見出し画像

超越

背徳感に塗れた激情の棲家、陰湿な真理を擡げるだけの、堕落した普遍性が摂取する管理下に置かれた正解を駆除し、理性すらも制される間には、正しさなんてものは、歪みを生むだけであるし、誰かが、語る正しさなどが支配する世界の中では、正解なんてものは、役にも立たず、ただ、立場を守るために嘯く連中の気配に飲まれてしまい、寂寞を絡めとる機械的な奴らが生み出すアナグラムや、ロジカルなものが開封する四季や、高尚な時折に歪むリズミカルな焦燥感、あらがうほどに食い込む憎しみの残り滓、加算される動機を解放して、正しさを踏み台にして、ただ、示唆されるものに加担するほどに、自らのセンスは崩壊してしまい、夏の面影に鎮座する挫折感や屈辱や、汚辱に塗れた彼方に現れた入道雲の遠さや、この世は、ホログラムでしかない、と仮想現実の中で蠢く他者を介した自我との乖離や、理解を得ようとすればするほどに、懸隔が生まれる恋人たち、単調な明日を呪うサイコパスたち、水溶性の欠如から、屍山血河の果てに産まれた私たちの証拠を攪拌するノイローゼの犬、アルカロイドに塗れた野菜を捕食して、セオリーの海辺で、炭酸を飲み干す彼女の黒雲により、降り続くスコールや、コンソールと無限大と赤痢と責任を集約したような、思案や化合物の膿、認識と惜別した事により、生まれた悲しみの波形、形容されるものから放たれ、概念を粉々に砕く拳や、痩せた感情に与える栄養も、法則的なものに拘束されては、はしたない自己を崇める事でしか、自らを保てないような自己などは、逡巡を繰り返しては、利己的に隠滅して行くだけの現在で硬化し、身動きひとつ取られないで、何かに囚われている事が、自由などと謳い、良い気になっている奴らがばら撒くウイルスのような情報を燃やし、暖を取る砂漠での夜。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集