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​小一の宿題、人間AIによるゴーストライティング

夏休み。

「絵日記は最終日にやるっ♡」と危険極まりない発言をしていた娘。

一昨日と昨日が楽し過ぎたのか、もっというと夏休み全般が楽しすぎたのか。完全に「これが本当のドーパミン中毒」という状態になっていて朝から「夏休みぃーーーーーー」と号泣していた。TUBEもびっくり。

はたから見たら面白い。

本当の夏休み最終日は明日だけど、下書き用の絵日記コピー用紙を取り出す。これ以上の引き伸ばしは危険だ。

しかし情緒が崩壊している小一。
書けるわけがない。

いままでもことあるごとに絵日記の練習はしてきた。しかし練習の成果は乱れた情緒を前に儚くも散った。

限界マザーである私がご乱心娘から発せられる言葉と、昨日の状況をあわせて考えた文言を練習用コピー用紙に書く。

内容を確認させる。オーナーの意向は大切だ。オーナーは深く頷いて、本番用用紙に鉛筆を走らせる。

ちょっとまて!字がでかい!そのサイズで進めたら「書ききれなかったぁびええええええん」が始まってしまう。

オーナーのために私が書いた下書きを真横に持ってくる。一行一行が真横に来るように行ごとに折れ線までいれる。

オーナーの絵日記は、無事完成した。

親のを描き写しましたが過ぎる

同じテンションで、本の紹介文という宿題もやらせた。

まず本を読ませる。

小一に要約は無理だ。細かいところまで全て説明しようとしだす。
「どんなおはなしだった?」だめです。完全にだめな聞き方です。

「どこが心に残ってる?」「誰が何するとこがおもしろかった?」
聞く。ひたすら聞く。それをメモする。

娘に与えられた断片的プロンプトをもとに、私が文章を書き起す。私は人間AIだ。

娘「そうじゃない、そうじゃなくて、こういうことが言いたい」

容赦ない‪‪編集長の修正依頼が飛ぶ。
それならばと書き直す。

編集長のOKが出て、ようやく清書に入る。

イラストは編集長が自力でなんとかした

私は、疲れた。

一昨日の夜の手持ち花火大会を皮切りに、昨日は朝から晩までキッズ屋内遊戯施設(史上最大級の混雑)(Lv99)に滞在、からの人間AIとしての夏休み宿題突貫工事だったのだ。そんなわけで私はいまだパジャマでベッドと同化している。

耳栓は、100万人の子供達を前に「自分達には無理っす!」と音を上げた。お前たち…

私はプレス機がガッチャンガッチャン一生騒いでいる仕事場にいたことがある。

私の業務はたまにそのガッチャンガッチャン部屋に行くことはあれど、基本的にはサイレントルームでパソコンをカチャカチャするのがメインだった。

ガッチャンガッチャン部屋では、全員が耳栓をしていた。しかも日本人はほぼいない。

私は声が小さい。

耳栓をする日本語が通じない外人と、声が小さい日本人の私。

何か伝えなきゃいけないときはだいたいハンドサインで伝えていた。聴覚が1ミリも機能しないのだ。

YESかNOか。

もっと複雑な話のときも、ジェスチャーでなんとかなっていた。

そんな話がしたいんじゃなくて、あいつらの耳にはいつも何かが詰められていた。

あれ、ちゃんと効果あった?
みんなの耳、元気??大丈夫???

あの人達はいつも底抜けに明るかった。休憩に入る時はこれからサマーバケーションなんか?というテンションで会社の端から端まで響き渡るようなタガログ語で何かを楽しそうに話していた。

当時は南国生まれの人達は死ぬほど陽キャなんだなと思っていたけど、耳、聴こえづらくなってたんじゃないだろうか。

ちなみにやつらが知っている日本語は「ヤセタネ」。女の子にはこれを言えば喜ぶと思っているらしい。


数日前、友人にAirPodsのノイズキャンセリングを体験させてもらった。

感動した。世界が変わった。

もう暫くLv99の騒音監獄にぶち込まれる予定はないけど、これからAirPodsよりは廉価なノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンが届く。

私は寝る…

泣いても笑っても明日で夏休みはおしまいです。

涼しいからか栄華を誇るロベたん

おしまい

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稚魚 お花ほしい、ルノアール行きたい、ルノアールで生クリームも注文したい、花瓶もほしい、たばこも買わないと