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都会に帰りたくなかった

初めてのセカンドハウス滞在を終え、先週から東京の自宅に帰っています。帰宅して良かったと思ったのは、気温が高くて暖かいということだけ。

別荘地の冷え込みが嘘のように東京は暖かく、やっぱり私は関東の人間だとは思いましたが、購入したばかりの別荘での滞在が想像以上に心地よく、ホームシックならぬ別荘シック?というか、彼の地に戻りたくなっています。

今月半ばには温泉宿に宿泊し、帰りに別荘へ立ち寄る予定なのですぐに行けるものの、冬場は連泊しないので次の滞在は3月かなと考えています。

寒冷地では水道管が凍るので、冬場は滞在しなくても水道管のチェックは怠らない方が良いのですが、前のオーナーさんは定期的には来られなかったので水道管を破裂させたことがあるんですよね。

実をいうと、売却する前の義実家の別荘でも私たちが失敗したことがあり、トイレの水たまりが凍結して破裂してしまったんです。

その経験に懲りて、自分の別荘を手に入れたからには水道管のチェックを怠らないように、冬場も毎月一度は訪れようと夫と話しています。

高原の森の中は雪の季節も美しいと思うので、冬の別荘地を見てみたいという思いもあって。


私たち夫婦は結婚と同時に起業して、当時はビギナーズラックでかなりの収入があり、顧問税理士の勧めで六本木ヒルズにオフィス兼用のセカンドハウスがあったんです。

それがコロナの時代になって見る影もなく稼げなくなり、這う這うの体で六本木から撤退、渋谷の小さなビルにオフィスを移転して自宅で仕事をするようになりました。

都会育ちのまりあんは六本木時代は夜更けまでクラブで遊んだこともあり、港区サイコ~、田舎でなんか暮らせないわ~なんて当時は思っていました。

頭の先から足の先までお洒落してホテルのラウンジでグラスを傾け、30階以上の高層階から夜景を眺めるのが自分らしい生き方だと思い込んでいた。

それがどうでしょう。。。コロナ渦を経て、相続問題や親族の起こすトラブルに悩まされるようになってから、すっかり人間嫌いになってしまって。

いまや森の中を歩くと身も心も生き返るようになり、人口密度の高い都会に嫌気がさした。。。子なしで身軽な夫婦ですし、夫が提案しているように別荘地に移住しようかと半ば本気で考え始めています。


そういえばと中学時代を思い出した。。。実家は比較的緑の豊かな地域にあるのですが、登校する途中に原生林のままの小さな森があり、そこを通るたびに、こんな森の中で暮らせたらな~なんてボンヤリ考えていました。

母の実家が田舎で (といっても関東ですが) 畑や田んぼのある風景に馴染みがあるせいか、自然の豊かな場所で暮らしたいという欲求が眠っていたのかもしれません。

自分が地方で暮らせる人間だとは考えたこともなかったのですが、別荘地というのは田舎でありながら人間関係が希薄でプライバシーが確保されるので、思いのほか私たち夫婦に合っていると気付いてしまいました。

我が家のような二拠点生活が当たり前の家庭は地元の自治会に入ってもメリットが無いばかりか、逆にプライベートな生活を詮索されるから疲れるんですよね。

コロナ前はセカンドハウスのある六本木に滞在するたびに、留守宅に回覧板やゴミ当番が回ってこないかヤキモキして、お隣に留守にすることを告げるのが苦痛でした。

別荘地は管理費を支払うだけにゴミはいつでも事務所で捨てられるし、住居が密集してない分人間関係のストレスもなく、プライバシーが守られるのが気に入っています。


定年退職した老夫婦が都会の自宅を売却して山村の古民家に移住する話がよくありますが、これが失敗することが多くて都会に舞い戻る結果になるのは、村社会に馴染めないからなんですよ。

地方は地方でも別荘地と村では事情がまったく異なり、山村で暮らすようになると村社会のオキテに従わなければならなくなります。

田舎の空き家ならゼロ円物件などもありますし、管理費も掛からないから経済的には格安でスタートできるものの、村の濃密な人間関係や決まり事に絡めとられ、身動きできなくなるそうです。

子どものいない私たち夫婦が何より嫌うのが煩わしい人間関係と土地特有の事情に縛られることで、別荘地であれば自治会がないので制約から解放され、好きなように暮らせるようになります。

実際、営業担当者から聞いた話でも、都市部に住んでいた人が近隣トラブルに煩わされた挙句、人間関係に悩まずにすむ別荘地に移住したというケースがちらほらあるとか。

人間関係に煩わされない分、何かあった時は自己責任で解決するしかないですが、別荘地にはスタッフが常駐しているので電話一本で大抵のことは賄えると思うのです。。。そのために支払うのが管理費ですから。


少し話が逸れましたが。。。自分で気に入って購入した別荘で2週間、野生の動物が普通にいる森の中で伸び伸びと過ごしたら、都会の暮らしが空しくなってしまって。

便利は便利なんですよ。。。自宅は駅から徒歩で10分ちょっとでスーパーは徒歩3分、医療が充実してるうえに官庁街なので公共機関が徒歩圏内にあり、だから地価が高くて人気のある街に住んでいるのですが。

高級住宅街といっても別荘地のように土地が広いわけではないから両隣の家が近いですし、都会って住宅が密集してるよな~とつくづく思います。

もともとノマドワーカー的な業種で起業しており、インターネットさえあれば仕事はどこでも出来るので、都会にこだわる必要もないんですよね。

今の自宅は義父の名義で親が建てた家なので売却はできないですが、この先相続したら別荘に移住を考えてもいいかなと。

やっぱりね。。。親にあてがわれた家に不満を抱きながら住み続けるより、自分で選んで購入した家に住むのが幸せだと実感しています。

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