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猫に見送られ(散歩日記)

これは6月16日の散歩日記です


最近睡眠不足が続き
朝なかなか起きられず
今日は夕方の散歩です。

6月16日は祖母の祥月命日でした。

寒天を溶かしたものに、市販のアンコを流し込み、冷蔵庫で冷やす。
記憶は曖昧だがそんな感じだったと思います。
祖母がこの季節によく作っていたデザートです。
わたしは市販の水ようかんを持って寺へ向かいます。

夕食を済ませ、6時半から出かけたのですが、
まだまだ日は高く、期待していた夕焼けに会えるでしょうか?
心配になってきました。

菩提寺まではおよそ1km
10分で着きます
今日は祖母のことを少しお話ししましょう。

祖母は明治25年生まれ!
曾祖母が三歳の時に亡くなりました。
曾祖父は数年後、後妻を迎えましたが
わずか一年も経たないうちに
実家に帰ってしまったということです。

だから、祖母は産めよ増やせよの時代に、一人娘でした。
養子を迎え家を守ってきた芯の強い人でした。

これは隣の方から子供のころに聞いた話ですが、
祖母の気性が激しくて、
意地悪をして後妻さんを追い返したと、近所で噂されていたそうです。
確かに生きている時から、きびしい人でしたが、
人に意地悪をするようなタイプではなかったので、
他人の言うことは、全く当てになりません。

靴の揃え方
箸の持ち方
ふすまの開け閉め
畳の歩き方
美しいあいさつの角度
すべて祖母に仕込まれました。

母は8人家族の食事や洗濯で手いっぱいで、
子供のしつけまで手が回らなかったようです。
祖母と叔母二人がいるのだから、
子守は任せておけば良いと思っていたのかもしれません。

古くからの言い伝えも、祖母からたくさん教わりました。
嫁に行く子と、家を守る子とでは教えることが違うそうです。

祖母も祖父を養子に迎えた跡取り娘だったので
私たち姉妹のどちらかが家を守る人になるのだと考えていたのでしょう。
古い考えの曾祖父から教育を受けたのですから、仕方ありません。2025年度の朝ドラ「バケバケ」を観ていて、あの時代の考え方を実感できました。武士が誇りを守るように、農民は代々の土地を守るのです。

「ヘビは一年間の米を、ネズミから守ってくれるから、米蔵の中にいても絶対手を出してはいけないよ」

「金柑や金木犀は財産を守ってくれる木だから、絶対枯らしてはだめだよ」

「ヤモリは蛾や蚊などを食べて、人を守ってくれているんだから、怖がらずにおまえたちも見守るんだよ」

「家の横にある土地神様の祠には、榊と米と塩を絶やさないように」

「朝ご飯が炊けたら、まずお仏壇のご飯を一番にとるように」

数え上げたらきりがありません。

菩提寺につきました。
銀杏が寺のシンボルの木です。
こちらのお地蔵さんは
まだ毛糸の帽子でした
暑いので麦わら帽子に
かえてあげたいくらいです

菩提寺のお坊さんは
法事の時によくこう言われます。
「人間は二度死ぬものです。一度目は肉体の死で、もう一度は、その人の記憶を持っている人が一人もいなくなった時です。だからせめて法要の時は、ご本人のことを思い出して、いっぱいお話しください」と。

祖母の産んだ子供たちも、皆鬼籍に入りました。

祥月命日くらい、私が思い出さなければ、祖母の記憶が消えてしまいます。
従弟たちも遠くにいる、命日を覚えている人もおそらくいないでしょう。
人はどうして、田舎から都会へ、都会へと流れてゆくのでしょう。
誰も見る人のいないお墓も増えてきました。
そんなことを思いながら帰路につきました。

33回忌はずっと前にすぎ、
はたして50回忌まで生きていられるだろうか?
そうだ!わたしは待っている猫のために、
あと17年は、何としてでも生きなければ!
あと10年先の50回忌には生きているはず。
おばあちゃん、まだ私があなたのことを覚えています
家も、庭も、お墓も言われた通りにしています。




帰り道、用水路にアメンボがいました。
去年、わたしがミズスマシと間違えて
近所のおじさんに笑われたことを思い出しました。
どうしても水路が気になってしまいます
その昔、水田を耕す農民だったからでしょうか?

夕焼けを待ちながら
ゆっくりゆっくり歩いていると
素敵な生垣を見つけました。
何種類ものアイビーが重なりあう生垣
そのうち白いフェンスも見えなくなりそうです。

7時を過ぎても明るい空
こんな時間に人っ子一人いない田舎町
都会の人には驚きでしょう
住宅街なのに人が一人もいない!
午後7時過ぎです

綺麗な夕焼けには
梅雨が明けたらまた会えるでしょう。


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こんなイメージの夕焼けを待っていたのです。
猫の種類も選べて驚きました
67歳でもやればできるのかもしれません
りんこちゃんありがとうございます✨


うちの猫は変顔で迎えてくれました。


やっぱりあなた
カメラ意識してるでしょ?
でも腕がまだまだですからスターにはなれませんよ。
もうしばらく待っていてね。
お母さんは不器用だから、時間がかかるのです。
でもね、根がとっても真面目だからだいじょうぶだよ。

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