある現場で「これが528Hzの曲です」と
Youtubeを紹介されたので聴いてみたら
A-Majorの曲だった・・・

A-Majorは、ドの音はC#になるので、528Hzは一個も鳴っていない。

それで「癒されました」とかコメントが多数あって
なんか本当に残念な気持ちになった・・・・

ネットにはこの432と528について、まことしやかに情報が乱立していて、平均律すら「悪魔の旋律」「本来の人間は純正律だった」とか書かれている。ロシアの陰謀だとか、ヒトラーの陰謀だとか、そんな説まである。

平均律は、音の間隔が均等なので、どれだけ転調しても音の響は変わらない。純正律は、基準の音に合わせて、弦の長さ(つまり周波数)を2:3、2:5とかでその音だけのハーモニーが最高になるように調律をしているから
Cで純正律にしたら、ドミソの和音はとても美しいけれど
あとは歪んで聞こえる。

その歪みが美しい、それこそ本来の宇宙の音楽なのだという主張は
間違いだというつもりはなくて
その人とそれを信じる人の解釈しだいだと思うのだけど。

とにかく、大勢で演奏するためだったり、どんなコードであっても
そこそこ美しく聴こえるためだったりで編み出されたのが
平均律であり、標準440Hzなのであって

決して悪魔の陰謀ではないと思うんだけど。

440Hzを聴かせた水の粒子が乱れて、432Hzだと整うとか
そんなことある???と思うけど
あるならやっぱり身体にいいのかもしれない。
人間の体の7割は水だしね。

というわけで、432と528を否定しているわけではない。

でも

少し高めの方がクリアに聴こえるという理由で、442~444で調律する
オーケストラもあるから
それほど528Hzは珍しい音でもない。

432Hzのほうも、8ヘルツも下げると、低い方がゆったり聴こえるのは当然だから、432に「癒し」を感じる人は多いというのも
普通にうなづける。

宇多田ヒカルさんや、藤井風さんも、432Hzに調律した曲を出している。
そこにA(ラ)の音があれば、それは432Hzが鳴ってる曲ということになる。

要はそういうことだということを、知っておくだけで
変な情報に踊らされなくて済むので
ほんと、気をつけてほしい。
Youtubeは、まともなの見つけるの大変です。

で、

そう言いながら、私は、
432Hzに調律してAがずっと鳴るようにとか
444Hzに調律してC(528Hz)がずっと鳴るように
即興演奏をしたりしています。

今度、私のオンラインサロンのメンバーさんに
毎週その432か528の楽曲を送ることにしたので
本日は録音していました。

メンバーさんが、癒されるといいな。

世の中の間違った情報はなんとかして欲しいけど
音楽の、周波数の力は、
信じているのでした。

ちょっと昔になりますが、432に調律してピアノ即興で弾いたものが
私のYoutubeにありますので、聴いてみてくださいね。
A(ラ)の音が432です!!!

新曲は「まきりかオンラインサロン」でお届けしていきます。


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