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【今日のここち】 立秋の風と焼肉

立秋を迎えた途端に、風が秋の気配に変わっていく。
今朝は特に季節がほんの少し移りつつあるのを肌で感じた。

お盆の入りには少し早いけれど、家族が揃ったのでお墓の掃除と墓参りに行くことにした。
市営の共同墓地は、整然とお墓が並んでいる。

お墓参りに来られていないところはお供えの花がなく淋し気だ。
だからお盆やお彼岸の時期は、みんな競うように早めにお墓参りをする。
お盆の後半に行くと、我が家だけ花が枯れていてご先祖様に恥ずかしい思いをさせることとなる。
遠くてなかなかお墓参りに来られないところは、造花を1年中差しているのを見かける。
花は鮮やかな色なのにどこか悲しそうだ。


墓参りの後、昼から焼肉を食べに行った。
ランチメニューは止めて、好きな肉を頼んで食べようとなった。
昼から豪勢だ。
肉を噛み切れない義母もハサミで細かく切って数切れ食べた。
90歳で総入れ歯でも焼肉を食べたいと思い、ゆっくりでも味わう姿がなんとも羨ましいほどだ。
そして冷麺も麺がゴムのようで食べにくいからと、ハサミで短く切り完食した。あっぱれ!
100歳まで生きられると思う。
要介護も受けておらず、本当に元気でいてくれて助かっている。
この年代のまだお元気な高齢者は、「100歳まで長生きするぞ!」という気合に満ちている。
看護師の友人が「70代よりも80代90代の方は本当にお元気よ。」と言っているのはまんざらでもない。

私のような60代で、100歳まで生きたいと思う人がどれだけいるだろう。

戦時中を生き抜いた人たちは、『生きていられる』ことそのものがとてもありがたいのだと思う。
兄弟を戦争で失ったりしているので、誰かの分までという思いが強いと感じる。

お墓参りの後で、命のたくましさを感じた焼肉だった。

食べながら「お墓参りの後に焼肉ってどうなの?」ってかすかに頭をかすめた。
けれど、美味しく楽しく笑顔で頂くことが一番の供養。
心の中で、ご先祖様に「ありがとう」と伝えながら、家路に向かった。


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