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3行日記 これが大人の休日の過ごし方

妻が友人から甲子園の阪神巨人戦のチケットを譲ってもらい、長男と二人で見に行くことになった。

つまり、今夜は私と次男の二人だけというわけだ。

開放的な気分になり、朝から充実した時間を過ごした。

今日は皆様に、これが大人の休日の過ごし方というものをご紹介したい。

家族がそれぞれ家を出て、ひとりになってから遅めの朝ごはんを食べた。

そのあと、ポテチを貪りながらソファに寝そべり、スマホで稲川淳二さんの怪談を延々と聴いた。

怪談に満足すると、今度はふいに『続・猿の惑星』のラストシーンだけ見たくなり、テレビをつけた。

息絶える寸前、コバルト爆弾のスイッチを押すチャールトン・ヘストン。

ネガとポジが反転するように白く染まる画面。

そして映画は、史上最高のナレーションによって締めくくられる。

「宇宙に存在する無数の銀河の一つに中規模の恒星がある。その周りを公転するちっぽけな緑の惑星が、こうして死滅した」

たった5分しか見ていないのに、ラストシーンの余韻にどっぷり浸ってしまった。

そこで、その勢いのまま続編の『新・猿の惑星』の再生ボタンを押した。

前作のラスト、地球消滅の衝撃によって時間が現代へと巻き戻ってしまうという、「そんなんあり?」と突っ込みたくなるアクロバティックな展開で始まる物語である。

冒頭、海に浮かぶ宇宙船が軍によって発見される。

岸へ引き上げると、中から宇宙服にヘルメットをかぶった三人が現れた。

その三人がヘルメットを脱ぐと、なんとそれは進化した猿―おなじみのコーネリアスとジーラたちだったのだ。

第一作も二作目も見事なラストシーンだったが、三作目はそれに負けないくらい素晴らしいオープニングである。

つくづく映画というのは、こういうスリリングな驚きに満ちた瞬間が必要なのだと思う。

こうして、私の素晴らしい午前は終わった。

午後からようやく外出し、スタバで読書をした。
二時間ほど居座ってから店を出て、スーパーで買い物を済ませて帰宅した。

今日の晩ご飯は二人分でいいのでパスタでも作ろうかと思ったが、明日も楽をしたいのでカレーにすることにした。

昨年あたりから、じゃがいもを入れなくなった。
皮をむく手間も、時間差で鍋に入れる手間もなくなり、カレー作りがずいぶん楽になった。

カレーを煮込んでいる間に洗濯物を取り込み、畳んでいると、突然、外から轟音が聞こえてきた。

窓を開けると、凄まじい大雨である。

こんな雨で甲子園の試合はできるのだろうか。

窓を閉めて洗濯物を畳んでいると、妻から電話がかかってきた。

やはり中止になったのだろうか。

「もしもし、どうしたん?」

「あのさぁ、小幡のユニフォーム、買ってもいいかな」

どうやら、すでに甲子園球場に着いていて、グッズ売り場にいるらしい。

「好きにしいや」

「あ、そう。言うと思った」

妻はそう言って電話を切った。

雨音が少し小さくなっている。

しばらくして、ずぶ濡れの次男が帰ってきた。

二人でカレーを食べたあと、次男は自分の部屋へ戻り、一か月後に迫った英検三級の勉強を始めた。

私は後片付けを済ませ、しばらく阪神戦を見ていたが、久しぶりにポール・バーホーベン監督の『スターシップ・トゥルーパーズ』が見たくなり、画面を甲子園から切り替えた。

「バーホーベンの映画にハズレはないなぁ」

彼らしい毒気とゴア描写に酔いしれ、充実した夜を過ごした。

そして、noteを開き、こうして一日のことを書いていると、玄関の開く音がして、小幡のユニフォームを着た妻と、植田海のユニフォームを着た長男が帰ってきた。

「暑かったわぁー。ヒーローインタビューは近本と村上と、あと…そや!大山やったで。それにしても、ビールの売り子さん、カワイイ女の子ばっかりやったで。カワイイ子の方が売れんのかな、ホンマにもう!ビールて800円?高いな」

静かで自由だった休日は、テンション高めの妻の帰宅とともに終わりを告げ、いつもの日常に戻った。

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