壮観
改善されない日々を見つめる君の不安そうな目、倦怠感を攪拌させるための機能を植え付けられた、機械たる手を見つめながら、長らくの疎外感に耐えていたアンドロイドたちとの軋轢や、曖昧な資産を崇める君たちの心情を捕食するオオカミたちや、カタストロフを待ち侘びる気配や、十全としたものを模倣し続けるプロセスを泳ぐ熱帯魚たち、暗澹とした気分で、大義名分を振り回し、利己的な支配を勧める独裁者たち、退廃的な澱みに住まうナマズたち、泰然的に物事を捉え、優雅に空を浮かぶような者になりたく、私は、全てを放棄してまで、この、孤独な記号を愛玩にして、浸透する論理を破壊し、混沌とした世界の中で、確かな愛とは、足枷に変わるのか、はたまた、愛を加速させ、もう、何事にも揺らがずに、この場で敗残しても尚、諦めずに立ち向かう姿や、回線を混濁させるための、善悪や権力なんかに、誓いなんて立てず、違いすらほとんどないのに、君たちは、依然として線を引きたがるし、悲観的な君たちの観点に重複する言葉や、ことごとくに鎮座する君の意味や、君の罪や、つたない倫理観が支配する街に対する疑念や、理念すらもなく、ただひたすらに、彷徨う値が、疎かにする問題を打ち砕いては、煎じて飲まされる矯正施設の中では、正しさなんて存在せず、あるのは、確かな教育と、あらがうほどに、現れる罪のような物質に支配され、さらなる苦しみを利用し、現れる痛みに耐えるほどに、麻痺して行く脳内で、換算されるほどに、加速して行く快楽の道具になり、宦官として生きる屍のように生かされ、引き延ばされた命は、事切れる事なく、永遠の苦しみを、惰性で敷衍させては、自らとの不破を改ざんし、新たな正解を植え付けられ、健気なほどに、簡単に毒され、次々にケダモノを生み出しては、世界からは、除け者にされ、植え付けられた答えにより、その場で硬直し、もう、未来は見えなくなるまで、洗脳的に与えられた知識により、もう、反する事すら出来ずに、その場で、立ち尽くす事しか出来なくなるのだ。
