猫のために外からエアコンをつける。なのに猫はいない。
猫のために外からエアコンをつける。
夏は、年々暑くなっている。
平日、わが家では基本的に猫たちだけで留守番をしている。
子どもが家にいたり、夫がたまにリモートワークだったりする日もあるが、基本は2匹だけだ。
夏はさぞかし暑いだろう。
そこで私は、仕事中、外からエアコンをつける。
Tapoというアプリを使っている。
スマホから家電を操作できるスマートホームのアプリで、わが家ではエアコンやテレビ、ライトなどを登録している。
外出先からでも、電源を入れたり切ったりできる。

便利なのは、それだけではない。
ペットカメラもつながっているので、留守番中の猫たちの様子を見ることができる。
キャンディは、だいたいいつもキッチンの椅子の上にいる。
朝ここにいて、昼に見てもここ。
夕方まで、ほぼここにいる。
どうやら彼女の夏場の定位置らしい。

別の日に見ても、やっぱりここ。


少し動いた!
一方、碧君はカメラにはほとんど映らない。
たぶん和室の収納の下にいる。
そこはカメラの死角なのだ。
姿は見えないけれど、
「たぶん、いつものところにいるんだろう」
と思っている。

しかし、便利な世の中になったものだ。
外からエアコンやテレビをつけられる。
荷物が届いたことも、来客があったことも分かる。
そして、猫たちが今どこで何をしているのかまで確認できる。
せっかくエアコンをつけたのに、その部屋に猫たちがいなければ、ちょっとがっかりする。
でも、それは仕方ない。
人間が「ここが涼しいだろう」と思う場所と、猫がいたい場所は、どうやら別らしい。
職場にも猫を飼っている人が多く、いつの間にか、なんとなく猫仲間ができている。
写真を見せ合ったり、ペットカメラを見せ合ったりする。
「昨日、くしゃみしてたんだよね」
「うちはちょっと軟便だった」
そんな小さな心配事まで共有している。
猫を飼っていない人から見れば、どれも似たような話なのかもしれない。
でも、飼い主にとっては一大事だ。
そして、みんなたぶん同じことを思っている。
うちの子が一番可愛い。
もちろん、私もそう思っている。
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