合気道で学んだ事を物語りにしてみたお話001
森の美容師さんと、まほうの風
昔々、ある森のなかに、毛並みを整えるのがとっても上手な、大城猫という美容師がいました。
大城猫は、ずいぶん長い間、大きなお店をひとりで切り盛りして頑張っていました。でも、あるとき大城猫は気づいたのです。
「もっと家族といっしょにいる時間を大切にしたい。みんながホッとする場所で、自分らしく働きたいな」
そこで大城猫は、ちょっと勇気を出して、新しい森の「おしごとひろば」へ歩き出しました。それは、みんなでお互いを助け合う、とても優しい場所でした。
1. 合気道のまほう「そのまま受け取る」
大城猫は、合気道の先生から教わった「大切なこと」を思い出しました。
「争わずに、相手の力をそのまま受け取って、いい流れに変えるんだよ」
新しい場所で出会った仲間たちは、みんな個性的でした。最初はとまどうこともあったけれど、大城猫はみんなの気持ちを「そのまま受け取って」、自分も心地よい形に合わせました。すると不思議なことに、周りの仲間もみんな、大城猫といっしょにいると笑顔になるのです。
「ああ、これは戦うことじゃなくて、調和することなんだな」
2. 「どうせ、幸せになる」という未来
大城猫は、夜6時になると必ず「まほうの帰宅」をします。森の出口で仕事が終わると、きれいさっぱり気持ちを切り替えて、家族が待つ家へ帰るのです。
家族と食べる晩御飯は、世界で一番おいしい。木曜日には合気道で心を整え、土曜日には大好きな美容師さんとして誰かをきれいにして、日曜日は家族みんなでひなたぼっこ。
「パパ、なんでそんなにいつも楽しそうなの?」と子供たちが聞くと、大城猫はにっこり笑って言いました。
「それはね、**『どうせ、幸せになる』**って決めているからだよ」
3. 自分を大切にするということ
大城猫は、鏡を見て自分に言います。
「今日までよく動いたね。挑戦してくれてありがとう」
大城猫は知っています。自分を大切にして、自分の心に感謝する人は、周りの人からも大切にされるということを。そして、家族を守りながら、自分も家族に守られているという「愛の循環」の中にいることを。
これからも大城猫は、誰かを喜ばせる仕事をつづけながら、家族という最高のチームといっしょに、穏やかで幸せな未来へ歩んでいくのでした。
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