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海外ニュース_05/08/2026

 アメリカ側の発表とイラン側の発表が食い違って見えるため、視聴者の間で混乱が起きている。イランの権力構造と双方の主張を見れば、報道は矛盾していない。実際に起きている通りに伝えていると分かる。解説しよう。

NBC Nightly News with Tom Llamas Full Episode - Aug. 3

 トランプは先週末の大規模攻撃は見送り、ラスト・チャンスだと言い、イランに圧力をかけながら、交渉を迫った。そして実際、交渉中だと述べた。だがイラン外務省は、アメリカといかなる交渉もしていないと伝えている。

NBC Nightly News with Tom Llamas Full Episode - Aug. 3

 イラン外務省は、現在アメリカと交渉していないし、その予定もないとしている。ではアメリカは嘘を吐いているのか?大規模攻撃を中止する言い訳として?そんな迂遠な事はしない。アメリカはあくまで実利を求めている。

イランの権力構造を今回の交渉に合わせて図解

 アメリカは誰と交渉しているのか?それはイラン・イスラム共和国の権力構造を見れば分かる。トランプ政権はイラン革命防衛隊と交渉している。イラン政府ではない。そして最高指導者は現状、革命防衛隊の制御下にある。

トランプは革命防衛隊と交渉している、イラン政府ではない。

 イラン外務省は、本当にアメリカと交渉していない。彼らは嘘を吐いていないが、アメリカにも、革命防衛隊にも、相手にされていない。蚊帳の外だ。だからあの訴えは本当で、実はイラン政府は困っている。
 
 トランプ政権と革命防衛隊が、イラン政府の頭を飛び越して交渉しているので、イラン政府はイニシアティブが取れない。そしてトランプ政権と革命防衛隊で、何らかの合意が生じれば、イラン政府が調印する。
 
 イラン政府は、何ら交渉できないまま、革命防衛隊からアメリカとの合意に調印せよと言われ、アメリカからは「イラン」との合意だと迫られる。だが革命防衛隊は、いざとなれば、アレは政府がやった事と逃げられる。

 イラン政府は、アメリカと交渉しないまま、合意の責任だけ負わされるので、たまったものではない。だが革命防衛隊は、この権力の二重構造を使って、アメリカとの交渉を巧みに逃れようとする。有利だからだ。
 
 ただアメリカも、新たな合意をまた破ったら、ただではおかないぞと言っているので、「イラン」全体を脅している。そして革命防衛隊は、アメリカに屈したと見られたくないから、この構造の方が乗り易いと見ている。

 ま、イラン政府は、泣き面に蜂だろう。敵と味方の双方から、利用され、ババを引いている。ただこの方が纏まり易いのは事実だから、こうなっている。だからマスコミの報道で見えている部分は、裏では矛盾していない。

Ormuz : l'Iran dicte ses conditions à Trump |LCI

 イラン政府が今、交渉しているのは、オマーンとホルムズ海峡の通行ルールとサービス料の件で、話し合っている。これはアメリカと革命防衛隊との交渉とは別口だ。直接関係はない。

 この記事は以下のYouTubeチャンネルを見て作成した。
 視聴時間は90分程度だ。
 
 LCI
 TV5MONDE
 NBC Nightly News Full Episode
 ABC World News Tonight with David Muir
 ミリタリーチャンネル「ミリレポ」

 猫の時間だ。

エジプシャンマウ(シルバー)が、キッチンのテーブルの上に寝転び、こちらを見ている。

 以上

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