役に立たない情報を見分けられる時代になった
情報化社会と言われて、だいぶ時が経ちました。
私が「次は情報化社会だ」という概念を目にしたのは、「モノリス」というゲームです。ちなみに時は1990年代、スーパーファミコン時代のものです。
インターネットが日常で使われるようになって、人が受け取る情報の量が飛躍的に高くなったとされています。
同時に情報の海の中で偽物をつかまされたり、情報の波に溺れすぎて混乱したりといった不具合も多々起こるようになりました。
…とはよく言われることですが、こと偽物をつかまされるというのは、テレビが主流だった時代から多発していたと思うのです。
私もそれこそインターネットが普通ではなかった頃から、たくさんの偽物の情報を真実だと信じてしまっていました。
悪くなった視力を回復させる方法がある。
あの世というものがあって、人の願いを叶えてくれる〝宇宙〟がある。
人には使命なるものがある。
加工食品であっても普通に売っているものは全て大丈夫。
これさえ食べていれば痩せることができる食べ物がある。
今はこれが流行りである。
これらは全て〝ウソ〟です。
遺伝が原因で悪くなった視力を回復させる方法はありません。
人の願いを叶えてくれる〝宇宙〟などというものは、存在しません。
使命なんて大層なものを追っていると、かえって人生がダメになりますし、加工食品には発がん性がある添加物や、摂取し続けると腎機能に障害をもたらす可能性があるものが含まれています。
人が健康的に痩せるには、食生活を整え、ある程度の運動を運動を継続することが一番の近道です。
流行りは、仕掛ける側が先に〝設定〟しています。
インターネットがなくても、テレビで「スーパーフード」として紹介されれば、次の日にスーパーからその食品だけが消えるという、怪奇現象が起こりました。
視力回復の本が出た後、かえって目がおかしくなり、眼科の門を叩く人が増えたそうです。
スピリチュアル系の本が爆発的に売れた後、その方面で仕事をする人が持て囃されましたが、それに比例するように、まともな仕事をする人の割合が減りました。
今ではインターネットや生成AIがあるおかげで、情報の信憑性を調べることができるようになったと感じています。
インターネットには体験談が載っています。
生成AIで「これってどういうこと?英語の資料も検索して根拠も一緒に教えて」と言えば、世界中のネット情報から必要な情報を抽出してくれます。
リアルなものや学術的な情報が楽に集められるようになったからこそ、扇動する人たちの罠を見抜くことができる可能性が高くなっているのです。
もっとも、その前提として、「疑うこと」「自分でもある程度の知識があること」が必要です。
広告宣伝も、相変わらず人の心理をたくみについてくるものが多く、騙される人は騙されてしまっています。
ただ、それでも、気づくことができる、知ることができる機会が増えたたけでいい時代になったのかな、と感じています。
