幸せは、予定表に書けない。
「明日はこれをして、
その次はこれをして――」
予定表には、
これからやることが並んでいる。
仕事。
買い物。
家事。
誰かとの約束。
空いているところには、
「休み」と書くこともある。
予定を立てておくと安心する気がする。
何時に起きて、
何をして、
何時に終わるのか。
決まっていると、
ちゃんと一日を過ごせた気がする。
でもね。
「幸せな一日」という予定だけは、
どこにも書けない。
朝、カーテンを開けたら
空がきれいだった。
いつもより風が涼しかった。
淹れたお茶がおいしかった。
何気ないメッセージに、
思わず笑った。
どれも予定にはなかった。
でも、一日の終わりに思い返すと、
そんな小さな出来事が
心に残っていたりする。
もしかしたら幸せって、
予定通りに進んだ一日のことじゃなくて、
予定と予定のあいだに、
ふっと現れるものなのかもしれない。
だから、予定表が真っ白な日も
「何もない日」じゃない。
そこにはまだ、
書かれていない幸せが待っている。
人生は、予定表どおりには進まない。
今まさに……
私が実体験しているところです。
だからこそ、
少しだけ余白を残しておきたい。
その余白に何が起こるかは、
今日になってみないと分からないから。
幸せは、予定表に書けない。
だから今日も、
少しだけ楽しみなのだ。
