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nekomachi_smith
【詩】文字の小石|つぶやき│風みくじ
(一)
昨日まで透明だったぼくが
朝のさえずりを聞く
白くなった世界が瞼に落ちる
夜の影を背負った体は
朝霧の中で日を浴びる
まだ寝静まる街に一人
日が差せば霧は消え
色付き始める世界
その中にぼくがいるのなら
何色を賜わうのだろう
色をつかめぬまま口ずさむ歌
声は空気を震わせて流れてゆく
(二)
何もつかめぬまま小石を並べる
それは形をつくる
小石をさらに積み上げる
風が吹けばこぼれて
雨が降れば散らされ
地が揺らげばまた崩れ
それでも形を見たくて
口ずさみながら積み上げる
灰色の目立たない小石たちは
日に照らされても灰色だろうか
色づいた指先だけが
小石をつまむように文字を並べる
◇noteを始めるきっかけの物語
ひんやりサクッと始まるファンタジー
◇気まぐれに詠む短歌
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